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ドッグランの小型犬は何キロまで?6施設で違う境目と必要な証明 図の中の文字: ドッグランの小型犬、小型犬の線は、5通り、施設ごとに違う

ドッグランの小型犬は何キロまで?6施設で違う境目と必要な証明

公開 更新 読了 約28分
目次

先に答え:ドッグランの小型犬の線は施設ごとに5通りある

小型犬の線は施設ごとに違う。入るには狂犬病の注射済票を見せる所が多い。

この記事でわかること

  • 6つのドッグランで小型犬の区画に入れる線(5kgまで・10kg未満・10kg以下・体高25cm以下など)
  • 体重10kgちょうどの犬が施設によってどの区画に入るか
  • 入るのに要る証明(狂犬病予防注射済票・鑑札・混合ワクチン)と登録の期限
  • 生後4か月未満や発情中など入れない犬の条件と子ども連れの年齢制限
  • 高速道路のSA・PAで小型犬用の区画を分けているドッグラン

「ドッグランは小型犬が何キロまで」と調べても答えが1つに決まらないのは、施設ごとに線の引き方が違うからだ。今日どこいく?編集部は東京都と埼玉県と千葉県と大阪府の自治体と、NEXCO中日本・NEXCO東日本の公式ページからドッグランの利用条件を集めた。いちばん小さい犬向けの区画に入れる線は、体重か体高の線が書いてあった6つのドッグランで5通りに分かれた。

同じ10kgの犬でも行き先は変わる。北区の荒川岩淵関緑地ドッグランは10kg以上の犬をBエリアに入れるので、10kgちょうどの犬は大きい犬の側になる。朝霞市の浜崎ドッグランは10kg以下を小型犬エリアにしているので、同じ犬が小型犬の側に入る。

入るための証明も施設で違う。今回並べた公営の7施設(都立公園・北区・朝霞市・千代田区・日野市・浦安市・和泉市)は、どこも狂犬病予防注射済票を求めている。そのうえで日野市は5種以上の混合ワクチンの証明を求め、浦安市は3種以上の混合ワクチンを条件にしている。

この記事は体重と体高の線から始めて、入るのに要る証明・入れない犬・子ども連れの条件の順に並べる。最後にドライブの途中で寄れる高速道路のSA・PAのドッグランもまとめた。

6つのドッグランの小型犬エリアの線引きを1つの表に並べた

自治体と公園の公式ページに体重か体高の線が書いてあった6つのドッグランを選んだ。東京都の代々木公園・北区・千代田区と埼玉県の朝霞市と大阪府の岸和田市・和泉市のドッグランだ。

表を見ると小さい犬の線を10kgに置く施設が4つあり、そのなかで「未満」と「以下」が混ざっている。

ドッグラン 小さい犬の区画 大きい犬の区画 分け方
代々木公園(都立) 超小型犬専用エリアは体重5kgまで。小・中型犬用エリアは体重12kgまで 中・大型犬用エリアは体重10kg以上 体重で3つに分ける(フリーエリアはない)
北区 荒川岩淵関緑地 Aエリアは体重10kg未満 Bエリアは体重10kg以上 体重で2つに分ける
朝霞市 浜崎 小型犬エリアは体重10kg以下 中・大型犬エリアはそれ以外の犬 体重で2つに分ける
千代田区 Dog Garden 飯田橋 小型犬エリアは体高25cm以下 フリーエリアは大きさを問わない 体高で分ける
岸和田市 まなび中央公園 小型犬専用の日(おおむね10kg未満) 中大型犬専用の日 偶数日が小型犬・奇数日が中大型犬
和泉市 黒鳥山公園 小型犬専用の日(おおむね10kg未満) 中大型犬専用の日 奇数日が小型犬・偶数日が中大型犬(区画は1つ)

数えると、いちばん小さい犬向けの区画に入れる線は5kgまで・10kg未満・10kg以下・おおむね10kg未満・体高25cm以下の5通りになる。同じ「10kg」を使っていても、未満と以下とおおむねの3つの書き方がある。体重ではなく体高で分けるのは千代田区だけだった。

代々木公園は3つの区画の線が重なっている

代々木公園の利用規約では、区画は体重だけで分かれていてフリーエリアはない。超小型犬専用エリアは5kgまでで、小・中型犬用エリアは12kgまでだ。中・大型犬用エリアは10kg以上になっている。小・中型犬用の上限と中・大型犬用の下限が重なるので、10kgから12kgの犬はどちらの区画にも入れる書き方になっている。規約は犬の健康状態にも関わるとして、飼い主にこまめな体重測定を頼んでいる。

