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ANAの旅客機(燃油サーチャージ11月)

JALの燃油サーチャージは11月から北米5万円が6万2,000円に

公開 読了 約11分

JALの燃油サーチャージは11月発券分から上がる

JALの国際線の燃油サーチャージは11月1日発券分から全区間で上がります。

  • 何がJAL国際線の燃油サーチャージ。北米・欧州は片道62,000円に
  • いつから2026年11月1日から12月31日までに発券する航空券
  • 誰に大人と小児と座席を使う幼児。国際線の特典航空券も同じ額
  • どうすればいい10月31日までに発券すれば北米・欧州は今の50,000円のまま

日本航空(JAL)と日本トランスオーシャン航空(JTA)は、2026年11月から12月に発券する国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の額を改定して国土交通省へ申請しました。

10月15日に更新されたJALの公式ページにも新しい額が載っています。北米・欧州・中東・オセアニア線は1区間片道で50,000円から62,000円になります。

ANAも同じ10月15日にページを更新しました。11月1日から12月31日に購入する分は北米・欧州が62,000円です。ANAの額はいま政府の認可を申請している段階です。

額は乗る日ではなく航空券を発券した日で決まります。年末年始に海外へ出かける人は10月31日までに発券するかどうかで払う額が変わります。

この記事でわかること

  • 11月発券分からの区間ごとの額と10月発券分との違い
  • JALとANAで額がそろう区間と違う区間
  • 子どもや特典航空券の扱いと払い戻し・変更のときの扱い
  • 11月に上がった理由とこれまでの推移

燃油サーチャージは11月1日発券分から区間ごとにいくらになるのか

新しい額が使われるのは2026年11月1日から12月31日に発券する航空券です。10月1日から31日に発券する航空券は今の額のままです。JALの燃油サーチャージは燃油の価格に合わせて2カ月ごとに見直されています。

JALの日本発の額は6つの区間すべてで10月発券分より高くなります。

区間(日本発) 10月1日〜31日発券 11月1日〜12月31日発券
ソウル・釜山・済州・極東ロシア/沖縄〜台北・高雄 5,900円 7,100円
東アジア(ソウル・釜山・済州・ウランバートルなどを除く) 12,400円 16,000円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・ウランバートル・ロシア(イルクーツク) 17,500円 21,500円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク) 26,000円 33,200円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ 30,900円 38,500円
北米・欧州・中東・オセアニア 50,000円 62,000円

出どころ: JAL公式(2026年10月15日更新)。1人1区間片道あたりの額

どの額も1人1区間片道の額です。往復すると行きと帰りの2区間分がかかるので、北米・欧州線は往復で12万4000円になります。

長い距離の路線を中心に1万円以上の値上がりになる路線もあります。近いソウルや釜山の路線でも5,900円が7,100円に上がります。ソウルなどを除く東アジアの路線は12,400円が16,000円になります。

JAL国際線の燃油サーチャージ(日本発)。11月発券分から北米・欧州が上がる。10月までの発券。北米・欧州は1区間片道50,000円。11月からの発券。北米・欧州は1区間片道62,000円。額は乗る日ではなく発券した日で決まる。今日どこいく?が作ったイラスト図解(前と後の場面)

ヨーロッパの中で乗り継ぐときの扱いは別です。ブリティッシュ・エアウェイズとフィンエアーとイベリア航空が運航するJLのコードシェア便に乗ると区間ごとに別の額がかかります。日本から旅を始める人はビジネスクラスが40米ドルでエコノミークラスが32米ドルです。この欧州内の額は2カ月ごとの見直しの対象に入っていません。

燃油サーチャージとは別に航空保険特別料金もかかります。JALは日本で買うと1人1区間片道600円です。カナダと香港を発着する区間とブラジルから始まる旅程にはかかりません。

ANAも11月から上がるがタイ方面と東アジアはJALと額が違う

ANAの11月1日から12月31日購入分の額も公式ページに出ています。ANAは「中東情勢を踏まえた日本政府による緊急的激変緩和措置」による補助の効果をふまえて額を軽くしたと書いています。

