温泉に海水浴、海外旅行。旅行の計画を立てるときはわくわくしますね!
その前に1つだけ片づけておきたいのが、機内に持ち込めるものの確認です。
「何度も飛行機を使っているけど毎回不安になる…」
「そもそも液体物ってどんなものがあるの?」
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まとめて調べる
日焼け止め(クリーム・乳液)を含む111品目の持ち込み可否を一覧にしました
国土交通省の一覧と航空会社17社の公式ページから、機内持ち込みと預け入れの可否・上限・注意点をまとめています。国内線と国際線の切り替えもできます。
日焼け止めクリームは国内線なら500mlまで。100mlは国際線だけの決まり
結論から書きます。日焼け止めクリームは機内へ持ち込めます。上限は国内線と国際線で別です。国内線は1つの容器が500ml(0.5kg)まで。国際線で機内へ持ち込むぶんだけ100mlの制限が加わります。
| 国内線 | 国際線 | |
|---|---|---|
| 機内へ持ち込む | 1つの容器が500mlまたは0.5kg以下 | 1つの容器が100ml以下 |
| 預ける | 1つの容器が500mlまたは0.5kg以下 | 1つの容器が500mlまたは0.5kg以下 |
| 1人あたりの合計 | 2リットルまたは2kg以下 | 2リットルまたは2kg以下 |
| 透明な袋 | 要らない | 要る(1リットル以下の袋に1人1袋) |
出典 国土交通省 機内持込み・お預けができない物品/国土交通省 液体物の持込制限
日焼け止めは100mlまでと覚えている人が多いところです。その数字は国際線のものです。国内線では500mlまで持ち込めます。市販の日焼け止めクリームは30mlから100mlが中心なので、国内線で引っかかることはまずありません。
国内線で押さえる数字は500mlと2リットルの2つ
国内線に100mlの壁はありません。代わりに2つの数字が掛かります。
| 何の上限か | 数字 | 数え方 |
|---|---|---|
| 1つの容器 | 500mlまたは0.5kg以下 | ボトル1本ごとに見る |
| 1人あたりの合計 | 2リットルまたは2kg以下 | 化粧品類と医薬品類とスプレー缶を足す |
日焼け止めは化粧品類のスキンケア用品という区分です。化粧水や乳液と同じ行に入ります。本数の決まりはありません。
気をつけるのは合計のほうです。2リットルは日焼け止めだけの数ではありません。化粧水も乳液もシャンプーも虫よけも消毒液も、全部足して2リットルに収めます。夏の旅行で一式そろえると意外と近づきます。
国際線で100mlを超えるときの置き場所
国際線で100mlを超える日焼け止めを持って行きたいときは、預ける荷物へ入れます。預けるぶんに100mlの制限は掛かりません。
| 持っている容器 | 国際線でどうするか |
|---|---|
| 100ml以下 | 透明な袋に入れて機内へ持ち込める |
| 100mlを超え500ml以下 | 預ける荷物へ入れる。機内には持ち込めない |
| 500mlを超える | 機内も預けもできない。小分けにする |
出典 国土交通省 液体物の持込制限/国土交通省 機内持込み・お預けができない物品
見落としやすいのは容器の表示のほうです。100mlの制限は容器に書いてある容量で見ます。中身が半分しか入っていない150mlのボトルは、残りが50mlでも機内に持ち込めません。
飛行機の中で塗りたいなら、100ml以下の小さいものを別に用意します。詰め替え用の空容器へ移すやり方でも通ります。その場合も容器そのものが100ml以下である必要があります。
国際線の透明な袋の条件
国際線で機内へ持ち込む液体物は袋に入れます。条件は3つです。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 袋の大きさ | 容量1リットル以下 |
| 袋の形 | ジッパー付きで、口が閉まる透明なもの |
| 袋の数 | 1人1袋まで |
袋に入れるのは日焼け止めだけではありません。化粧水も歯みがき粉もハンドクリームも同じ袋へ入れます。1リットルの袋は見た目よりすぐ埋まります。機内で使うものだけに絞るのがコツです。
医薬品とベビーミルク・ベビーフード、特別な制限食はこの制限の対象外です。保安検査で申し出ます。
クリームとスプレーで扱いが分かれるところ
同じ日焼け止めでも、クリームとスプレー缶で気をつける点が変わります。
| クリーム・乳液・ジェル | スプレー缶 | |
|---|---|---|
| 1つの容器の上限 | 500mlまたは0.5kg以下 | 500mlまたは0.5kg以下 |
| 1人あたりの合計 | 2リットルまたは2kg以下 | 2リットルまたは2kg以下 |
| 追加の条件 | なし | 噴射弁をキャップなどで保護する |
上限の数字は同じです。スプレー缶にだけ噴射弁を保護する条件が付きます。偶発的に中身が漏れるのを防ぐためです。キャップが付いていればそれで足ります。
国土交通省の一覧では、化粧品類でいうスプレーにガス入りのエアゾールと液体のミストの両方が含まれます。ミストタイプもスプレー缶と同じ扱いです。
内容物制限のルール

