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飛行機のお菓子持ち込みで液体物になるのはどれ?11品目の境目 図の中の文字: 液体物になるお菓子、プリン、ゼリー、ジャム、ようかん

飛行機のお菓子持ち込みで液体物になるのはどれ?11品目の境目

公開 更新 読了 約13分

お菓子は固形なら制限なく持ち込める

飛行機にお菓子を持ち込めるかは「固形かどうか」で決まる。せんべいやチョコレートのように形がしっかりしたお菓子は国内線でも国際線でも自由に手荷物へ入れられる。

ただし国際線ではプリン・ゼリー・ジャムのように水分が多いお菓子は液体物として扱われる。液体物扱いのお菓子でも容器が100ml以下で透明な袋にまとめれば機内へ持ち込める。

預け入れにする場合はお菓子の種類を問わず液体物ルールの対象にならない。大きいプリンやゼリーを持っていきたいなら預け入れに回すのが確実だ。

この記事でわかること

  • お菓子の品目ごとに国内線・国際線・預け入れで持ち込めるかの判定
  • プリンやゼリーが液体物扱いになる理由
  • 国内線と国際線でルールがどう変わるか
  • 保安検査で引っかからないための手順
  • アメリカ(TSA)とヨーロッパ(EU)のルールとの違い

お菓子の基本的な持ち込みルールと没収される種類は「飛行機にお菓子は持ち込んでいい?国際線で没収される種類がある」で読める。この記事ではそこから一歩進んで「どのお菓子が液体物になるか」を品目ごとに掘り下げる。

お菓子の品目ごとの持ち込み判定を表にした

今日どこいく?の持ち込み早見表は111品目を17社で横断して収録している。そのうち飲み物・食べ物は11品目ある。

ここではお菓子にあたるものを抜き出して国内線の機内・国際線の機内・預け入れの判定を並べた。固形のお菓子はどの場面でも制限がない。国際線で条件がつくのはゲル状・ペースト状のものだけだ。

固形のお菓子はすべて制限なしで、液体・ゲル状のお菓子だけが国際線で100ml以下の容器を求められる。

品目 国内線の機内 国際線の機内 預け入れ
固形のお菓子
せんべい 制限なし 制限なし 制限なし
チョコレート 制限なし 制限なし 制限なし
飴 制限なし 制限なし 制限なし
グミ 制限なし 制限なし 制限なし
液体・ゲル状のお菓子
プリン 制限なし 容器100ml以下 制限なし
ゼリー 制限なし 容器100ml以下 制限なし
ジャム 制限なし 容器100ml以下 制限なし
ようかん 制限なし 容器100ml以下 制限なし

出どころ: 今日どこいく?「持ち込み早見表」および国土交通省の液体物ルール。2026年9月10日時点。

飲み物を含めた11品目すべての判定は持ち込み早見表で確認できる。航空会社17社ごとの独自ルールもそちらにまとめている。

プリンやゼリーが液体物扱いになるのはなぜか

国際線の液体物制限は2006年にロンドン・ヒースロー空港で起きた事件がきっかけだ。液体爆発物を使って旅客機を爆破する計画が未遂に終わり、これを受けて国際民間航空機関(ICAO)が世界共通のルールを勧告した。

EUによると液体物の制限は一時的な措置として始まった。液体爆発物を検知する装置が実用化された段階で制限を技術的なスクリーニングに置き換える方針が示されている。

このルールでは液体だけでなくジェル・エアゾール(スプレー)も対象になる。プリンやゼリーはゲル状にあたるため液体物として扱われる。ジャムやチョコレートスプレッドのようにペースト状のものも同じ扱いだ。

一方でせんべいやチョコレートバーのように手で割れるほど固い食品は液体物に含まれない。判断の目安は「傾けたら流れ出すかどうか」で、流れ出さない固形物はルールの対象外になる。

国土交通省が制限をかけている品目は全部で227品目ある。食べ物やお菓子はこのうち液体物に該当するかで持ち込みの条件が変わる。

227品目の判定の内訳を見ると預けのみできるものが最も多い。

判定 品目数
機内も預けもできる 57
預けのみできる 107
機内のみできる 3
どちらもできない 39
条件で変わる 21

出どころ: 国土交通省「機内持込み・お預けにあたって制限のあるもの」。2026年9月時点。

お菓子の場合は「条件で変わる」に近い扱いだ。固形なら機内も預けも自由だが液体・ゲル状になると国際線の機内で100ml以下の容器という条件がつく。

国内線と国際線でお菓子の持ち込みルールはこう変わる

国内線では液体物ルールが適用されない。プリンでもゼリーでも容量を気にせず手荷物に入れられる。お茶やジュースを買ってそのまま乗っても問題ない。

国際線になると話が変わる。液体物(ジェル・エアゾールを含む)を機内に持ち込むには1つの容器が100ml以下でなければならない。さらにジッパー付きの透明な袋(1リットル以下)にまとめて1人1袋までという制限がつく。