2社を並べると北米・欧州とハワイとベトナム方面と韓国は同じ額で、タイ方面と東アジアはJALのほうが高くなります。

方面(日本発・11月1日〜12月31日) JAL ANA
北米・欧州・中東・オセアニア 62,000円 62,000円
ハワイ・インド・インドネシア 38,500円 38,500円
タイ・シンガポール・マレーシア 33,200円 32,000円
ベトナム・グアム・フィリピン・パラオ 21,500円 21,500円
東アジア(韓国を除く) 16,000円 15,100円
韓国 7,100円 7,100円
航空保険特別料金(日本で購入) 600円 780円

出どころ: JAL公式とANA公式の燃油サーチャージのページ(ともに2026年10月15日更新)。1人1区間片道。ANAは政府認可申請中の額

区間の分け方は2社で少し違います。ANAのタイ方面の区間にはミャンマーとカンボジアも入ります。JALの同じ区間にはブルネイとロシアのノヴォシビルスクが入ります。ANAの7,100円の区間は韓国とロシアのウラジオストクです。JALの7,100円の区間はソウル・釜山・済州と極東ロシアのほかに沖縄と台北・高雄の間も入ります。

ANAの成田〜メキシコシティ線(NH180/179)は表の区間とは別の扱いです。11月1日以降発券分は38,500円になります。

航空保険特別料金も2社で違います。日本で買うとJALは600円でANAは780円です。どちらも1人1区間片道の額で、ANAはカナダと香港とメキシコを発着する便にはかけません。

1人1区間片道・日本発の燃油サーチャージ。JALとANAの11月からの額はここが違う。JAL。ANA。北米・欧州。○ 62,000円。○ 62,000円。タイ方面。△ 33,200円。○ 32,000円。東アジア。△ 16,000円。○ 15,100円。ハワイと韓国は2社とも同じ額。今日どこいく?が作ったイラスト図解(2本の対決(実アイコン大+◎△))

子どもや特典航空券にも同じ額の燃油サーチャージがかかる

燃油サーチャージは大人と小児で同じ額です。座席を使う幼児も大人と同じ額になります。対象から外れるのは座席を使わない2歳未満の幼児だけです。

北米・欧州の燃油サーチャージ。10月31日まで発券:片道62,000円ではなく/50,000円のまま。11月1日から発券:片道62,000円に/値上げ
今日どこいく?編集部が本文の内容から作成

家族で北米へ行くなら座席を使う子どもの分にも大人と同じ62,000円が1区間ごとにかかります。膝の上に乗せる赤ちゃんの分はかかりません。子どもの燃油サーチャージは大人と同じなので家族旅行ほど10月中に発券するかどうかの差が大きくなります。

マイルで取る特典航空券も対象です。JALはJALマイレージバンクの国際線特典航空券に同じ額をかけます。ANAもAMCマイレージ特典航空券に同じ額をかけます。運賃がマイルで済んでも燃油サーチャージは別にかかるので、特典航空券の発券も10月中かどうかで額が変わります。

