台風30号と1か月予報で何が分かったのか
台風30号は21日3時までに940hPaへ発達する予報です。
- 何が台風30号は21日3時にフィリピンの東で940hPaへ発達の予報
- いつから来週末の10月24日以降に東日本太平洋側へ影響の可能性(予報士の見方)
- 誰に11月16日までに出かける人。東・西日本は気温が高い確率70%
- どうすればいい予定は消さずに22日14時30分の次の1か月予報で決める
気象庁は2026年10月16日6時45分に台風30号(チャンパー)の予報を出しました。16日6時にマーシャル諸島で998hPaだった台風は西へ進みます。21日3時にはフィリピンの東で中心気圧940hPaの「非常に強い」勢力になる見込みです。
その前日の15日14時30分には、気象庁が10月17日から11月16日までの1か月予報を出しています。東日本と西日本は気温が高い確率が70%です。東日本の太平洋側は降水量が多い確率が50%で、晴れの日は平年より少ない見込みです。
日本気象協会の予報士は、東日本の太平洋側が来週末以降に台風30号の影響を受ける可能性を挙げています。気象庁の1か月予報の文は台風30号に触れていません。来週末への影響は予報士の見方として読んでおくのが安全です。
この記事でわかること
- 台風30号が21日3時までにどこへ進んでどこまで発達するか
- 1か月予報で見た地域ごとの気温と降水量と日照時間
- 来週末の10月24日と25日を含む週の天気の見通し
- 予定を決めるまでに見る発表とその日時
台風30号はいつどこまで発達するのか
気象庁の予報では、台風30号は20日3時に「非常に強い」勢力に入ります。

16日6時の台風30号はマーシャル諸島にあり、中心気圧は998hPaです。中心付近の最大風速は20m/sで、最大瞬間風速は30m/sです。いまは時速15kmで西へ進んでいます。
下の表のとおり、台風30号は西から西北西へ向きを変えながら中心気圧を下げていきます。
| 日時 | いる場所 | 中心気圧 | 最大風速と強さ |
|---|---|---|---|
| 16日6時(実況) | マーシャル諸島 | 998hPa | 20m/s |
| 16日18時 | トラック諸島近海 | 990hPa | 25m/s |
| 17日6時 | トラック諸島近海 | 980hPa | 30m/s |
| 18日3時 | マリアナ諸島 | 965hPa | 40m/s・強い |
| 19日3時 | マリアナ諸島 | 955hPa | 40m/s・強い |
| 20日3時 | フィリピンの東 | 950hPa | 45m/s・非常に強い |
| 21日3時 | フィリピンの東 | 940hPa | 45m/s・非常に強い |
出どころ: 気象庁「台風情報」(2026年10月16日6時45分発表)
18日3時にはマリアナ諸島で「強い」勢力になり、中心気圧は965hPaまで下がります。19日3時からは進む向きが西北西に変わります。21日3時の最大瞬間風速は65m/sの予報で、この時点でもまだフィリピンの東の海の上です。進む速さは時速25kmです。
先の日時ほど予報円は大きくなる
台風の中心が来るとみられる範囲を示す予報円は、日がたつほど広がります。17日6時の予報円は半径95kmで、21日3時には半径280kmになります。
気象庁の進路の予報は21日3時の分まで出ています。日本へ近づくかどうかは、予報が1日ずつ先へ伸びるたびに見えてきます。いまの時点で来週末の進路を言い切れる発表はありません。
1か月予報で地域ごとの気温と雨はどうなるのか
10月17日から11月16日は全国で気温が高く、北海道から九州は雨の量が平年並みか多い見込みです。
気象庁は理由を2つ挙げています。1つは暖かい空気に覆われやすいことです。もう1つは日本の近くに気圧の谷ができて南から湿った空気が入りやすく、低気圧や前線の影響を受けやすいことです。
地域ごとに並べると、雨が多いほうへいちばん傾いているのは東日本の太平洋側です。
| 地域 | 平均気温 | 降水量 | 日照時間 |
|---|---|---|---|