カウンターでのチェックイン。グランドスタッフがお決まりのセリフ「中に危険物や壊れ物、貴重品は入っていませんか?」と聞きますよね。
早く手続きを済ませたいからとよく確認せずに「大丈夫です」と言っていませんか?
あれは職員がマニュアルのように聞いているように見えて、実はとっても重要な質問を繰り返しているんですよ。
航空法では爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、その他人に危害を与え、または他の物件を損傷するおそれのあるものを「危険物」とし、航空機による輸送及び航空機内への持ち込みを禁止しています。
「危険物」と聞くと、見るからに危ないナイフやハサミを思い浮かべます。
しかし制限品はそれだけではありません。
グランドスタッフから聞いた話だと、1便あたり400人の乗客の内、3-4人は預け荷物の内容確認のためにゲートで止めらているそうです。
多い日は10人を超えることも。
よく引っ掛かる代表的なアイテムをご紹介します。
預け荷物(チェックインカウンターで預けるもの)
- ライター
- モバイルバッテリー
- 電子タバコ
- 花火
- 殺虫剤
上の3つは本当によくお客様のカバンの中から見つかります。
本人は出したつもりでも、うっかりされていることが多いです。
3つとも機内に持ち込めるので移動させておきましょう。(ただしライターは一人2つまで)
残りの2つは預け荷物にも持ち込み手荷物にも入れることができないので、泣く泣く捨てることにならないよう、注意しましょう。
持ち込み手荷物(機内に持ち込むもの)
- ハサミ
- 万能ナイフ
- 100ml以上の液体物
いわゆる人に危害を加えかねない、刃物、武器類です。
これらは手荷物検査場で引っかかることが多いので、場合によっては預け荷物がもうカウンターから流れていて、自分のカバンに入れられないことがあります。
その際は破棄することになるので気をつけましょう。
引っかからないが盗難のリスクがある
- 現金
- 宝石、高価なアクセサリー
- ノートパソコン
セキュリティースキャナーで止められることはないですが、盗まれた際は自己責任となります。
実際に以前、海外から帰国されたお客様で、現地で受け取ったカバンから金目のものが全て抜き取られていたという方がいらっしゃいました。
悲しいですが、海外では荷物担当やセキュリティー職員が盗むケースも少なくありません。必ず貴重品は機内持ち込みに!
| 高価品 | 現金、宝石類、貴金属、有価証券、証券、美術骨董品など |
|---|---|
| 貴重品 | 書類、電子データ、旅券など旅行に必要な身分を証明する文書、見本、カード類、金券、通帳、小切手、定期券、鍵、パソコンおよび周辺機器類、携帯電話、カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、薬、絵画、時計、形見など |
国内線の機内持ち込み制限品