北区と朝霞市は区画の広さも出している

北区の荒川岩淵関緑地ドッグランは、Aエリアが10×15mでBエリアが10×25mだ。柵を飛び越えてしまう犬は使えない決まりもある。利用料金は無料になっている。

朝霞市の浜崎ドッグランは小型犬エリアが230平方メートルで、中・大型犬エリアが430平方メートルある。駐車場は8台ぶんだ。

千代田区は体高で分けてフリーエリアもある

千代田区は2025年1月14日に飯田橋でドッグラン「Dog Garden ~飯田橋~」を開いた。小型犬エリアは約138平方メートルで、体高25cm以下の犬が入れる。約74平方メートルのフリーエリアは犬の大きさに関わらず使える。入場は無料で、区外に住む人も使える。

区画で分けるドッグランと日付で分けるドッグランがある

小さい犬と大きい犬を分けるやり方は、区画を分けるか日付で分けるかの2つがある。表の6施設のうち4つは区画を分け、大阪府の岸和田市と和泉市は日付で分けている。

岸和田市と和泉市は奇数日と偶数日が逆になる

岸和田市のまなび中央公園ドッグランは奇数日が中大型犬専用で、偶数日が小型犬専用だ。小型犬の目安はおおむね10kg未満としている。市のページは期間を2025年6月16日から7月14日までと書いたうえで、問題がなければ続ける場合があるとしている。

和泉市の黒鳥山公園ドッグランは区画が1つしかないので、小型犬は奇数日で中大型犬は偶数日と決めている。小型犬の目安は岸和田市と同じおおむね10kg未満だ。広さは約580平方メートルで、2024年4月12日から地面が土から芝生に変わった。管理人は常駐していない。

同じ大阪府の2市で、小型犬の日が偶数日と奇数日に分かれている。小型犬を連れて両方を使う人は、市ごとに日付を確かめないと中大型犬の日に着いてしまう。大きさの違う犬を2頭飼っている家は、この2か所では同じ日に一緒に入れない。

高速道路のSA・PAは区画の名前で分けている

NEXCO中日本のSA・PAのドッグランの一覧は、区画を名前で分けて広さを載せている。名前は「全犬種用と小型犬用」「大・中型犬用と小型犬用」「大型犬用と小型犬用」「全犬種用と小型・中型犬用」の4通りある。どこに区画を分けたドッグランがあるかは、高速道路の章で表にした。

体重10kgの犬はドッグランによって入る区画が変わる

飼っている犬の体重で表を引き直すと、どの施設でどの区画に入るかが見える。体重5kg・10kg・12kgの3つの例で、体重の線がある5施設に当てはめた。

5kgの犬はどこでも小さい犬の側に入れるが、10kgの犬は施設によって行き先が割れる。

ドッグラン 体重5kgの犬 体重10kgの犬 体重12kgの犬
代々木公園(都立) 超小型犬専用か小・中型犬用 小・中型犬用か中・大型犬用 小・中型犬用か中・大型犬用
北区 荒川岩淵関緑地 Aエリア Bエリア Bエリア
朝霞市 浜崎 小型犬エリア 小型犬エリア 中・大型犬エリア
岸和田市 まなび中央公園 偶数日(小型犬) 目安の境目(おおむね10kg未満が小型犬) 奇数日(中大型犬)
和泉市 黒鳥山公園 奇数日(小型犬) 目安の境目(おおむね10kg未満が小型犬) 偶数日(中大型犬)

いちばん差が出るのは10kgちょうどの犬だ。北区はAエリアを10kg未満の犬に限っているので、10kgの犬はBエリアに入る。朝霞市は10kg以下を小型犬エリアにしているので、同じ犬が小型犬エリアに入る。どちらのページも「10kg」と書いているのに、未満か以下かの1語で行き先が逆になる。

ドッグランで体重10kgの犬が入る区画。このドッグランなら。10kgの犬は。北区 荒川岩淵関。Bエリア。Aエリアは10kg未満だけ。朝霞市 浜崎。小型犬エリア。10kg以下が小型犬。代々木公園。2つの区画どちらも。12kgまでと10kg以上。和泉市 黒鳥山。目安の境目。小型犬はおおむね10kg未満。ただし 千代田区の飯田橋は体重でなく体高25cm以下が小型犬。今日どこいく?が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)

