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ソラシドエアの料金は別ページにある。スカイマークは年齢の条件をページに出していない
- ペットを飛行機に乗せるなら先に会社ごとの決まりを見る
- ペットを飛行機に預ける料金は国内線の会社でどう違うか
- 犬と一緒に飛行機の客室へ乗れるのはスターフライヤーだけ
- 短頭種の犬は11月1日から飛行機に預けられる会社が増える
- ペットのケージの大きさと重さの上限は飛行機の会社で違う
- 生後何か月からペットを飛行機に預けられるか
- ペットと飛行機の表を並べると何が分かるか
- 会社ごとにペットの決まりが違う理由
- 自分の犬に合う飛行機の会社はこう選ぶ
- 空港でペットを飛行機に預ける当日の流れ
- 冬にペットを飛行機に乗せるときの準備
- 保安検査でペットはどう扱われるか
- ペットを飛行機に乗せないときの移動と寄り道
- 海外へペットを飛行機で連れて行くときの手続き
- ペットと飛行機の決まりをもう一度まとめる
- ペットと飛行機でよくある質問
ペットを飛行機に乗せるなら先に会社ごとの決まりを見る
犬は貨物室に預けるのが基本で客室に入れるのは1社だけ。
国内線でペットを連れて行くときは、まず貨物室に預ける形になります。客室で一緒に座れるのはスターフライヤーのFLY WITH PET!だけです。料金も犬種の制限もケージの上限も会社ごとに少しずつ違います。
この記事でわかること
- 国内線6社でペットを預ける料金と安くなる区間
- 犬と一緒に客室へ乗れるスターフライヤーの条件と料金
- 短頭種の夏の預かり中止が10月31日で明けたあとに預けられる会社
- ケージの大きさと重さの上限と当日の締め切り
- 冬に乗せるときの準備と海外へ連れて行くときの手続き
この記事では今日どこいく?編集部がANA・JAL・スカイマーク・ソラシドエア・スターフライヤー・AIRDOの6社の公式ページを読み、同じ項目で表に並べ直しました。どの会社も「ペットは貨物室で暗く音のする環境に置かれる」と書いています。乗せるかどうかを決める前に、その前提を飼い主が知っておくことが出発点です。
ペットを飛行機に預ける料金は国内線の会社でどう違うか
預ける料金は5社を並べると6,600円の会社が多く、JALとスカイマークは区間で額が変わります。

| 会社 | 預ける料金 | 料金の決まり方 | 客室に入れるか |
|---|---|---|---|
| ANA | 6,600円(一部路線は4,400円) | 1個1路線あたり | × |
| JAL | 5,500円〜7,700円 | 1個1区間・路線と搭乗日で変わる | × |
| スカイマーク | 7,000円(2区間は5,000円) | 鹿児島ー奄美大島と那覇ー宮古(下地島)が5,000円 | × |
| スターフライヤー | 6,600円 | 国内線全路線1区間1ケージ | ○(1匹50,000円) |
| AIRDO | 6,600円 | 1区間1個あたり | × |
※ソラシドエアは料金が別ページにあるので表から外した
ANAは国内全路線が税込6,600円で、北海道内路線や那覇=宮古・石垣などの一部路線は税込4,400円です。ANAの「1路線」は乗り継いでも出発地から最終到着地までを1つと数えます。ただし予約番号が分かれているときは別の路線として料金がかかります。
JALはペットクレート1個1区間あたり5,500円〜7,700円で、路線と搭乗日で額が変わります。搭乗日の前日正午までにクレジットカードで払っておくと当日の手続きが早くなります。
スカイマークは鹿児島ー奄美大島と那覇ー宮古(下地島)が5,000円で、ほかの路線は7,000円です。貸し出しのペットケージは無料です。
スターフライヤーとAIRDOはどちらも1区間1個6,600円です。スターフライヤーは現金とクレジットカードで払え、AIRDOも現金とクレジットカードが使えます。