| 北日本 日本海側 | 高い(60%) | 平年並か多い(各40%) | ほぼ平年並 |
| 北日本 太平洋側 | 高い(60%) | 平年並か多い(各40%) | ほぼ平年並 |
| 東日本 日本海側 | 高い(70%) | 平年並か多い(各40%) | ほぼ平年並 |
| 東日本 太平洋側 | 高い(70%) | 多い(50%) | 平年並か少ない(各40%) |
| 西日本 日本海側 | 高い(70%) | 平年並か多い(各40%) | 平年並か少ない(各40%) |
| 西日本 太平洋側 | 高い(70%) | 平年並か多い(各40%) | 平年並か少ない(各40%) |
| 沖縄・奄美 | 高い(50%) | ほぼ平年並 | ほぼ平年並 |
出どころ: 気象庁「季節予報解説資料(1か月予報)」(2026年10月15日発表・数字はそうなる確率)
東京は東日本の太平洋側に入ります。気温が高い確率は70%で、降水量が多い確率は50%です。日照時間は平年並みと少ないの確率がともに40%で、晴れの日は平年より少ない見込みです。
北日本の太平洋側は様子が違います。天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。北日本の日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多く、沖縄・奄美は天気が数日の周期で変わります。
前半はかなり暑くなる
気象庁は「特に注意を要する事項」として、北・東・西日本では期間の前半に気温がかなり高くなると書いています。沖縄・奄美は期間のはじめに気温がかなり高くなる見込みです。
tenki.jp によると、気象庁は15日に北海道から中国・四国へ「高温に関する早期天候情報」を出しました。この時期として10年に一度レベルの高温が予想されるときに出る情報です。これらの地域では21日ごろからかなりの高温が予想されています。
確率の数字の読み方
1か月予報は気温や雨の量を「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3つに分けて、それぞれになる確率を出しています。高いが50%以上なら「高い見込み」と書く決まりです。20・40・40の並びなら「平年並か多い見込み」になります。
東日本の1か月の気温は低い10%・平年並20%・高い70%です。高い見込みでも平年並みの日はありえます。暑さに合わせた服だけで出かけないほうが無難です。
来週末の10月24日と25日は晴れるのか
気象庁の週ごとの見通しでは、来週末を含む10月24日から30日は東日本の太平洋側と西日本で晴れの日が多い見込みです。
この週は平年と同様に晴れの日が多いという見通しです。北日本の太平洋側も同じです。その前の10月17日から23日は低気圧や前線の影響を受けやすく、北日本の太平洋側と東・西日本で平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
週ごとの気温と天気を並べると、来週末の週だけ晴れのほうへ寄っています。
| 期間 | 東日本の気温 | 西日本の気温 | 東日本太平洋側と西日本の天気 |
|---|---|---|---|
| 1週目(10月17日〜23日) | 高い(80%) | 高い(80%) | 平年に比べ晴れの日が少ない |
| 2週目(10月24日〜30日) | 高い(70%) | 高い(60%) | 平年と同様に晴れの日が多い |
| 3〜4週目(10月31日〜11月13日) | 高い(60%) | 高い(60%) | 平年に比べ晴れの日が少ない |
出どころ: 気象庁「季節予報」と気象庁「季節予報解説資料(1か月予報)」(2026年10月15日発表)
北日本の気温は1週目と2週目が高い確率70%で、3〜4週目は50%です。沖縄・奄美は1週目が高い確率80%で、2週目は平年並の確率が50%になります。

予報士は台風30号の影響を見ている
日本気象協会の田中正史予報士は、東日本の太平洋側が来週末以降に台風30号の影響を受ける可能性があると書いています。進路によっては雨の量が多くなるおそれがあるとしています。