代々木公園では10kgと12kgの犬が2つの区画のどちらにも入れる。線の近くにいる犬でも、規約の上ではどちらを選んでもよい書き方だ。

岸和田市と和泉市は「おおむね10kg未満」と目安で書いている。10kgちょうどの犬がどちらの日に入るかは、目安の境目にあたる。境目にいる犬を連れて行く前は、市の公園の担当に聞いておくと当日に迷わない。

千代田区の飯田橋は体重を使わないので、この表には入れていない。体高が25cm以下なら小型犬エリアに入り、25cmを超える犬はフリーエリアを使う。

線に近い犬と大きさの違う2頭連れは区画の決まりを先に読む

表の線に近い犬を飼う人と大きさの違う2頭を連れて行く人は、決まりの細かいところで困りやすい。公式ページから3つの注意を拾った。

体重は行く前に量り直す

代々木公園の規約は体重で区画を分けているので、こまめに体重を量るよう頼んでいる。体重が増えたり減ったりすれば入る区画も変わる。北区は、利用案内の細かいところを受付の荒川知水資料館北区事務室で確かめるよう案内している。

日野市は大きい犬の優先エリアでの事故を小型犬の飼い主の責任にしている

日野市営ドッグランには大型犬・中型犬優先エリアがある。市は、このエリアで小型犬と大型・中型犬の事故やトラブルが起きたときは小型犬の飼い主の自己管理責任になると書いている。小型犬を大きい犬の区画で遊ばせるときは、飼い主が自分で様子を見て決めることになる。

大きさの違う2頭は別々の区画に分けて入れられない

朝霞市は1人が同時に入れる犬を2頭までとし、2頭とも同じエリアで使う決まりにしている。小型犬エリアの犬と中・大型犬エリアの犬を1人で連れて行くと、2頭を別々の区画に分けて入れることはできない。代々木公園も1人が同時に連れて入れる犬を原則1頭(最大2頭)にしている。

ドッグランの利用登録には狂犬病予防注射済票が要る

公営のドッグランの多くは、入る前に利用登録を済ませる仕組みだ。登録で必ず見せるのが狂犬病予防注射済票で、これは飼い主の義務と結びついている。

厚生労働省は、犬の飼い主の義務として3つを挙げている。市区町村に犬を登録すること・年1回の狂犬病予防注射を受けさせること・鑑札と注射済票を犬に着けることだ。4・5・6月は狂犬病予防注射月間になっている。

表にすると狂犬病の証明はどこも求めていて、そのほかに見せるものが施設で違う。

ドッグラン 狂犬病の証明 そのほかに要るもの 申し込み先
都立12公園 その年度の狂犬病予防注射済票(プレート)。猶予証明書では登録できない 住所と氏名の確認 各公園の管理所(12公園で登録は共通)
北区 荒川岩淵関緑地 令和7年度(黄色)か令和8年度(赤色)の注射済票のコピーと獣医師が出した注射済証 登録申請書と利用規約同意書 荒川知水資料館北区事務室(9時〜16時)
朝霞市 浜崎 1年以内に受けた注射の注射済票 運転免許証などの本人確認・犬の鑑札 市役所5階の環境推進課
千代田区 飯田橋 注射済票の番号 鑑札番号(マイクロチップ番号も可)・混合ワクチンの接種 ポータルサイトから電子申請
日野市営 1年以内に交付された注射済票(金属プレート) 日野市の鑑札かマイクロチップの登録証明書・5種以上の混合ワクチンの証明 市役所3階の環境政策課(窓口・郵送・電子申請)
浦安市 1年以内の注射済票か注射を確かめられるもの 鑑札か鑑札番号がわかるもの・3種混合以上のワクチンの証明書・愛犬ノート 市役所6階の環境衛生課(窓口・郵送・ファクス・Eメール)

北区は注射済票と獣医師の注射済証の両方を見る

北区は注射済票に加えて、獣医師が出した狂犬病予防注射済証で接種日を確かめている。接種日が分かると、登録の期限が接種日から1年後の翌月末までになる。集合注射で注射済証をもらっていない犬は注射済票だけで登録でき、そのときの期限は翌年度の6月30日までになる。

猶予証明書では都立公園のドッグランに登録できない

東京都建設局のQ&Aには、狂犬病予防注射を受けられないので猶予証明書で登録したいという問いがある。答えは「できない」だ。都立公園のドッグランは多くの人が使う施設なので、ほかの利用者の安全を守るために猶予証明書での登録を受けていない。

都立公園でドッグランがあるのは、駒沢オリンピック公園・神代植物公園・小金井公園・舎人公園・城北中央公園・小山内裏公園・代々木公園・蘆花恒春園・水元公園・篠崎公園・木場公園・桜ヶ丘公園の12か所だ。代々木公園の規約によると、この12公園は登録が共通になっている。ただし各公園の利用規約で使えない場合があるので、行く公園の規約も読んでおきたい。