それではここからは、機内持ち込み手荷物について詳しく見ていきたいと思います!
日本国内の旅行だと、海外旅行と比べて比較的荷物は少ないですよね。
身軽に行けるからこそ手荷物の制限品について見落としがちです。
もちろん国際線よりは制限の数は多くありません。

刃物類および危険物(国内・国際共通)
初めにお話ししたように、機内持ち込みでは刃物類、花火やクラッカーなどの爆発する危険があるものは禁じられています。
例外として、
- T字のカミソリ(刃の長さ4㎝未満)
- つめ切り
- 小型ソーイングセット
- 電気シェーバー
が挙げられます。これ以外の刃物を持っていきたい場合は預け荷物に入れておきましょう。
液体物
国内線では液体の持ち込みの上限は、国際線ほど厳しくはありません。
- 1つの容器につき500mlまで
- 1人当たり2Lまで持ち込み可
女性で化粧品や化粧水などをお持ちの方でも、余裕の量ですね。
しかしコンビニで買った500ml以上の飲み物などには注意が必要です。
国際線の制限品

続いて国際線です。国内線と大きく違うところは液体物の容量ですね。
なぜ液体物がここまで厳しくなったのか?
2001年に起きたアメリカ同時多発テロをはじめ、飛行機内に爆発物を持ち込んだテロリストにより多くの命が犠牲となりました。
一目で分かるような爆弾ではなく、彼らは私達では思いつかないような巧妙な手口で犯行を計画します。その代表となる爆発物が「液体」でした。
それ以降、国際線ではより厳格に液体物に対して検査をしているのです。
液体物
そもそも「液体」とはどのような物でしょうか?飲料ペットボトルやシャンプー、日焼け止め、化粧水や香水を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ここでまず、国際線の液体物の持ち込み上限を確認しましょう。
- 1つの容器につき100mlまで
- 1人当たり1Lまで持ち込み可
国内線と比べてかなり制限がありますね。
注意したいのが、液体物の種類です。空港のセキュリティー検査場で引っ掛かる液体物を見ていきましょう。
中には「これも液体物?」というようなものもあるかもしれません。
さらさらとした液体だけではなく、ヨーグルトのようにドロッとしたもの、ワックスのように粘り気のあるもの、豆腐やウェットティッシュのように水分を多く含んだものも全て対象となります。
しかし例外もあります。
- コンタクトの洗浄液
- 液体の処方薬
- 乳児用のミルクや母乳、離乳食
使用をやむを得ない場合は、検査場で係員に申告しましょう。
場合によっては証明するための医者からの診断書や処方箋が求められることもあるので、あらかじめ準備しておくと安心ですね。
乗り継ぎがある場合
海外旅行では直行便では行けない国、乗り継ぐことで料金を抑えられる、など様々な理由で経由便を利用しますよね。
機内持ち込みの保安検査は、出発地だけで行われるわけではなく、国のボーダーを通過するごとに実施され、基準も異なります。
例)アメリカを出発し、成田空港を経由、最終目的地韓国へ向かう場合
このように、国ごとに検査はリセットされた状態で行われます。
アメリカで出国審査後の免税店で購入したお酒を、経由地の成田空港で保安検査を受ける際に引っかかってしまう、ということが起きてしまうのです。

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ただし、以下の制度を利用することで、容量に関係なく検査をクリアすることができます。
STEBs Security Temper Evident Bags 不正開封防止袋
これは、近年世界中の多くの空港で導入されている、免税店などで購入した液体物に対し、国際的に認められたプラスチック袋です。
特殊なジッパーが施されていて、購入後に開封した場合には、二度と閉めることができない仕組みになっています。
そのため、1Lのお酒などを購入しても、この袋に入っていれば、乗り継ぎ地の保安検査でも問題なく通過が可能となります。
まさかこんなものも…?