ソラシドエアのペットのページは料金を別の「各種料金のご案内」に回しています。同意書はANAのものが使えると書いているので、ANAと乗り継ぐ旅程でも用意は1枚で済みます。
犬と一緒に飛行機の客室へ乗れるのはスターフライヤーだけ
客室に入れるかどうかで会社を並べると、犬と猫を座席に乗せられるのは1社だけです。

| 会社 | 犬や猫を客室へ | 料金 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| スターフライヤー | ○ FLY WITH PET! | 1区間50,000円 | ケージは高さ75cm×横幅43cm×長さ55cm以内・2日前までに予約 |
| ANA | × | 預けは6,600円 | 哺乳類は預けだけ |
| JAL | × | 預けは5,500円〜7,700円 | 犬・猫・うさぎは預けだけ |
| スカイマーク | × | 預けは7,000円 | 機内持込は禁止 |
| ソラシドエア | × | (別ページ) | 哺乳類は預けだけ |
| AIRDO | × | 預けは6,600円 | 犬・猫は預けだけ |
スターフライヤーのFLY WITH PET!は国内線全便が対象で、料金は1匹50,000円です。飼い主の航空券は別に買う必要があります。
乗せられるのは高さ75cm×横幅43cm×長さ55cm以内のケージに入る小型の犬と猫です。1便につき2匹までで、1人が連れて入れるのは1匹までです。
予約は搭乗日の2日前までで、旅行商品は10日前までです。当日の予約は受け付けていません。支払いはクレジットカードだけで、当日の空港では払えないのでコールセンターで先に済ませます。
機内では最後列の窓側の座席にカバーとクッションを敷き、その上にケージをシートベルトで固定します。飼い主は隣の中央の席に座ります。飛行中はケージから出せず、餌もあげられません。ケージの外から給水器で水をあげることはできます。
ペットにはおむつ(マナーウエア)を着けさせる決まりです。混合ワクチン(3種以上)と犬は狂犬病の予防注射の接種証明書を見せる必要があり、写しでも受け付けます。
気をつけたいのは非常時の扱いです。酸素マスクはペット用が無く、緊急脱出のときはペットを機内に残すと書かれています。便が運休したときもFLY WITH PET!の対象便以外へは振り替えられず、ほかの便にするなら貨物室に預けることになります。
JALは小型のカメや金魚などを機内に持ち込むときはペット料金がかからないとしています。ただ犬と猫は機内に持ち込めないので、この扱いは当てはまりません。
短頭種の犬は11月1日から飛行機に預けられる会社が増える
短頭種の扱いを並べると夏だけ止める会社が4社で、通年で断る会社が2社あります。

| 会社 | 短頭種の扱い | 止める期間 | 名前が挙がる犬種 |
|---|---|---|---|
| ANA | 夏だけ預かりを中止 | 5月1日〜10月31日 | ブルドッグ・フレンチ・ブルドッグ・パグ・シーズーなど13犬種 |
| ソラシドエア | 夏だけ預かりを中止 | 5月1日〜10月31日 | ANAと同じ犬種・ミニチュアも対象・ミックス犬は対象外 |
| スターフライヤー | 夏だけ預かりを中止 | 5月1日〜10月31日 | 13犬種・ミニチュアも対象・ミックス犬は対象外 |
| AIRDO | 夏だけ預かりを中止 | 5月1日〜10月31日 | ANAと同じ13犬種 |
| JAL | 2犬種は預けられない | 期間の区切りなし | ブルドッグ・フレンチブルドッグ(パグやチンは預けられる) |
| スカイマーク | 短吻種犬は預からない | 期間の区切りなし | パグ・シーズー・ボストン・テリア・ペキニーズなど |
ANAは毎年5月1日〜10月31日の夏季に短頭犬種の預かりを止めています。対象はブルドッグ・フレンチ・ブルドッグ・ボクサー・シーズー・ボストン・テリア・ブル・テリア・キングチャールズ・スパニエル・チベタン・スパニエル・ブリュッセル・グリフォン・チャウチャウ・パグ・チン・ペキニーズです。