注意したいのは国際線ターミナルから出発する国内線だ。ジェットスターは「これらの制限は国際線ターミナルから出発する国内線にも適用される」としている。

液体物ルールには対象外の品目もある。ジェットスターの公式ページでは医薬品・ベビーミルク・ベビーフード・特別な制限食は適用除外だと案内している。赤ちゃん連れで子ども向けのゼリーやプリンを持っていくときはベビーフードにあたるかどうかが分かれ目になる。対象外だと確認できれば100mlや透明な袋の制限を受けずに持ち込める。

国内線と国際線の違いをまとめるとこうなる。

項目 国内線 国際線
固形のお菓子 制限なし 制限なし
ゲル状・液状のお菓子 制限なし 容器100ml以下
透明な袋 不要 1リットル以下・1人1袋
預け入れ 制限なし 制限なし

出どころ: 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」。2026年9月時点。

国内線と国際線のお菓子ルールの違い。 国内線:お菓子の種類を問わず持ち込める、液体物ルールが適用されない、量の上限もない。 国際線:液体・ゲル状のお菓子はそのまま持ち込めない、透明な袋に入れないと保安検査を通れない、袋は1人1つを超えると持ち込めない。制作:今日どこいく?。

航空会社ごとにお菓子の扱いは変わるのか

液体物ルールの大枠は国交省が決めているためどの航空会社でも基本は同じだ。ただし国交省のページには「航空会社によって、より厳しいルールを設けている場合がありますので、各航空会社の指示に従ってください」と書かれている。

今日どこいく?の持ち込み早見表では17社で合わせて114の独自ルールを確認している。食べ物に直接かかわるものは多くないが透明な袋のサイズに違いが出ることがある。

たとえばジェットスターは透明な袋の縦と横の合計が80cm以内と指定している。一般的な20cm×20cmのジッパー袋なら収まるが大きめの袋を使いたい場合はこの上限に気をつけたい。

ANAは化粧品や医薬品のスプレーについて1容器あたり0.5kgまたは0.5リットル以下で1人あたり2kgまたは2リットルまでとしている。お菓子には直接関係しないがスプレー缶入りのホイップクリームのような商品を持ち込むときはこの制限にかかる。

スカイマークも化粧品・医薬品について同じく1容器あたり0.5リットル以下で1人あたり2リットルまでとしている。

ジェットスターはオーストラリア発の国際線で粉末にも制限をかけている。無機粉末(塩など生物由来でないもの)は1人あたり350ml(350g)以下の容器でなければ持ち込めない。容器の容量で計算するため中身を減らしても上限の350mlに収めることはできない。粉末状のお菓子をオーストラリアから持ち帰るときはこの上限に注意が必要だ。

冷凍のお菓子を持ち運ぶためにドライアイスを使うこともある。ANAは生鮮食品の冷却用ドライアイスを1人あたり2.5kgまで持ち込み・預け入れの両方で認めている。

お菓子に限れば100mlの容器と透明な袋のルールはどの会社でも共通だ。実際に乗る航空会社の公式ページで袋のサイズ指定だけ確認しておけば困ることはまずない。

保安検査でお菓子はどう扱われるか

保安検査ではすべての手荷物がX線検査を受ける。固形のお菓子はバッグに入れたまま通して問題ない。

液体物にあたるお菓子を持っている場合はバッグから取り出す必要がある。透明な袋にまとめて検査員に見える状態でトレーに載せるとスムーズに進む。

アメリカのTSAは「固形食品(液体やゲルを除く)は手荷物でも預け荷物でも持ち運べる」と明記している。

TSAは「保安検査員が食品や粉末などをバッグから取り出すよう指示することがある」とも説明している。X線の画像を見やすくするためだ。アメリカに限らず日本の保安検査でも食品の取り出しを求められることがある。

ジェットスターは液体物の袋について「お一人につき1袋」としているが「お子様や介助が必要な方の分を持つ場合を除く」と案内している。子どもの分のお菓子を親が代わりに持つ場合は追加の袋が認められる。子連れで国際線に乗るときは袋を多めに用意しておくとよい。