航空保険特別料金も大人と小児と幼児で同じ額です。JALの国際線特典航空券にも同じ額がかかります。

年末年始に海外へ出かける人は10月中に発券日を確かめる

額は乗る日ではなく発券した日で決まります。JALは発券のときに有効な燃油サーチャージをかけると書いています。年末年始の旅行を考えている人は次の順で確かめます。

年末年始の発券日と額の確認。10月31日まで 発券なら今の額/11月1日 新しい額に変わる/12月31日まで 新額の発券期間
今日どこいく?編集部が本文の日程から作成
  1. 予約の発券日を確かめる。予約を入れただけで支払いと発券が11月1日以降になると新しい額がかかります。旅行会社やサイトで予約した人は発券日がいつかを確かめます。
  2. 行き先と日程が決まっていれば10月31日までに発券する。JALの北米・欧州なら1区間片道50,000円で乗れます。ANAの北米・欧州は9月1日から10月31日購入分が55,000円です。
  3. 発券したあとに日程を変えない前提で決める。11月以降に未使用の航空券を変えると、すでに払った額と変える日の額との差額を調整されます。
  4. 燃油サーチャージを足した総額で会社を比べる。タイ方面と東アジアは2社で額が違うので運賃だけで比べると総額がずれます。航空券を選ぶときの見方は航空券の比べ方で読めます。
  5. ANAで買う人は最新の額を見る。ANAの11月からの額は政府認可申請中です。発券の前に公式ページで額を見ておきます。

日程が固まっていない人は無理に10月中に発券しなくてもかまいません。発券後に日付を変えると11月以降の額との差額がかかるので、10月に買った意味が薄れます。

燃油サーチャージの推移と11月に上がった理由

JALの燃油サーチャージはシンガポールケロシンという航空燃料の市況と為替で決まります。

JAL国際線の発着拠点。地図に番号で示した場所は 1. 羽田空港、2. 成田空港
地図:地理院タイル(淡色地図)に今日どこいく?編集部が位置を記入。位置は © OpenStreetMap contributors

9月から10月発券分の額は6月から7月の市況から決まりました。2カ月平均は1バレル132.50米ドルで、為替の平均は1米ドル161.63円です。円に直した額は21,417円になり、本来はゾーンP(21,000円基準)が当てはまる水準でした。政府からの中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置の補助の効果をふまえて、ゾーンO(20,000円基準)の額にしています。

11月から12月発券分は8月から9月の市況で決まりました。為替の平均は1米ドル157.61円で、円に直した額は2万5089円です。本来はゾーンT(2万5000円基準)ですが、同じ補助の効果を考えて一段階低いゾーンS(2万4000円基準)になりました。それでも今のゾーンO(2万円基準)からは引き上げです。

ANAの公式ページには7月からの3期分の額が残っています。北米・欧州で見ると夏より下がったあとで再び上がった形です。

方面(日本発) 7月1日〜8月31日購入 9月1日〜10月31日購入 11月1日〜12月31日購入
北米・欧州・中東・オセアニア 65,000円 55,000円 62,000円
ハワイ・インド・インドネシア 40,400円 35,800円 38,500円
タイ・シンガポール・マレーシア 33,500円 27,300円 32,000円
ベトナム・グアム・フィリピン・パラオ 22,500円 19,300円 21,500円
東アジア(韓国を除く) 15,400円 14,300円 15,100円
韓国・ロシア(ウラジオストク) 7,400円 6,500円 7,100円

出どころ: ANA公式(2026年10月15日更新)。1人1区間片道。11月からの額は政府認可申請中

ANAの11月からの額は7月から8月購入分よりは低い額です。3期とも緊急的激変緩和措置による補助の効果をふまえて額を軽くしたと書かれています。

JALの10月までの額はANAの9月から10月購入分より全区間で低い額でした。11月からは北米・欧州とハワイとベトナム方面と韓国でANAと同じ額にそろいます。JALは9月から10月発券分を出したときに11月以降発券分は10月に案内すると予告していて、その予定どおり10月15日に新しい額が出ました。

発券のあとに日付を変えると新しい額との差額がかかる

いちばん間違えやすいのは発券したあとの変更です。発券から出発までの間に額が変わったときの扱いはJALもANAも次のとおりです。

子どもや特典航空券の扱い。大人と小児は同額 燃油サーチャージは年齢で変わらない/座席を使う幼児も同額 大人と同じ額がかかる/対象外は2歳未満のみ 座席を使わない幼児だけ対象外
今日どこいく?編集部が本文の内容から作成
  • 航空券を変えない場合は差額の調整はありません。
  • まだ使っていない航空券を変える場合は、すでに払った額と変える日の額との差額を調整します。
  • 一部を使ったあとの航空券を変える場合は差額の調整はありません。

