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歯磨き粉の国際線機内持ち込みは100mlまで!洗面用具12品目一覧 図の中の文字: 100mlで通る、100ml、容器1つの上限はここ

歯磨き粉の国際線機内持ち込みは100mlまで!洗面用具12品目一覧

公開 読了 約21分

結論この記事の答え

機内に入れるなら、この条件

1容器 100ml(g)以下

容器の大きさ

国際線

見るのは中身でなく容器の大きさ。使いかけでも100mlを超える容器は通らない

1L以下の透明袋 1人1つ

ジッパー付き袋

国際線

縦横20cm以下で、マチは付けられない。袋に入れない液体物は持ち込めない

預けなら100ml超もOK

預け荷物

成田空港は、預け荷物なら100mlを超える液体物も運べるとしている

合計2Lまで

国内線

100mlの決まりは無い。化粧品類・医薬品類・スプレー缶を合わせて1人2Lまで

1容器 0.5Lまでくわしく見る

横にずらすと全部見られます

目薬などの医薬品とベビーフード・特別な制限食は、国際線の液体物の制限の対象外

歯磨き粉を国際線の機内に入れるなら100ml以下の容器にする

歯磨き粉は国際線の機内なら100ml以下の容器を1Lの透明袋に入れる。

この記事でわかること

  • 洗面ポーチによく入る12品目を国内線・国際線・預け荷物で仕分けた結果
  • 国内線で効く「化粧品類と医薬品類とスプレー缶を合わせて1人2L」の数え方
  • 使いかけで中身が減ったチューブでも国際線の機内で止まる理由
  • アメリカ・EU・イギリス・ジェットスターの国際線で変わるところ
  • 乗り継ぎと帰りの便で歯磨き粉が止まる場面と止まったときの選び方

歯磨き粉は国際線では液体物として扱われる。成田空港は機内に持ち込めない液体物の代表例として、シャンプーや液体ソープ・ヘアクリームと並べて歯磨き粉を挙げている。国際線の機内に入れる液体物は1つの容器が100ml以下で、ジッパー付きの1リットル以下の透明な袋に入れて1人1袋までになる。

歯磨き粉1本だけなら話は早い。困るのは洗面ポーチの中身をまとめて持っていくときだ。化粧水や日焼け止め・マウスウォッシュ・コンタクトの洗浄液まで同じ袋に入れるので、どれが対象でどれが別扱いかで迷う。この記事では今日どこいく?編集部が国土交通省と空港・航空会社・海外の政府の公式ページを読み、洗面ポーチの品目と国ごとの線引きを表に並べ直した。

航空会社17社で歯磨き粉の扱いを比べた結果は歯磨き粉の扱いを17社の公式ページで比べた記事にまとめてある。グラム表示のチューブが何gまで通るかは歯磨き粉は何gまでかを国内線と国際線で見た記事で読める。ここでは歯磨き粉と一緒に詰める洗面用具と、乗り継ぎを含めた国ごとの違いを中心に見ていく。

歯磨き粉と洗面ポーチに効く上限を10の数字で並べた

歯磨き粉と洗面用具の決まりは、国と空港と航空会社がそれぞれ数字で出している。今日どこいく?編集部はそのうち洗面ポーチに効く数字を10個抜き出し、1つの表に並べた。国交省の一覧は令和8年4月24日の更新で、化粧品類を1容器0.5Lか0.5kg以下・1人2Lか2kg以下としている。