晴れの日が多い週という気象庁の見通しと、台風30号の影響の可能性が同じ週末に重なっています。どちらに転ぶかは、この先の台風情報と22日の1か月予報で見えてきます。日ごとの天気と気温は気象庁の週間天気予報で見るよう案内されています。
紅葉の名所やキャンプ場を来週末に予約している人は、いま取り消すほどの材料はまだありません。見直す日を先に決めておくと迷わずにすみます。
来週末以降に出かける人は何をすればいいか
来週末の予定は今のうちに消さず、見直す日を決めて待つのが安全です。

- 台風30号の予報を1日1回見る。気象庁の台風情報は21日3時の分まで出ています。日本へ向かうかどうかは、予報が先へ伸びるたびに分かってきます。
- 22日(木)の1か月予報を見る。次の1か月予報は2026年10月22日14時30分に出る予定です。全国の予報がそろうのは14時40分以降です。来週末の週の見通しが晴れのままかを確かめます。
- 出かける日が近づいたら週間天気予報で決める。明日から1週間の日ごとの天気と気温は週間天気予報に出ます。出かける日がこの範囲に入ったら行くかどうかを決めます。
- 雨の日の行き先も1つ決めておく。東日本の太平洋側は1か月の降水量が多い確率が50%です。紅葉狩りやキャンプは屋内で過ごせる行き先も用意しておくと動きやすくなります。
- 重ね着で出かける。日中と朝晩の気温差が大きい時期です。北日本や標高の高い所では朝や夜の空気が冷たくなっています。

行き先を選べるなら北日本の太平洋側も候補になる
北日本の太平洋側は1か月を通して平年と同様に晴れの日が多い見込みです。北日本では紅葉が見ごろの所や、もうすぐ見ごろの所が増えています。車で回るなら道の駅が休みどころになります。今日どこいく?の道の駅DBで数えると、北海道の道の駅は全国1281件のうち129駅です。北海道の道の駅の一覧
行き先の混む月と空いている月は47都道府県の混雑の早見で先に見ておけます。秋の祭りや大きな催しの日程は全国の大きなイベントの早見表で公式の日程を確かめられます。
平年と比べて今年の10月下旬はどう違うのか
平年の10月に日本へ近づく台風は1.7個で、11月は0.5個に減ります。

気象庁の台風の平年値は1991年から2020年の30年平均です。10月に発生する台風は3.4個で、上陸は0.3個です。ここでいう接近は、台風の中心が国内のどこかの気象官署から300km以内に入ることを指します。
本州・北海道・九州・四国への接近は10月が0.9個で、沖縄・奄美への接近は1.1個です。地方別では関東甲信地方・東海地方・近畿地方がどれも10月に0.7個です。伊豆諸島と小笠原諸島は1.3個あります。
11月になると、本州・北海道・九州・四国へ近づいた台風は30年で1例もありません。上陸も1例もない月です。本土への接近が平年値に出てくるのは10月が最後になります。日本への接近は8月と9月の3.3個から10月は1.7個に減る時期です。
晴れが続いた先週とは雨の降り方が変わる
最近1週間(10月8日から14日)は移動性高気圧に覆われることが多く、全国的に晴れた日が多くなりました。北日本から西日本では降水量が平年を大きく下回った所が多くなっています。気温は全国的に平年を上回りました。
この先の1か月は南から湿った空気が入りやすくなります。先週と同じ感覚で晴れを当てにした予定を組むと外れやすくなります。
紅葉の見ごろは平年並みか遅い
日本気象協会が14日に出した「2026紅葉見頃予想第2報」では、北日本の紅葉の見ごろはおおむね平年並みです。東日本と西日本は平年並みか遅い見込みで、特に平地では平年より遅い所が多くなっています。平地の紅葉シーズンはまだしばらく先になりそうです。
気象庁が観測するかえでの紅葉日は、2026年の欄にまだ観測日が入っていません。参考に2025年を見ます。東京は11月23日で平年より5日早く、京都は12月10日で平年より5日遅い日でした。大阪は12月4日・名古屋は11月25日・福岡は12月1日です。
平地の紅葉狩りは来週末に急いで入れなくても間に合います。来週末は台風30号の進路を見ながら、色づきの進んでいる北日本や山の紅葉に当てるのが合っています。