スターフライヤーも同じ期間に13犬種を止めています。犬種名に「ミニチュア」が付く犬も対象で、ミックス犬は対象外です。ソラシドエアも5月1日〜10月31日の中止で、ミニチュアとミックス犬の扱いはスターフライヤーと同じです。AIRDOも同じ期間に短頭犬種を止めています。
この4社は夏の中止が10月31日で終わるので、11月1日からは短頭種も預けの申し込みができる時期に入ります。ただしAIRDOは短頭犬種を「事前に獣医師に相談することを強くすすめる」犬に挙げています。時期が明けても体調の確認は飼い主の側でやる前提です。
JALは時期で区切らず、ブルドッグとフレンチブルドッグは預けられません。パグ・チン・ボストンテリアなどほかの短頭犬と、ブルドッグ・フレンチブルドッグの雑種は預けられます。
スカイマークは短吻種犬の預かりを断っています。名前が挙がっているのはパグ・シーズー・ボストン・テリア・ペキニーズ・チン・ボクサー・ブルドッグ・チベタン・スパニエルなどです。冬になってもスカイマークでは短頭種を乗せられないと考えておきます。
ミックス犬の扱いも会社で分かれます。ソラシドエアとスターフライヤーはミックス犬を対象外とし、JALはブルドッグ系の雑種を預けられるとしています。預けるときは犬種を係員へ伝えるよう求める会社もあります。
ペットのケージの大きさと重さの上限は飛行機の会社で違う
大きいケージと重さの上限を並べると、大型犬で乗れるかどうかの差がいちばん出るのはここです。
| 会社 | いちばん大きい貸し出しケージ | 重さの決まり | 預けの締め切り |
|---|---|---|---|
| ANA | LL 幅65×奥行95×高さ70cm | 32〜45kgは預かれない場合あり・45kg超は不可 | 事前予約は前日まで |
| JAL | XL 幅63×高さ67×奥行90cm | ペットとクレートで32kg以上は貨物扱い | 出発の40分前まで |
| スカイマーク | 大 51×69×48cm(これを超えると不可) | ペットとケージで32kgまで | 2時間前から預けられる |
| ソラシドエア | LL 65cm×95cm×70cm | 貨物室は高さ約85cm・幅約121cm | — |
| スターフライヤー | L 縦61×横91×高さ66cm | — | 出発の30分前まで |
| AIRDO | LL 幅65×奥行95×高さ70cm | — | 出発の30分前まで |
ANAの貸し出しケージはS・M・L・LLの4つで、LLは幅65×奥行95×高さ70cmです。シェパードやレトリバーなどの大型犬はLLの目安に入っています。LLを使いたいときはANAあんしんご予約デスクへ前もって連絡します。
ANAは小型機(DH4・CR7)の便ではLLサイズを預けられません。総重量が32〜45kgだと預かれない場合があり、45kgを超えると預かれず貨物の窓口に回ります。貸し出しケージの重さはS 2.5kg・M 5.2kg・L 6.9kg・LL 8.7kgで、総重量にはケージの重さも入ります。
JALはペットとクレートを合わせて32kg以上だと貨物扱いになります。20kgを超えると超過手荷物料金がかかり、ほかの受託手荷物と合わせて1人100kgまでです。JALのL・XLのクレートは数が少ないので事前予約が要ります。
スカイマークはケージの大きさを51cm×69cm×48cmまでとしていて、これに入らない大型犬は預けられません。ペットとケージの重さは合わせて32kgまでです。大型犬ならスカイマークより先にANAかJALのページを見るほうが早く答えが出ます。
ソラシドエアは貨物室に積める大きさを高さ約85cm・幅約121cmと書いています。持参のケージがこれに近い大きさならソラシドエアに先に聞いておくと当日に困りません。
生後何か月からペットを飛行機に預けられるか