成田空港の出発ロビーで、両替カウンターやスーツケースを押す旅行客たちが行き交う様子の写真

表を見ると、国際線は容器1つの大きさで決まり国内線は1人が持つ合計の量で決まることが分かる。

数字 何の上限か どこの決まり
100ml(g) 国際線で機内に入れる液体物の容器1つ 国土交通省・成田空港
1リットル 液体物を入れる透明な袋の容量(1人1袋) 国土交通省・成田空港
縦横20cm以下 袋の大きさの目安(マチ付きは使えない) 成田空港
縦と横の合計80cm以内 袋の大きさ(20×20cm・15×25cmが例) ジェットスター
0.5Lか0.5kg 化粧品類・医薬品類・スプレー缶の容器1つ(国内線で効く) 国土交通省・スターフライヤー・スカイマーク
2Lか2kg 化粧品類と医薬品類とスプレー缶を合わせた1人の量 国土交通省
3.4オンス(100ml) アメリカの保安検査で歯磨き粉を機内に入れられる量 TSA
2リットル イギリスの全空港で医療用・特別な食事・ベビー用に通せる容器 GOV.UK
350ml(350g) オーストラリア発の国際線で持ち込める無機粉末の1人の量 ジェットスター
36時間 EUが認める一部の国の空港で買った免税品の購入からの時間 欧州委員会

今日どこいく?の持ち込み早見表DBで数えると、全111品目のうち化粧品・スキンケアは11品目ある。同じDBでヘアケア・整髪は7品目、薬・衛生は13品目だ。洗面ポーチに入りそうなグループだけで3つあり、品目ごとに国内線と国際線の答えが違う。詰める前に1品ずつ早見表で引いておくと、空港で袋から出し直さずに済む。

今日どこいく?編集部が国交省の制限品一覧227品目を数えると、機内も預けもできるのは57品目だった。条件で変わるものは21品目ある。国交省の一覧では化粧品類は機内も預けも○で、国際線の機内では別に液体物の制限がかかると書かれている。つまり洗面ポーチで迷うのは「運べるか」ではなく「機内と預けのどちらに入れるか」だ。

歯磨き粉の扱いは国内線と国際線と預け荷物で変わる

同じ歯磨き粉でも、乗る便で見られるところが変わる。国際線の液体物の制限は国際線の機内だけが対象で、医薬品とベビーミルク・ベビーフード・特別な制限食は対象外になる。保安検査を通ったあとに免税店で買ったお酒なども持ち込める。

国内線にはこの100mlの決まりが無い。スターフライヤーは国内線でお茶や水などの飲料をそのまま持ち込めるとし、化粧品・医薬品などは1容器0.5kgか0.5L以下・1人2kgか2Lまでとしている。今日どこいく?編集部は洗面ポーチによく入る12品目を、国内線の機内・国際線の機内・預け荷物の3つで仕分けた。

表を見ると、品目ごとに線が引かれるのは国際線の機内だけだと分かる。

品目 国内線の機内 国際線の機内 預け荷物
歯磨き粉 ○ 100mlの決まりは無い 100ml以下の容器を袋へ ○ 100ml超も入れられる
マウスウォッシュ(洗口液) ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
洗顔フォーム ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
化粧水 ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
日焼け止め ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
シャンプー・液体ソープ ○ 100mlの決まりは無い 100ml以下の容器を袋へ ○ 100ml超も入れられる
ヘアクリーム ○ 100mlの決まりは無い 100ml以下の容器を袋へ ○ 100ml超も入れられる
香水 ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
コンタクトの洗浄液 ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
シェービングフォーム ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
制汗スプレー ○ 1容器0.5Lまで 100ml以下の容器を袋へ ○ 1容器0.5Lまで
目薬などの医薬品 ○ 1容器0.5Lまで 液体物の制限の対象外 ○ 1容器0.5Lまで

※1容器0.5Lの品目は1人2Lまで

国内線の列で「1容器0.5Lまで」と書いたのは、国交省の一覧で化粧品類に名前が出ている品目と医薬品だ。歯磨き粉・シャンプー・ヘアクリームは成田空港が国際線の液体物の例に挙げている品目で、国内線では100mlの線がかからない。歯磨き粉を国内線で持つときも化粧品類と同じ1容器0.5Lを目安にしておくと、ポーチ全体を同じ物差しで数えられる。

国際線の列は全部同じ答えに見えるが、中身の数え方には注意がいる。預け荷物に入れれば、成田空港は100mlを超える液体物も運べるとしている。大きなボトルやチューブは最初から預け荷物に回し、機内には旅行の途中で使う分だけを持つのが早い。