X線の画像でお菓子の中身がはっきり見えないと開封検査を求められることがある。個包装のお菓子が重なっていると画像が不鮮明になりやすい。手荷物の中でばらけないように1か所にまとめておくとよい。

液体物の透明な袋をバッグの奥に入れたままだと検査員が取り出しにくい。保安検査場に並ぶ前にバッグの上のほうへ移しておくと出す手間が減る。時間に余裕がないときほどこの準備が効いてくる。

お菓子に限らず国際線で禁止・制限されているものの全体像は「【国際線】飛行機への持ち込みが禁止・制限されているものはどれ?」にまとめている。

国際線でお菓子を持ち込むときはこの手順で進める

国際線でゲル状・液状のお菓子を機内に持ち込むには次の手順で準備する。

  1. 液体物にあたるか確認する:プリン・ゼリー・ジャム・ようかんなどゲル状やペースト状のお菓子は液体物ルールの対象になる。せんべいやチョコレートのように固形なら気にしなくてよい
  2. 容器が100ml以下か確かめる:市販のプリンやゼリーは1個あたりの容量が商品によって異なる。パッケージの内容量表示を見て100ml以下かどうか確認する
  3. 透明な袋にまとめる:ジッパー付きの透明な袋(容量1リットル以下)に液体物をすべて入れる。お菓子だけでなく化粧水や歯磨き粉も同じ袋に入れる。1人1袋までなのでスペースの配分を先に考えておく
  4. 保安検査でバッグから出す:透明な袋ごとトレーに載せて検査を受ける。固形のお菓子はバッグに入れたままでよい
  5. 検査を通ったら手荷物に戻す:検査後は透明な袋ごと手荷物に戻して搭乗する

容器の内容量が100mlを少し超えている場合は預け入れに回すか中身を100ml以下の別の容器に詰め替える。ただし食品を詰め替えると衛生面の心配があるため預け入れにするほうが現実的だ。

国際線でお菓子を持ち込む手順。1. お菓子が液体物にあたるか確認する。2. 容器が100ml以下か確かめる。3. 透明な袋(1リットル以下)にまとめる。4. 保安検査でバッグから出して見せる。5. 検査を通ったら手荷物に戻す。制作:今日どこいく?。

お菓子が没収されたらどうなるか

保安検査で液体物ルールに引っかかったお菓子はその場で選択を迫られる。選べるのは「その場で手放す」か「チェックインカウンターへ戻って預け入れに変更する」かの2つだ。

手放す場合はお菓子を検査場の廃棄ボックスに入れる。一度手放したものは戻ってこない。出発便の時間が迫っているときはこちらを選ぶしかないことが多い。

預け入れに変更する場合は保安検査場を出てチェックインカウンターまで戻る必要がある。預け入れなら液体物ルールの対象にならないため大きいサイズでもそのまま預けられる。ただし保安検査にもう一度並び直すことになるので時間に余裕がないと間に合わないこともある。

一部の空港では保安検査場の手前に宅配便の窓口がある。持ち込めなかった荷物を自宅に送れるサービスが使える場合もあるが費用は自己負担になる。

国土交通省は「持込みまたはお預けができない物品を空港に持ってきてしまった場合はお近くの係員に申し出てください」と案内している。お菓子が液体物ルールに引っかかった場合も係員に相談すれば対応方法を教えてもらえる。

没収されてから慌てないために出発前に持ち物を確認しておくのが大事だ。プリンやゼリーは100mlを超える市販品が多い。手荷物に入れるなら容量の小さいものを選ぶか最初から預け入れにしておく。

保安検査のあとに買えばお菓子の制限はない

保安検査の先にある制限エリア(出国審査後のエリア)の売店や免税店で買ったお菓子は液体物ルールの対象にならない。プリンでもゼリーでも容量を気にせず購入してそのまま機内に持ち込める。

国交省の液体物ルールでも「保安検査を通ったあとに免税店で買ったお酒などは持ち込める」としている。

液体物のお菓子を確実に持ち込みたいなら制限エリアの中で買うのがいちばん手間がかからない。空港の売店にはご当地のお菓子や限定品が並んでいることも多いので搭乗前の買い物で選ぶ楽しみもある。

ただし乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ先の保安検査で再び液体物チェックを受けることがある。最終目的地まで直行便で行く場合はこの方法が確実だ。乗り継ぎがあるなら預け入れにしておくほうが安全といえる。