年齢と体の条件を並べるとJALだけ生後8週間からで、ほかの4社は生後4か月未満を断っています。

| 会社 | 年齢の条件 | 断られる状態 | 書類 |
|---|---|---|---|
| ANA | 生後4カ月未満は不可 | 妊娠・心臓や呼吸器の病気・鎮静剤 | 同意書 |
| JAL | 生後8週間以上 | 妊娠中 | 確認書・犬は狂犬病ワクチン |
| ソラシドエア | 生後4か月未満は不可 | 妊娠・鎮静剤・心臓や呼吸器の病気 | 同意書(ANAの同意書も可) |
| スターフライヤー | 生後4カ月未満は不可 | 妊娠・心臓や呼吸器の病気 | 同意書 |
| AIRDO | 生後4ヵ月未満は不可 | 妊娠・心臓や呼吸器の病気 | 同意書 |
※スカイマークは年齢の条件をページに出していないので表から外した
ANAとソラシドエアは鎮静剤を使ったペットを預かりません。落ち着かせようとして薬を飲ませると、かえって乗れなくなります。
狂犬病の予防注射は、ANA・ソラシドエア・AIRDOが1年以内に受けるよう求めています。JALは受託の条件に「法令に基づいて狂犬病ワクチンを接種している(犬のみ)」を入れています。
ANAとJALは食欲がない・呼吸が荒い・ふらつく・震える・吠え続けるといった様子を、預かりを断る場合がある状態に挙げています。出発の朝にいつもと違うなと思ったら、無理に預けずに便を変えるほうが安全です。
ペットと飛行機の表を並べると何が分かるか
5つの表を通して見ると、会社の差が出るのは料金より「どんな犬なら乗れるか」のほうです。
- 料金は6,600円の会社が多く、差が出るのはJALとスカイマークの区間ごとの額とANAの一部路線
- 客室はスターフライヤーだけで、ほかの5社では犬はかならず貨物室
- 短頭種は夏だけ止める会社と通年で断る会社に分かれる
- 大型犬はケージの上限と32kgの線で乗れる会社が減る(出典: スカイマーク「ペットのお預かり」・JAL「国内線 ペットとおでかけサービス」)
ANA・ソラシドエア・スターフライヤー・AIRDOの4社は、短頭種の期間とケージの条件の書き方がよく似ています。ANAのページにはこの3社が提携航空会社として出てきます。ANAからこの3社へ乗り継ぐときは、ペットの預けと料金の支払いを最初の出発空港で済ませられます。
一方でJALとスカイマークは独自の線を引いています。JALはブルドッグ系の2犬種に絞り、スカイマークは短吻種犬を広く断っています。同じ犬でも会社を変えれば乗れることがあるので、1社に断られて終わりにしないことが大事です。
会社ごとにペットの決まりが違う理由
会社の差は、貨物室の環境と機材の大きさと乗り継ぎの組み方から生まれています。
どの会社も貨物室は空調で温度と湿度を管理していると書いています。そのうえで外の気温の影響で客室と環境が違うことがあるとしています。飛行機への積み下ろしは屋外での作業になるので、夏と冬は温度と湿度が大きく変わります。
JALは貨物室の気圧を0.8気圧(2,000mの山頂と同じくらい)と書いています。上昇中と下降中の気圧の変化で耳の働きなどに悪い影響が出るおそれがあるとしています。飛行中は照明が消えて暗室になります。
短頭種は鼻が短く暑さに弱い犬種です。ANAは熱中症や呼吸困難を引き起こすおそれがあるとして夏の預かりを止めています。スカイマークは航空輸送の環境の変化を受けやすく体調に変調をきたすおそれがあると書いています。同じ理由でも、期間で区切るか通年で断るかの判断が会社で分かれています。
ケージの上限は機材の貨物室で決まります。ANAが小型機でLLを断っているのは、貨物室と扉の大きさに制限があるためです。どの会社も貨物室の大きさには限りがあるとしていて、手荷物が多い便ではペットを預かれず便の変更を頼まれることがあります。
自分の犬に合う飛行機の会社はこう選ぶ
会社を選ぶときは、客室か貨物室か・犬種・大きさの3つを順に当てはめます。