国際線の洗面ポーチ 機内に入れる物と預ける物。国際線の機内持ち込み。歯磨き粉。100ml以下。化粧水。100ml以下。目薬。医薬品は対象外。大きいシャンプー。預ければ○。使いかけの大きいチューブ。容器の大きさで判断。制汗スプレー。100ml以下。100ml以下の容器を1Lの袋に1人1つ。今日どこいく?が作ったイラスト図解(荷物の中身に○×)

国内線は化粧品と医薬品とスプレー缶を合わせて1人2Lまで数える

国内線で効くのは容器1つの量より、1人が持つ合計の量だ。国交省の一覧は化粧品類・医薬品類・スプレー缶の3つを合わせて1人2Lか2kg以下と決めている。1つの容器は0.5Lか0.5kg以下になる。

国内線と国際線の上限の違い。国内線:化粧品・医薬品・スプレー缶/合わせて1人2Lか2kgまで/容器1つは0.5Lか0.5kgまで。国際線:容器1つが100ml以下/1Lの透明袋に入れる/袋は1人1つまで

化粧品類にあたる物も一覧に書かれている。身体や身だしなみを手入れする物と、清涼・芳香・洗浄・消臭・除菌の効果がある嗜好品が化粧品類だ。洗面ポーチの品目では化粧水・洗顔フォーム・日焼け止め・洗口液・香水・シェービングフォーム・制汗スプレー・コンタクトの洗浄液が名前で並ぶ。

合計に入る物と入らない物の境目は、スプレー缶の中身で決まることが表から分かる。

区分 洗面ポーチで当たる物 1人の合計 機内と預け
化粧品類 化粧水・洗顔フォーム・日焼け止め・洗口液・香水・制汗スプレー 合計に入る どちらも○(1容器0.5L)
医薬品類 消炎鎮痛剤・虫よけ・消毒剤・コールドスプレー 合計に入る どちらも○(1容器0.5L)
スプレー缶(化粧品と医薬品以外) 引火性ガスと毒性ガスを使っていない物 合計に入る どちらも○(1容器0.5L)
熊よけ・催涙スプレー ペッパースプレーも同じ 合計に入らない どちらも×
漂白剤・カビ取り剤 「塩素系」「混ぜるな危険」の表示がある洗剤 合計に入らない どちらも×

※1人の合計は化粧品類・医薬品類・スプレー缶を合わせて2Lか2kg以下

一覧には、ガスが入ったスプレーは噴射弁をキャップなどで守っておくことと書かれている。旅行用の制汗スプレーやシェービングフォームはキャップを付けたまま詰める。化粧品類のスプレーには、ガスが入ったエアゾールと液体が入ったミストの両方が含まれる。

ここで気をつけたいのは、合計の2Lを超えなくても国際線では別に100mlの線がかかることだ。国交省の一覧も、機内に持ち込める物でも液体物なら国際線では液体物の制限の対象になると書いている。国内線の2Lと国際線の100mlは別の決まりなので、両方を満たす形で詰める。

国際線の100mlは中身の量でなく容器の大きさで見る

国際線の100mlで間違えやすいのは、使いかけのチューブなら通ると思うことだ。イギリス政府は100mlを超える容器は中身が少ししか入っていなくても通せないと書いている。成田空港も100ml(g)を超える容器に入った液体物を機内に持ち込めないとしていて、見ているのは容器の大きさだ。

今日どこいく?の「飛行機に持ち込めるものと禁止品の早見表」の画面。飛行機に持ち込めるもの・持ち込めないもの一覧(111品目)
今日どこいく?の飛行機に持ち込めるものと禁止品の早見表の画面(10月26日時点)

100mlと100gの関係も公式で書き方が少し違う。成田空港は100ml(g)と書き、3.4オンスと同じとしている。ジェットスターは100ml以下(約100g)の容器と書く。グラム表示のチューブなら100gまでを目安にして、それを超える表示なら預け荷物に回すと迷わない。