アメリカとヨーロッパではお菓子のルールはこう違う

日本の液体物ルールは国際民間航空機関(ICAO)の勧告にもとづいている。アメリカやヨーロッパも同じ勧告に従っているため基本の100mlルールは世界共通だ。

アメリカのTSAは固形食品について「手荷物でも預け荷物でも持ち運べる」と明記している。液体・ゲル状のものは日本と同じ100ml以下の容器で透明な袋にまとめるルールが適用される。

EUも液体物の上限は100mlで1リットルの透明な袋にまとめるルールだ。EUが日本と少し違うのは免税店で買った液体物の扱いだ。EUではセキュリティ不正開封防止袋(STEB)に入れて購入日の証明がある場合に限り持ち込めるとしている。

EU域内の空港やEU系の航空会社の機内で買った免税品はSTEB袋に入れてその日の購入証明を見せることが条件だ。クロアチア・マレーシア・シンガポールの空港やカナダ・アメリカの国際空港で買った免税品も36時間以内の購入証明があればSTEB袋で持ち込める。日本で買ったお菓子を持っていく場合はこのルールにかからないが乗り継ぎでEU域内の空港を通るときはSTEB袋があると安心だ。

日本・アメリカ・EUのルールを並べるとこうなる。固形のお菓子は世界中どこでも制限がない。

項目 日本 アメリカ(TSA) EU
固形のお菓子 制限なし 制限なし 制限なし
液体・ゲル状 容器100ml以下 容器100ml以下 容器100ml以下
透明な袋 1リットル以下 1リットル以下 1リットル以下
免税店の購入品 持ち込み可 持ち込み可 STEB袋入りで可

出どころ: 国土交通省・TSA・European Commission。2026年9月時点。

どの地域でも固形のお菓子に制限はない。液体・ゲル状のお菓子は100ml以下の容器と透明な袋のルールが世界共通で適用される。EUだけ免税店の購入品に専用袋を求めている点が異なる。

お菓子の持ち込みでよくある質問に答える

Q. 国際線にお菓子は何個まで持ち込める?
A. 固形のお菓子に個数の上限はない。液体物にあたるお菓子は1つの容器が100ml以下で透明な袋に収まる量が上限になる。

Q. プリンやゼリーは国際線の機内に持ち込める?
A. プリンとゼリーはゲル状なので液体物扱いになる。容器が100ml以下でジッパー付きの透明な袋に入れれば持ち込める。100mlを超える市販品は預け入れに回す。

Q. チョコレートは国際線に持ち込める?
A. 板チョコや個包装のチョコレートは固形なので制限なく持ち込める。チョコレートソースのように液状のものは100ml以下の容器が必要になる。

Q. お菓子は預け荷物に入れたほうがいい?
A. 固形のお菓子はどちらでも問題ない。液体・ゲル状のお菓子は預け入れなら液体物ルールの対象外になるので量を気にせず入れられる。

Q. 保安検査でお菓子が引っかかるのはどんなとき?
A. 液体・ゲル状のお菓子を100ml超の容器に入れたまま手荷物に入れていると引っかかる。透明な袋に入れ忘れた場合も止められることがある。

Q. 国際線の免税店で買ったお菓子は機内に持ち込める?
A. 保安検査の先にある免税店や売店で買ったお菓子は液体物ルールの対象外になる。プリンやゼリーでも100mlの制限を気にせず持ち込める。

お菓子は固形なら自由で液体物は100mlの容器がカギになる

飛行機にお菓子を持ち込むときに覚えておくことは3つだ。

  • 固形のお菓子は国内線でも国際線でも制限がない
  • ゲル状・液状のお菓子は国際線で100ml以下の容器と透明な袋が必要になる
  • 預け入れにすれば液体物ルールの対象にならない

迷ったら持ち込み早見表で品目ごとの判定を確認してほしい。111品目を17社で横断してまとめている。

この記事の出典

国土交通省と今日どこいく?など8件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

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  1. 1国土交通省国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」
  2. 2今日どこいく?今日どこいく?「持ち込み早見表」
  3. 3European CommissionEuropean Commission「Liquids, aerosols and gels」
  4. 4国土交通省国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
  5. 5ジェットスタージェットスター「液体、エアゾール、ジェル類および粉末の持ち込みについて」
  6. 6全日本空輸ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」
  7. 7スカイマークスカイマーク「お問い合わせの多いもの」
  8. 8アメリカ運輸保安庁TSA「Snacks」

最終確認 2026年10月5日

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