マイクロチップの登録が鑑札の代わりになる市町村がある

令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップで売られる犬と猫にはマイクロチップの装着と登録が義務になった。厚生労働省によると、環境大臣に通知を求めた市町村ではマイクロチップの登録が犬の登録の申請とみなされる。その犬のマイクロチップは鑑札とみなされる。

千代田区は鑑札番号の代わりにマイクロチップ番号でも登録を受けている。日野市もマイクロチップの登録証明書で申し込めるが、日本獣医師会が出したものに限っている。

混合ワクチンの証明は5種以上と3種以上で施設が分かれる

狂犬病の注射は法律の義務だが、混合ワクチンは施設ごとの決まりになる。今回並べたなかで混合ワクチンを条件に書いているのは、千代田区・日野市・浦安市・和泉市の4つだ。

日野市の決まりがいちばん細かい。申請日からさかのぼって1年以内に打った5種以上の混合ワクチンの接種証明書か、1年以内に受けた抗体価検査の証明書を出す。抗体価検査の証明書は、3価のコアワクチンの十分な抗体があると分かるものに限っている。接種証明書には接種日・実施機関・接種項目(シールなど)・犬の名前などが書いてある必要がある。書類は原本・コピー・スマホの画面などの写真のどれでもよい。

浦安市は3種混合以上のワクチンを受けた犬を対象にしていて、申し込みには証明書を用意する。3種以上を受けていない犬は使えない。

千代田区は狂犬病予防注射と混合ワクチンの接種を必須にしている。和泉市は、狂犬病と各種ワクチンの予防接種を1年以内に受けていない犬を使えないとしている。

3種の混合ワクチンを受けた犬は浦安市の条件には届くが、日野市の5種以上には届かない。かかりつけの動物病院で打ったワクチンの種類を聞いておくと、行けるドッグランがすぐ分かる。

住んでいる市でしか登録できないドッグランがある

公営のドッグランには、住んでいる場所で登録を断るところがある。旅先のドッグランを使うつもりなら、先に住所の条件を見ておきたい。

朝霞市は市内に住む18歳以上の飼い主で、市に畜犬登録をした犬に限っている。日野市は日野市に住民登録している人だけが登録でき、犬の所在地も日野市である必要がある。浦安市も市内に住む人と市で畜犬登録をした犬が対象で、中学生以下は対象にならない。

反対に千代田区は区外に住む人も使えると書いている。旅行や帰省の途中で寄るなら、区外の人も使えるドッグランか高速道路のSA・PAのドッグランが選びやすい。

登録の有効期限も施設で違い、年度で切れるところと注射の日から数えるところに分かれる。

ドッグラン 登録の有効期限 期限の決まり方
都立12公園(代々木公園の規約) 翌年度の6月30日まで 利用登録証を出した日から数える
北区 荒川岩淵関緑地 接種日から1年後の翌月末まで(注射済票だけで登録したときは翌年度の6月30日まで) 狂犬病予防注射の接種日から数える
朝霞市 浜崎 1年間 直近の狂犬病予防注射の接種日から数える
千代田区 飯田橋 3月31日まで 申請日に関わらず年度で切れる。4月1日以降に更新する
日野市営 年度ごと(令和7年度の分は2026年6月30日で終わった) 年度ごとに登録し直す。令和8年度の分は7月1日から
浦安市 1年間 狂犬病予防注射を受けた日から数える

都立公園は翌年度の6月30日まで使えるので、新しい年度の注射済票が出たら期限までに登録し直す。日野市は年度が変わると入口の暗証番号も変わるので、登録し直さないと入れない。

生後4か月未満や発情中の犬はドッグランに入れない

証明がそろっていても、犬の月齢や体の状態で入れないことがある。公式ページが挙げている入れない犬を、条件ごとに並べ直した。

表を見ると発情中のメスは4施設が名指しで断っていて、未避妊・未去勢の犬まで断るのは和泉市だけだ。

犬の条件 決まりに書いている施設 書き方
生後4か月未満 代々木公園(都立)・北区 登録できない
発情期(ヒート)のメス 代々木公園・朝霞市・日野市・浦安市 入場させない
未避妊・未去勢の犬 和泉市 利用できない
病気の犬・寄生虫がいる犬 代々木公園・朝霞市・日野市・浦安市 代々木公園は皮膚病・感染症・ノミやダニなどの寄生虫を挙げる
噛み癖や攻撃性がある犬 代々木公園・朝霞市・浦安市・和泉市 ほかの犬に危害を加える恐れのある犬など
口輪を着けていない闘犬種 代々木公園 ミックスも含む。浦安市は闘犬目的の犬を入れない
柵を飛び越えてしまう犬 北区 利用できない
飼い主の指示を聞けない犬 代々木公園 朝霞市はリードを着けたままなら使える