歯磨き粉のg表示と液体のmlの関係は歯磨き粉は何gまでかを国内線と国際線で見た記事でくわしく扱っている。この記事では「チューブに書かれた容器の表示を見る」の1点を覚えておけば足りる。大きなチューブを小さな容器に詰め替えるなら、成田空港の案内どおり100ml以下の容器に入れてから袋にまとめる。

粉の扱いも国によって違う。ジェットスターはオーストラリア発の国際線で、粉末を手荷物から出して別のトレーで検査を受けるよう案内している。今後は砂や塩・一部の化粧品のような無機粉末にも制限がかかり、上限は1人350ml(350g)になる。容器の容量で数えるので、中身を減らして350mlに収めることはできない。粉の歯みがきや粉の化粧品を持つ人は、オーストラリアから帰る便でこの決まりに当たるかを見ておく。

洗面ポーチの液体は1Lの透明袋1つにまとめて閉じる

100ml以下にそろえたら、次は袋に入れる。成田空港の決まりでは袋は容量1リットル以下・縦横20cm以下のジッパー付き透明プラスチック袋で、マチ付きは使えない。透明な袋に入っていない液体物は、100ml以下のジッパー付き容器でも持ち込めない。袋は1人1つだ。

袋の大きさには少しなら幅がある。成田空港はよくある質問で、24cm×17cmの袋でも縦横の和が40cm程度なら問題ないと答えている。絵や文字が入った袋も中身が見えればよいが、検査を早く済ませるならなるべく無地に近い袋を選ぶ。ジェットスターは袋の横と縦の合計を80cm以内とし、20×20cmや15×25cmを例に挙げている。

袋は自分で用意する。成田空港はコンビニやホームセンターで買えると案内していて、空港の中にも売っている店がある。イギリス政府は袋の上を結ばずに閉じることと、中身に余裕をもって入れて封ができる状態にすることを求めている。袋は保安検査の場所で見せる。

子ども連れの場合は袋の数え方が変わる。ジェットスターは1人1袋を基本にしつつ、子どもや介助が必要な人の分を持つ場合は別にしている。家族の分をまとめて持つときは人数分の袋を用意しておく。

国内線のスプレーと化粧品は航空会社で書き方が違う

国交省は、航空会社によってはより厳しいルールを設けている場合があると書いている。洗面用具でその差が出やすいのはスプレーだ。

国土交通省の機内持込み・お預け手荷物の制限品目一覧(国交省PDF) (PDF)の画面。赤い枠の中は「令和8年4月24日更新」
出典:国土交通省「機内持込み・お預け手荷物の制限品目一覧(国交省PDF)」 (PDF)(10月26日に撮影・赤い枠は今日どこいく?編集部が付けたもの)

各社の案内を並べると、日用品のスプレーを機内に入れられるかで答えが分かれる。

航空会社 対象の便 化粧品・医薬品 スプレーと液体の注意
スターフライヤー 国内線 1容器0.5kgか0.5L・1人2kgか2L 飲料は容器ごと持ち込める
スカイマーク 国内線 1容器0.5kgか0.5L・1人2kgか2L スポーツ用品・日用品のスプレーは預け荷物だけ
ANA 国際線 1容器0.5kgか0.5L・1人2kgか2L 日用品のスプレーも機内と預けで可・液体物の制限で断る場合あり
ジェットスター 国際線 液体は100ml以下(約100g)の容器 国際線ターミナルから出る国内線にも液体の制限がかかる

スカイマークは化粧品類と医薬品類を機内でも預けでも認め、スポーツ用品・日用品のスプレーは預け荷物だけにしている。国交省の一覧ではスプレー缶は機内も預けも○なので、スカイマークはこれより1段厳しい形だ。ANAの国際線は日用品のスプレーも両方で認めるが、国際線の機内では100mlの制限が先にかかる。