液体物の制限は実は国によって異なることがあるんです!
基本的には共通の認識でいいのですが、日本から海外の空港に降り立ち、さらに乗り継ぎがある場合は、一部の国ではルールが違うので気をつけましょう。
アメリカとオーストラリアでは、液体物ではなく、粉末の量が350mlとされている。
中国では、一切のアルコール飲料の持ち込みが禁止されている。
インドでは、要領に関わらず液体が持ち込めず、購入(機内販売)もできない。
乗り継ぎがある際は、その国について事前に航空会社に聞いておくなどしたいですね。
液体を預け荷物に入れるなら、荷物の追加料金も計算に入れてください。LCCは1個あたりで課金されます。航空券のほうも、買う場所によって手数料が変わります。
航空券比較サイトの手数料を調べた記事
日焼け止めの機内持ち込みのよくある質問
Q. 日焼け止めは飛行機に何本まで持ち込めますか。
A. 本数の決まりはありません。1つの容器が500mlまたは0.5kg以下で、化粧品類と医薬品類とスプレー缶を足して1人2リットルまたは2kg以下に収まっていれば持てます。
Q. 国内線でも100mlまでですか。
A. 国内線に100mlの制限はありません。1つの容器が500mlまたは0.5kg以下であれば機内へ持ち込めます。100mlは国際線で機内へ持ち込むときだけの決まりです。
Q. 150mlの日焼け止めを国際線の機内へ持ち込めますか。
A. 持ち込めません。容器に書いてある容量が100mlを超えていると、中身が減っていても機内には持ち込めません。預ける荷物へ入れるか、100ml以下の容器に移します。
Q. 日焼け止めは透明な袋に入れる必要がありますか。
A. 国際線の機内へ持ち込むときは入れます。容量1リットル以下のジッパー付きの透明な袋に、1人1袋までです。国内線では袋に入れる必要はありません。
Q. 日焼け止めを預ける荷物に入れてもよいですか。
A. 入れられます。預けるぶんに100mlの制限は掛かりません。国内線も国際線も、1つの容器が500mlまたは0.5kg以下であれば預けられます。
Q. 2リットルの合計には何を足しますか。
A. 化粧品類と医薬品類とスプレー缶の合計です。日焼け止めのほかに化粧水・乳液・シャンプー・虫よけ・消毒液も入ります。区分ごとに2リットルずつ持てるわけではありません。
Q. 詰め替え用の容器に移せば国際線でも持ち込めますか。
A. 容器そのものが100ml以下なら持ち込めます。100mlを超える容器に少量だけ入れる形では通りません。見られるのは容器の容量です。
Q. 乗る航空会社の公式ページに日焼け止めの記載が見つかりません。
A. 国内外17社の手荷物のページを調べたところ、日焼け止めという言葉で名指ししているのは1社だけでした。国内線の決まりは国土交通省が1つの一覧で示しているので、そちらを見れば足ります。
まとめ
- 機内に持ち込めないものは預け荷物へ
- 持ち込み手荷物に刃物は禁止(例外あり)
- 液体物の制限は国内線と国際線で異なる
- 液体物は様々なものが含まれる
- 海外で乗り継ぎがある場合は国によってルールが違う
旅行を何度しても、毎回のように気になってしまう持ち込み制限品。
出発の前に容器の容量だけ見ておけば、保安検査で止められることはありません。準備万端で空の旅を楽しみたいですね!
この記事の出典
国土交通省と日本航空など6件の公式ページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
出典を開く閉じる
- 1国土交通省国土交通省 機内持込み・お預けができない物品
- 2国土交通省国土交通省 液体物の持込制限
- 3国土交通省国土交通省公式ホームページ
- 4日本航空JAL公式ホームページ(国内線)
- 5国土交通省国土交通省公式ホームページ
- 6成田国際空港成田国際空港公式ホームページ
最終確認 2026年10月3日










せっかくの旅行、色々持っていきたいですよね。
今回は飛行機での最も多い疑問・不安の一つである「持ち込み制限品」についてお話しします。