- 客室で一緒にいたい … スターフライヤーの就航路線か調べる。ケージが高さ75cm×横幅43cm×長さ55cm以内に入るか測る(出典: スターフライヤー「FLY WITH PET!」)
- 短頭種 … 5月1日〜10月31日を外してANA・ソラシドエア・スターフライヤー・AIRDOを候補にする。ブルドッグとフレンチブルドッグはJALでは預けられない(出典: ANA「ペットをお連れのお客様(国内線)」・ソラシドエア「ペットについて」・スターフライヤー「ペットの貨物室へのお預け」・AIRDO「ペットについて」・JAL「国内線 ペットとおでかけサービス」)
- 大型犬 … ANAかJALのLL・XLのケージを前もって押さえる。ペットとケージで32kgを超えるかを量る(出典: ANA「ペットをお連れのお客様(国内線)」・JAL「国内線 ペットとおでかけサービス」)
- 小型犬で貨物室でよい … 料金と路線で選ぶ。乗り継ぎがあるならANAと提携3社の組み合わせが手続きが少ない
スターフライヤーで別の会社の便と乗り継ぐときは、90分以上の乗り継ぎ時間が取れる場合だけFLY WITH PET!を使えます。ANAは乗り継ぎに2時間以上空くと乗り継ぎ空港でいったん引き取って預け直す場合があるとしています。乗り継ぎのある旅程は、ペットの側の待ち時間も合わせて組むのがコツです。
空港でペットを飛行機に預ける当日の流れ
当日の流れは各社ほとんど同じで、カウンターでの手続きに時間がかかる点だけ先に見込んでおきます。
- 予約のときに申し込む … ANAはウェブか電話で搭乗日の前日まで、JALのL・XLのクレートは事前予約が要る
- 同意書を書いて持っていく … 印刷して記入しておく。空港にも置いてあるが混む時間は待つことがある
- 散歩を済ませてからカウンターへ … 緊張でケージの中で排泄することがある
- 締め切りまでに預ける … JALは出発の40分前まで。スターフライヤーとAIRDOは30分前まで(出典: JAL「国内線 ペットとおでかけサービス」・スターフライヤー「ペットの貨物室へのお預け」・AIRDO「ペットについて」)
- 到着空港で受け取る … 係員が運んで直接手渡しする
JALは確認書の確認があるので出発時刻の40分前までに来るよう求めています。間際に預けると短い時間で急な温度の変化になり負担がかかるとも書いています。
スカイマークは搭乗日当日に空港カウンターで預ける形で、出発の2時間前から預けられます。AIRDOは自分の搭乗手続きを先に済ませてから手荷物カウンターでペットを預け、出発の30分前が締め切りです。
スターフライヤーのFLY WITH PET!は預けと違い、出発1時間30分前を目安にカウンターへ行きます。出発40分前までに手続きを終えないと乗れないことがあります。搭乗は事前改札でいちばん先に乗り、降りるのはほかの人が降りたあとの最後です。
到着後は環境の変化で体調を崩すことがあります。ANAとソラシドエアとAIRDOは、下痢・嘔吐・呼吸が荒い・震える・食欲がないといった様子があれば獣医師に診てもらうようすすめています。
冬にペットを飛行機に乗せるときの準備
11月から春までは短頭種の預かりが戻る時期ですが、各社は寒さへの備えも求めています。

JALは冬季について、地域によっては外の気温が0度を下回る場合があり厳しい温度環境になると書いています。寒さに弱いペットは輸送について十分に気をつけるよう求めています。
ANA・ソラシドエア・AIRDOは、冬場は毛布やペット用カイロを用意するよう案内しています。夏の間だけ禁止されていたケージの二重やカバーの取り付けは、各社とも5月1日〜10月31日の決まりとして書かれています。
- 給水器はノズル式 … ANA・ソラシドエア・AIRDOは取り付けを求め、受け皿タイプは預けられない
- 食事は先に済ませる … 預けたあとは乗り継ぎのときも含めて食べられない
- 首輪とリード … リードは外して預ける。首輪は緩みがないか確かめる
- おもちゃは入れない … 誤飲のおそれがある