生後4か月未満の犬を登録できないのは、代々木公園の規約と北区の案内に書いてある。子犬を迎えたばかりの家は、4か月を過ぎてから登録に行くことになる。

うちの犬はドッグランに入れる?。生後4か月未満か発情中のメス?。1年以内に狂犬病の注射を受けた?。今は入れない。代々木と北区は生後4か月から。登録すれば入れる。混合ワクチンが要る所もある。先に注射を受ける。猶予証明書では都立に登録不可。ただし 日野市は5種以上・浦安市は3種以上の混合ワクチンも要る。今日どこいく?が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

発情中のメスは、代々木公園・朝霞市・日野市・浦安市が入場を断っている。和泉市はさらに広く、未避妊・未去勢の犬は使えないとしている。避妊や去勢をしていない犬を飼っている人は、和泉市の黒鳥山公園には発情の時期に関係なく入れない。

犬のふるまいに関わる決まりもある。北区は、柵を飛び越えてしまう犬は使えないとしている。朝霞市では、ドッグランに慣れていない犬や命令を聞けない犬はリードを着けたまま使う決まりだ。浦安市は、犬が怖がったり落ち着かなかったりするときはしばらく様子を見るよう求めている。

子ども連れは年齢で入れないドッグランがある

子どもと一緒に行くときは、犬ではなく子どもの年齢で入れないことがある。子どもだけで犬を連れて入れるかどうかも施設で違う。

表を見ると代々木公園と北区と日野市は幼い子どもを入れず、朝霞市と浦安市と和泉市は保護者が一緒なら子どもも入れる。

ドッグラン 子どもの入場 1人で連れて入れる犬
代々木公園(都立) 0歳から6歳は入れない。12歳以下は成人の保護者が一緒に入る 原則1頭(最大2頭)。闘犬種は1頭
北区 荒川岩淵関緑地 未就学児は入れない。小学生から18歳未満は成人の保護者が一緒に入る 最大2頭。犬1頭に同伴者は2名まで
朝霞市 浜崎 中学生以下は保護者が一緒に入る。幼児は離れないようにする 2頭まで(同じエリアで使う)
日野市営 未就学児とベビーカーは入れない。小学生は保護者が一緒に入る 制御できる範囲(難しいときは1頭ずつ)
浦安市 中学生以下だけでは入れない。乳幼児や児童はけがに気をつける 1人で複数頭は避ける
和泉市 黒鳥山公園 未成年だけでは使えない。保護者が一緒に入る 多頭数での利用は遠慮する

代々木公園と北区は、保護者の同伴を求める理由をトラブルが起きたときに子ども本人では対処できないためだと書いている。北区は18歳未満まで保護者と一緒に入る決まりだ。

日野市は未就学児に加えてベビーカーでの入場も断っている。代々木公園・北区・浦安市・和泉市もベビーカーや犬用カートを持ち込めない。赤ちゃんを連れて入れる施設でも、ベビーカーは外に置く前提で考えておく。

浦安市は子どもを遊ばせる行為として、鬼ごっこや走り回ることを禁止事項に挙げている。子どもには犬を追いかけたり走り回ったりしないよう先に話しておきたい。

付き添いの人がドッグランの中でやることは5つある

ドッグランの中では、犬を連れて入った人が犬を見る役を受け持つ。公式ページの決まりを並べると、付き添いの人がやることは次の5つにまとまる。

  • 犬から目を離さない。犬だけを残して出ない(代々木公園・北区・朝霞市・浦安市)
  • マウンティングや追い回しや吠え続けを始めたらすぐにやめさせる(代々木公園・浦安市)
  • ふんは持ち帰り、尿は水で流す(代々木公園・浦安市)
  • 出入りのたびに扉が閉まったかを確かめる(代々木公園・北区・朝霞市)
  • 犬が人を噛んだら24時間以内に届け出て、48時間以内に獣医師に診てもらう(代々木公園の規約)

どれも各施設の利用規約や案内から拾った決まりだ。

犬が人を噛んだときの届け出先

代々木公園の規約は、東京都動物の愛護及び管理に関する条例に基づいて犬が人を噛んだときの動き方を書いている。飼い主は応急の手当てをして、24時間以内に動物愛護相談センターか保健所へ届け出る。さらに48時間以内に、狂犬病の疑いがないか獣医師に診てもらう。