台風30号の予報で気をつけるところは何か
来週末への影響は予報士の見方で、気象庁の進路の予報はまだ21日3時までです。

- 話の出どころを分けて読む。来週末以降に影響する可能性は日本気象協会の予報士の見方です。気象庁の台風の予報は21日3時のフィリピンの東までです。
- 予報円の広さを見る。21日3時の予報円は半径280kmあります。1日ごとの予報で位置が変わることがあります。
- 確率は言い切りではない。東日本の気温が高い確率70%でも、平年並20%と低い10%の見込みが残っています。
- 暑さと朝晩の冷えの両方に備える。北海道から中国・四国では21日ごろからかなりの高温が予想されています。北日本や標高の高い所では朝晩が冷えています。
- 1か月予報は14時40分以降に見る。発表は14時30分ですが、地方ごとに順に入れ替わります。早く開くと前の回の内容が残っている地方があります。
山や高原へ行く人は、日中の暑さだけで服を決めないでください。気温の高い予報が続いていても、朝と夜は空気が冷たくなっています。山の紅葉を見に行くなら上着を1枚足しておくと安心です。
台風30号が日本へ向かう予報に変わったら、行き先の施設や交通の公式のお知らせもあわせて見てください。
台風30号と1か月予報のよくある質問
Q. 台風30号の進路予想は気象庁でどう出ていますか
A. 気象庁が16日6時45分に出した予報では、台風30号は西から西北西へ進みます。20日3時に「非常に強い」勢力になり、21日3時にはフィリピンの東で940hPaまで発達する見込みです。進路の予報はこの21日3時の分まで出ています。
Q. 1か月予報で来週末は雨になりますか
A. 気象庁の1か月予報では、10月24日から30日は東日本の太平洋側と西日本で平年と同様に晴れの日が多い見込みです。ただし予報士は台風30号の影響の可能性を挙げています。22日の次の1か月予報で見直してください。
Q. 1か月予報で東京はどうなりますか
A. 東京が入る東日本の太平洋側は、10月17日から11月16日の気温が高い確率70%です。降水量は多い確率50%です。日照時間は平年並みと少ないの確率がともに40%で、晴れの日は平年より少ない見込みです。
Q. 11月にも台風は日本へ来ますか
A. 気象庁の平年値では、11月に日本へ近づく台風は0.5個です。1991年から2020年の30年で、11月に本州・北海道・九州・四国へ近づいた台風は1例もありません。沖縄・奄美への接近は0.3個あります。
Q. 次の1か月予報はいつ出ますか
A. 次は2026年10月22日(木)14時30分に出る予定です。1か月予報は毎週木曜日の14時30分に出ます。全国の予報がそろうのは14時40分以降なので、それより後に見ると確実です。
まとめ:台風30号は22日の1か月予報まで見て決める
台風30号は21日3時にフィリピンの東で940hPaまで発達する予報です。来週末以降に東日本の太平洋側へ影響する可能性を日本気象協会の予報士が挙げています。
気象庁の1か月予報では東・西日本の気温が高い確率が70%です。来週末を含む10月24日から30日は東日本の太平洋側と西日本で晴れの日が多い見込みです。予定は消さずに、毎日の台風情報と22日14時30分の1か月予報で決めてください。
紅葉は北日本が平年並みで、東日本と西日本は平年並みか遅い見込みです。平地の紅葉狩りは急がなくて大丈夫です。
この記事の出典
気象庁とtenki.jpの6件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
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- 1気象庁気象庁「台風情報」
- 2気象庁気象庁「季節予報」
- 3tenki.jptenki.jp「北海道~九州は降水量が多い 台風30号の動向に注意 全国的に高温続く 1か月予報」
- 4気象庁気象庁「季節予報解説資料(1か月予報)」
- 5気象庁気象庁「台風の平年値」
- 6気象庁気象庁「かえでの紅葉日」
最終確認 2026年10月16日