この4つはANAとソラシドエアのページに同じ形で書かれています。JALは12時間以上の旅程なら必ず給水器を付けるよう求め、普段の匂いが残るタオルを一緒に預けられるとしています。
保安検査でペットはどう扱われるか
貨物室に預けるペットはカウンターで係員に渡すので、飼い主と一緒に保安検査を通ることはありません。
客室に連れて入るスターフライヤーのFLY WITH PET!だけは、保安検査場で飼い主がペットをケージから出して抱きかかえます。そのままゲート型の金属探知機を通り、ケージは別にX線検査機などで調べます。
脱走を防ぐために首輪とリードを付けたまま通るので、金属の部品が少ないリードとハーネスを用意しておきます。検査のあとはケージに戻し、追加の脱走防止の処置をします。シールロックという結束バンドでケージを開かないようにするので、機内で出すことはできません。
空港の中と搭乗待合室ではケージから出せません。外に出せるのはカウンター前と保安検査場での入れ替えのときだけです。
ペットを飛行機に乗せないときの移動と寄り道
短頭種でスカイマークしか路線がないときは車での移動を考えることになります。ケージの上限を超える大型犬も同じです。

車で長い距離を走るときは、犬を歩かせて休ませる場所を先に決めておくと休憩の計画が立てやすくなります。今日どこいく?の道の駅DBでドッグランありと載っているのは56駅(全1234件のうち)です。設備の欄に載っていない駅もあるので、全国の数ではありません。通る道の駅の設備を道の駅DBで見てから、どこで休むかを決めると寄り道の無駄が減ります。
行き先の宿もペットの決まりは施設ごとに違います。粗相をしたときや物を壊したときの決まりはペット可の宿で粗相や破損をしたときの記事で施設ごとに比べています。ほかのペット連れのおでかけの記事はペット同伴の記事一覧にまとめてあります。
帰省や旅行の時期をずらせるなら、行き先の混む月も合わせて見ておくと動きやすくなります。都道府県ごとの空いている月と混む月は47都道府県の混雑のページで並べています。
海外へペットを飛行機で連れて行くときの手続き
海外へ連れて行くときは航空会社の決まりの前に、国の輸出検疫の期限を守る必要があります。

| 手続き・決まり | 期限や数字 | どこの決まりか |
|---|---|---|
| 輸出検査の申請 | 輸出日の14日前まで | 動物検疫所 |
| 輸出検査を受ける時期 | 出発10日以内 | 動物検疫所 |
| 豪州・ニュージーランドの個体確認 | 原則輸出日の6か月以上前 | 動物検疫所 |
| 日本へ戻るときの事前届出 | 日本到着40日前まで | 動物検疫所 |
| デルタ航空の客室(国際線) | 片道200米ドル | デルタ航空 |
| デルタ航空の推奨ケージ | 約46×28×28cmのソフトケージ | デルタ航空 |
日本から犬や猫を連れて出るときは輸出検疫を受けなければなりません。輸出検査の申請は輸出日の14日前までで、検査は予約制です。違反すると犬は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金になります。
行き先の国によってはマイクロチップや狂犬病の予防接種や血清検査が入国の条件になります。豪州とニュージーランドは原則として輸出日の6か月以上前に動物検疫所での個体確認が要ります。日本へ戻る予定があるなら、日本到着40日前までに輸入事前届出を出します。
輸出検査そのものは30分から1時間ほどかかります。羽田空港支所と関西空港支所は毎日8時30分から16時30分まで受け付けています。
海外の会社では、デルタ航空が条件を満たす小型の犬と猫を客室に乗せています。国際線のペット料金は片道200米ドルです。ケージは前の座席の下に収まるソフトタイプで、18 x 11 x 11インチ(約46 x 28 x 28cm)までをすすめています。米国行きの国際線は犬が生後6か月以上で、ハワイ行きの便にはペットを乗せられません。