日野市のドッグランで犬が人を噛んだときの届け出先は、東京都動物愛護相談センターだ。千葉県の浦安市は、市川健康福祉センター(市川保健所)か浦安市役所の環境衛生課へ報告する形だ。

代々木公園・朝霞市・浦安市・和泉市は、ドッグランの中の事故やけがは当事者どうしで解決するよう書いている。日野市も飼い主が自分の責任で使うよう求めていて、市は責任を負わないとしている。

持ち込まないものは入口の外に置いていく

多くのドッグランが、ボールやおもちゃ・おやつ・ベビーカーや犬用カート・ブラッシングを禁じている。

ドッグランでこんなことをしていませんか。多くのドッグランが禁止している4つ。ボールやおもちゃで遊ばせる。犬におやつをあげる。ベビーカーやカートごと入る。ランの中でブラッシング。当てはまる人は。道具とおやつは車か家に置いてくる。今日どこいく?が作ったイラスト図解(「こんなことしていませんか」のチェック場面)

例外もある。浦安市は犬の運動用具やおもちゃを禁止しているが、浦安ドッグランだけは使ってよいとしている。北区は伸び縮みするリードやロングリードを伸ばして使うことを禁じ、朝霞市も伸縮性のリードを使わない決まりだ。

浦安市は、浦安ドッグランの大型犬エリアでオオシロカラカサタケと思われるキノコが生えたと知らせている。人やペットが食べると激しいおう吐や下痢を起こすおそれがあるので、似たキノコを見かけたら環境衛生課へ連絡するよう求めている。

初めてドッグランへ行く日は登録から退場まで5手で進める

初めての日の流れを、公式の決まりの順番に並べた。

  1. 行く先のドッグランで利用登録を済ませる。都立公園は各公園の管理所・千代田区は電子申請・日野市は窓口か郵送か電子申請で受け付ける
  2. 当日は鑑札と狂犬病予防注射済票を犬に着けて、利用登録証を持っていく
  3. 入口の二重扉は1枚ずつ開け閉めして、閉まったのを見てから次の扉を開ける
  4. ドッグランの雰囲気になじんだのを見てからリードを外す。興奮しているあいだは外さない
  5. ふんを拾って持ち帰り、尿は水で流してから扉を閉めて出る

1つ目の登録は、受け付ける時間と曜日が決まっている。北区の登録の受付は9時から16時で、月曜日(祝日なら翌日)と年末年始の12月26日から1月6日は受け付けない。浦安市の窓口は平日の8時30分から17時で、郵送・ファクス・Eメールでも申し込める。

2つ目は朝霞市と千代田区が求めている。代々木公園と日野市は、利用登録証をほかの人から見える形で身につけるよう求めている。日野市は入る前と出たあとに受付簿へ書き込む決まりもある。

3つ目の二重扉は、同時に開け閉めすると犬が飛び出すので1枚ずつ開けるのが北区の決まりだ。代々木公園・北区・日野市は入口に暗証番号の鍵があり、番号は登録した人にだけ知らせている。代々木公園と日野市は番号をほかの人へ教えることを禁じている。

初めてドッグランへ行く日の流れ。利用登録をする。注射済票と鑑札を見せる。登録証を身につける。済票と鑑札は犬に着ける。扉は1枚ずつ閉める。なじんでからリードを外す。ふんは持ち帰る。尿は水で流してから出る。発情中や体調の悪い日は行かない。今日どこいく?が作ったイラスト図解(横並びの手順コマ)

4つ目と5つ目は日野市・和泉市・代々木公園の決まりに沿っている。日野市は犬をドッグランの雰囲気になじませてからリードを外すよう書き、和泉市は犬が興奮しているあいだはリードを外さないよう求めている。代々木公園では、ふんや吐いたものを公園のごみ箱やトイレに捨てずに持ち帰る。

旅先へ飛行機で向かう人は水の持ち込みも確かめる

尿を水で流す決まりがあるので、犬と出かける日は水を多めに持っていくと困らない。旅先のドッグランへ飛行機で向かうなら、水を入れた水筒や消臭スプレーを機内に持ち込めるかを持ち込み早見表で品目ごとに確かめられる。犬と行けるおでかけ先の記事はペット同伴の記事一覧にまとめている。