ここでいう変更には便名が同じままの日付の変更も入ります。旅程が同じままの便名の変更や、オープンの航空券に新しく予約を入れる場合も同じです。JALは東京〜バンコクのJL031便の7月1日出発を7月20日へ変える例を挙げています。

10月に50,000円で発券した北米行きを11月以降に別の日へ変えると、変える日の62,000円との差額を調整される形です。日程が動きそうな人は10月中に発券しても安く済まないことがあります。

払い戻しの扱いは違います。JALは燃油サーチャージを全額払い戻します。ANAも取消手数料と払戻手数料をかけずに全額を払い戻します。運賃そのものの払い戻しの条件は別なので買う前に確かめます。

日本以外から旅を始める航空券は額の決まり方が違います。ANAは旅行開始国が日本以外の場合の北米・欧州を419米ドルとしていて、発券日の換算レートで各国の通貨にして払います。国際線を乗り継ぐ旅程では表の額が当てはまらない場合もあります。

どちらの会社も関係国の政府の認可条件などで額や期間が予告なしに変わることがあると書いています。ANAの11月からの額は政府認可申請中なので、発券の前に公式ページで最新の額を見ておきます。

燃油サーチャージの11月改定でよく出る質問に答える

Q. JALの燃油サーチャージは11月からいくらですか
A. 2026年11月1日から12月31日に発券する日本発の航空券が対象です。1区間片道で北米・欧州・中東・オセアニアは62,000円です。ハワイは38,500円でソウルと釜山は7,100円になります。

空港の誘導路でJAPAN AIRLINESの機体ロゴが入った白いエアバス機が走行している写真
写真:SuFlyer(Wikimedia Commons・CC0・切り抜き)

Q. 10月に買って12月に乗る航空券はどちらの額ですか
A. 発券した日の額がかかります。10月31日までに発券すればJALの北米・欧州は1区間片道50,000円のままです。ただし11月以降に未使用の航空券の日付を変えると、その日の額との差額を調整されます。

Q. JALの燃油サーチャージの推移はどうなっていますか
A. 9月から10月発券分はゾーンO(20,000円基準)で北米・欧州は50,000円でした。11月から12月発券分はゾーンS(2万4000円基準)に上がって62,000円です。どちらも政府の補助の効果で本来より低いゾーンにしています。

Q. 子どもや特典航空券にもかかりますか
A. かかります。大人と小児は同じ額で座席を使う幼児も同じ額です。座席を使わない2歳未満の幼児だけが対象外です。JALとANAの国際線の特典航空券にも同じ額がかかります。

Q. 航空券を払い戻すと燃油サーチャージは戻りますか
A. 戻ります。JALは燃油サーチャージを全額払い戻します。ANAも取消手数料と払戻手数料をかけずに全額を払い戻します。運賃そのものの払い戻しの条件は別なので買う前に確かめます。

JALの燃油サーチャージ11月分は10月中の発券で差が出る

JALの国際線の燃油サーチャージは11月1日発券分から日本発の全区間で上がります。北米・欧州は1区間片道で50,000円から62,000円になります。ANAも同じ時期に上がり、北米・欧州とハワイとベトナム方面と韓国はJALと同じ額です。

額は発券した日で決まるので、日程が固まっている人は10月31日までの発券で今の額のまま乗れます。子どもや特典航空券も同じ額がかかるので家族旅行ほど差が出ます。発券のあとに日付を変えると新しい額との差額がかかる点だけは気をつけます。

この記事の出典

日本航空とsky-budgetなど4件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

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  1. 1sky-budgetsky-budget「JAL、11月からの国際線燃油サーチャージを値上げ」
  2. 2日本航空JAL「国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内」
  3. 3全日本空輸ANA「燃油特別付加運賃/航空保険特別料金について」
  4. 4日本航空JAL「JAL/JTA国際線「燃油特別付加運賃」の改定を申請(2026年9月~10月発券分)」

最終確認 2026年10月15日

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