ペットと飛行機の決まりをもう一度まとめる
国内線でペットを連れて行くなら、犬はほとんどの会社で貨物室に預けることになります。客室で一緒に座れるのはスターフライヤーのFLY WITH PET!だけです。
- 預ける料金は6,600円の会社が多く、JALとスカイマークは区間で額が変わる
- 短頭種はANA・ソラシドエア・スターフライヤー・AIRDOで夏の中止が10月31日に明ける
- JALはブルドッグとフレンチブルドッグを、スカイマークは短吻種犬を時期に関係なく断る
- 大型犬はケージの上限と32kgの線で使える会社が絞られる
- 冬は毛布やペット用カイロで寒さに備える
ペットと飛行機でよくある質問
Q. 国内線でペットを預ける料金は会社でいくら違う?
A. ANA・スターフライヤー・AIRDOは1区間6,600円です。JALは5,500円〜7,700円で路線と搭乗日で変わり、スカイマークは7,000円で2区間だけ5,000円です。ANAは北海道内路線など一部が4,400円です。
Q. 犬と一緒に機内の座席に乗れる航空会社はある?
A. 国内線ではスターフライヤーのFLY WITH PET!だけです。料金は1匹50,000円で、高さ75cm×横幅43cm×長さ55cm以内のケージに入る小型の犬と猫が対象です。予約は搭乗日の2日前までです。
Q. 短頭種の犬は冬なら飛行機に預けられる?
A. ANA・ソラシドエア・スターフライヤー・AIRDOは5月1日〜10月31日だけ預かりを止めているので、11月1日からは申し込める時期です。スカイマークは時期に関係なく短吻種犬を預かりません。
Q. フレンチブルドッグを預けられないのはどの会社?
A. JALはブルドッグとフレンチブルドッグを時期に関係なく預かりません。ANA・ソラシドエア・スターフライヤー・AIRDOは5月1日〜10月31日の夏だけ止めていて、それ以外の時期は預けられます。
Q. 犬は何キロまで飛行機に預けられる?
A. スカイマークはペットとケージで32kgまでです。JALは32kg以上が貨物扱いになり、ANAは32〜45kgだと預かれない場合があって45kgを超えると預かれません。ケージの重さも合計に入ります。
Q. 犬を海外へ連れて行く手続きはいつから始める?
A. 動物検疫所への輸出検査の申請は輸出日の14日前までです。豪州とニュージーランドは原則6か月以上前に個体確認が要るので、行き先が決まったらすぐに入国条件を調べて準備を始めます。
この記事の出典
スターフライヤーと全日本空輸など9件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
出典を開く閉じる
- 1全日本空輸ANA「ペットをお連れのお客様(国内線)」
- 2日本航空JAL「国内線 ペットとおでかけサービス」
- 3スカイマークスカイマーク「ペットのお預かり」
- 4スターフライヤースターフライヤー「ペットの貨物室へのお預け」
- 5スターフライヤースターフライヤー「FLY WITH PET!」
- 6AIRDOAIRDO「ペットについて」
- 7ソラシドエアソラシドエア「ペットについて」
- 8農林水産省農林水産省「犬・猫の輸出検疫手続き(動物検疫所)」
- 9デルタ航空デルタ航空「ペットの輸送に関する概要」
最終確認 2026年10月28日
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- 1スターフライヤーの就航路線の空港地図:地理院タイル(淡色地図)・位置は © OpenStreetMap contributors
- 2滑走路を走行するスターフライヤーの黒い機体のエア…写真:Aeroprints.com(Wikimedia Commons・CC BY-SA 3.0・切り抜き)
- 3芝生の広場写真:Pleple2000(Wikimedia Commons・CC BY-SA 3.0・切り抜き)
- 4答えカード「羽田空港」写真:MaedaAkihiko(Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0)
- 5答えカード「スターフライヤーの機体」写真:Aeroprints.com(Wikimedia Commons・CC BY-SA 3.0)
- 6答えカード「イングリッシュブルドッグ」写真:Pleple2000(Wikimedia Commons・CC BY-SA 3.0)
- 7答えカード「ANAの旅客機」写真:BWard 1997(Wikimedia Commons・CC BY 4.0)
- 8答えカード「JALの旅客機」写真:小野 優太(Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0)
- 9図と表今日どこいく?編集部が本文の内容から作成
- 10図と表今日どこいく?編集部が本文の日程から作成