高速道路のSA・PAには小型犬用を分けたドッグランが17か所ある

車で遠出するときは、高速道路のSA・PAのドッグランで犬を休ませられる。NEXCO中日本は「ワンちゃんだって車内にずっといると疲れちゃう」として、ドッグランでの休憩を勧めている。

NEXCO中日本の一覧に載っているドッグランは36か所ある。そのうち17か所は大きい犬も入れる区画と小型犬の区画を分けていて、残りの19か所は区画が1つだ。

小型犬の区画が大きい犬の区画より広いのは駒ヶ岳SA(下り)とNEOPASA岡崎で、同じ広さなのはEXPASA談合坂(下り)・双葉SA(上り)・安濃SA(下り)だ。

SA・PA 道路 大きい犬も入れる区画 小型犬の区画
EXPASA足柄(下り) 東名 全犬種用 604㎡ 小型犬用 292㎡
NEOPASA駿河湾沼津(下り) 新東名 全犬種用 538㎡ 小型犬用 508㎡
NEOPASA静岡(下り) 新東名 全犬種用 322㎡ 小型犬用 100㎡
NEOPASA浜松(上り) 新東名 全犬種用 354㎡ 小型犬用 137㎡
NEOPASA岡崎(上下集約エリア) 新東名 大・中型犬用 173㎡ 小型犬用 180㎡
多賀SA(上り) 名神 全犬種用 198㎡ 小型・中型犬用 78㎡
談合坂SA(上り) 中央道 大・中型犬用 161㎡ 小型犬用 155㎡
EXPASA談合坂(下り) 中央道 大・中型犬用 269㎡ 小型犬用 269㎡
境川PA(下り) 中央道 大型犬用 271㎡ 小型犬用 115㎡
双葉SA(上り) 中央道 大型犬用 269㎡ 小型犬用 269㎡
駒ヶ岳SA(上り) 中央道 全犬種用 525㎡ 小型犬用 172㎡
駒ヶ岳SA(下り) 中央道 全犬種用 270㎡ 小型犬用 294㎡
安濃SA(下り) 伊勢道 全犬種用 208㎡ 小型・中型犬用 208㎡
梓川SA(下り) 長野道 大型犬用 271㎡ 小型犬用 115㎡
鈴鹿PA(上り) 新名神 大・中型犬用 700㎡ 小型犬用 550㎡
鈴鹿PA(下り) 新名神 大・中型犬用 700㎡ 小型犬用 550㎡

※NEOPASA岡崎は上下集約エリアなので上りと下りを1行にまとめた

区画が1つのドッグランでいちばん広いのは東名の牧之原SA(上り)の663㎡で、利用時間は8時から19時と書いてある。いちばん狭いのは北陸道の徳光PA(上り)の96㎡だ。北陸道の南条SA(上り・下り)と徳光PA(上り)は、冬場は積雪のため使えない。

犬と一緒に休めるお店もある。新東名のNEOPASA浜松(上り)の上島珈琲店は、愛犬と一緒に入って食事ができる。名神の尾張一宮PA(下り)と北陸道の南条SA(上り)は、ドッグランの隣にスターバックスコーヒーがあってテラス席にリードフックを付けている。ドッグランの外では必ずリードを着けて、愛犬から目を離さないよう求めている。

東日本の高速道路では、NEXCO東日本が那須高原SA(下り)などにドッグランを置いている。ドッグランがあるSAとして有珠山SA(下り)と長者原SA(下り)も挙げていて、水飲み場があるエリアもある。駐車場からドッグランまではリードなどを使ってほしいとしている。

ドッグランの時間は季節で変わり大雨や積雪の日は閉まる

屋外のドッグランは、季節と天気で開いている時間が変わる。

表を見ると北区と千代田区と日野市は10月から3月に閉める時間を早めている。

ドッグラン 4月〜9月 10月〜3月
代々木公園(都立) 24時間(原則は日の出ている時間) 24時間(原則は日の出ている時間)
北区 荒川岩淵関緑地 5時〜19時 6時〜17時
朝霞市 浜崎 8時〜19時(日没後は使えない) 8時〜19時(日没後は使えない)
千代田区 飯田橋 7時〜19時 7時〜17時
日野市営 9時〜18時 9時〜17時
浦安市 浦安公園ドッグラン 8時〜19時 8時〜19時
浦安市 浦安ドッグラン 8時〜20時 8時〜20時
和泉市 黒鳥山公園 日の出〜日没 日の出〜日没

代々木公園は24時間使えるが、原則は日の出ている時間に使うよう頼んでいる。騒音のトラブルを防ぐためと照明がなくて危ないためだ。朝霞市は日没後は使えず、和泉市も夜は使えない。

大雨や強風の日は管理者の判断で閉まる

大雨や強風などの荒天や災害のときは、管理者が危ないと判断すると閉まる。代々木公園と北区は、どちらもこの決まりを載せている。代々木公園は緊急の工事などで予告なしに閉めることもあるとしている。

雪の多い北陸道では、南条SA(上り・下り)と徳光PA(上り)のドッグランが冬場は積雪で使えない。和泉市の黒鳥山公園は2026年7月13日から8月7日まで芝生の養生のために閉めて、8月8日から再開した。使う時間の外には芝生に水をまいていると知らせている。

年末年始の休みと駐車場の料金

年末年始は北区と朝霞市と日野市が12月29日から1月3日まで休む。朝霞市はイベントのときも休むことがあり、決まり次第ドッグランの掲示板や市のページで知らせる。

料金は北区・千代田区・日野市・岸和田市・和泉市が無料だ。

車で行くなら駐車場も見ておく。朝霞市は8台ぶんで、日野市は29区画の駐車場がある。浦安ドッグランの駐車場は20台で、入ってから30分までは無料だ。30分から3時間30分までは60分100円になる。3時間30分を超えると7時から19時は平日が20分100円で、土日祝日が20分200円だ。ドッグランを使って4時間以上止めたときは、9時から17時に運動公園の事務所へ行くと600円になる割引がある。浦安公園ドッグランには専用の駐車場がない。

ドッグランでよく聞かれる8つの質問に答える

Q. ドッグランの小型犬は何キロまで?
A. 施設で違う。北区は10kg未満で、朝霞市は10kg以下を小型犬にしている。代々木公園の超小型犬専用エリアは5kgまでで、岸和田市と和泉市はおおむね10kg未満が目安だ。千代田区の飯田橋は体高25cm以下で分ける。

Q. ドッグランの大型犬の区画は何キロから?
A. 北区のBエリアと代々木公園の中・大型犬用エリアは10kg以上だ。朝霞市は10kg以下の犬を小型犬エリアに入れて、それ以外の犬を中・大型犬エリアに入れる。NEXCO中日本のSA・PAは全犬種用や大型犬用という名前で分けている。

Q. ドッグランに初めて行くときは何が必要?
A. 公営の多くは先に利用登録が要る。朝霞市は1年以内に受けた狂犬病予防注射の注射済票と犬の鑑札と本人確認の書類で登録する。当日は鑑札と注射済票を犬に着けて、利用登録証を持っていく。

Q. ドッグランの登録に混合ワクチンの証明は要る?
A. 施設で違う。日野市は1年以内に打った5種以上の混合ワクチンの接種証明書か抗体価検査の証明書が要る。浦安市は3種混合以上のワクチンの証明書を求め、千代田区も混合ワクチンの接種を必須にしている。

Q. 子犬は生後何か月からドッグランを使える?
A. 代々木公園の規約と北区の案内は、生後4か月未満の犬を登録できないとしている。4か月を過ぎても狂犬病予防注射済票がないと登録できないので、先に注射を済ませておく。

Q. ヒート中のメスはドッグランに入れる?
A. 入れない。代々木公園・朝霞市・日野市・浦安市の4施設が発情期のメスの入場を断っている。和泉市の黒鳥山公園は発情の時期に関係なく、未避妊・未去勢の犬は使えない決まりだ。

Q. 狂犬病の猶予証明書でドッグランに登録できる?
A. 都立公園ではできない。東京都建設局は多くの人が使う施設なので、ほかの利用者の安全を守るために猶予証明書での登録を受けていないと答えている。都立12公園のドッグランはこの扱いになる。

Q. サービスエリアのドッグランに小型犬用の区画はある?
A. ある。NEXCO中日本の一覧では36か所のうち17か所が区画を2つに分けている。鈴鹿PAは小型犬用が550㎡あり、駒ヶ岳SA(下り)とNEOPASA岡崎は小型犬の区画のほうが広い。

最後に:ドッグランは体重と証明を公式ページで確かめてから行く

ドッグランの小型犬の線は、6つの施設で5通りに分かれていた。10kgちょうどの犬は北区では大きい犬の側で、朝霞市では小型犬の側に入る。入るには狂犬病予防注射済票が要り、混合ワクチンの証明は施設で求め方が違う。生後4か月未満の犬を登録できない施設や発情中の犬を断る施設があり、子どもの年齢で入れない施設もある。行く前に犬の体重を量り、ワクチンの種類と住所の条件を行く先の公式ページで確かめておくと当日に入口で困らない。

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