ジェットスターの注意も見落としやすい。液体物の制限は国際線ターミナルから出る国内線にもかかると書いている。国内線のつもりで大きなボトルを手荷物に入れていると、出発するターミナルによっては止まる。

コードシェア便にも気をつけたい。ANAは旅程に他社の運航便が入ると、他社の手荷物ルールが適用になる場合があるとしている。一部の国や地域は、ANAのページに書いた物以外にも制限を設けている場合がある。航空会社ごとの細かい違いは、今日どこいく?の持ち込み早見表(品目111件×航空会社17社)で品目と会社を選ぶと1画面で見られる。

歯磨き粉の国際線の決まりはアメリカ・EU・イギリスで少しずつ違う

歯磨き粉を液体物として100mlで区切る点は、日本とアメリカとEUで同じだ。イギリスも多くの空港で100mlだが、空港によって決まりが変わる。アメリカのTSAは歯磨き粉の機内持ち込みを3.4オンス(100ml)以下まで認め、預け荷物にも入れてよいとしている。

TSAのページは国内線と国際線を分けて書いていない。アメリカの空港から乗る便は、国内線でも同じ100mlで見ておく。通すかどうかを最後に決めるのは検査官だとも書いている。

EUは2006年にロンドンのヒースロー空港で起きた、手製の爆発物で旅客機を爆破しようとしたテロ未遂をきっかけに液体物の決まりを足した。100ml以下の容器を1リットルの再封できる透明な袋1つに入れる形は日本と同じだ。旅行中に使う医薬品や特別な食事・ベビーフードは例外になる。

イギリスは空港ごとに決まりが違う。多くの空港は100mlを超える容器を通さないが、2リットルまでの容器を通す空港もある。透明な袋に分けるよう求めるかどうかも空港による。医療用・特別な食事・ベビー用の液体は、イギリスの全空港で2リットルまでの容器を通せる。

国と地域で並べると、例外の広さと袋の決まりに差があることが分かる。

国・地域 歯磨き粉の容器1つ 袋と預け荷物 例外と注意
日本の国内線 100mlの決まりは無い 液体物の袋の決まりはかからない 化粧品類は1容器0.5L・1人2Lまで
日本発の国際線 100ml(g)以下 1L以下の透明な袋1つ・預けは100ml超も可 医薬品・ベビーフード・特別な制限食は対象外
アメリカ(TSA) 3.4オンス(100ml)以下 預け荷物にも入れられる 最後に決めるのは検査官
EU 100ml以下 1Lの再封できる透明な袋1つ 旅行中に使う医薬品・特別な食事・ベビーフードは例外
イギリス 多くの空港で100ml以下 袋は空港による・1人1袋 一部の空港は2Lの容器まで
ジェットスターの国際線 100ml以下(約100g) 縦と横の合計80cm以内の袋1つ オーストラリア発は無機粉末を1人350mlまで

表の中でほかと違うのはイギリスだ。一部の空港は2リットルまでの容器を通すが、多くの空港では歯磨き粉のような洗面用具も100mlのままになる。海外で乗る便は、その国の決まりで洗面ポーチを詰め直すつもりでいると慌てない。

保安検査で100mlを超える歯磨き粉が見つかると放棄になる

国際線の保安検査で100mlを超える液体物が手荷物から出てくると、その場で放棄することになる。成田空港はこの扱いを案内したうえで、事前によく確かめるよう呼びかけている。

洗面ポーチの中で液体のほかに止まりやすいのはカミソリだ。国内線のスカイマークは剃刀を機内に持ち込めない刃物に入れつつ、T字型剃刀と刃体4cm以下の化粧用の小さな剃刀は除いている。爪切りと刃体6cm以下の小さなはさみも除かれる。保安検査場で持ち込めない物が見つかったときは、手荷物カウンターで預けるか放棄箱に入れるかを選ぶ。放棄箱に入らない物の破棄と運べない物の一時預かり(1週間以内)は1個500円の手数料がかかる。

迷ったときは、保安検査に並ぶ前に係員へ聞くのが早い。国交省も、持ち込みも預けもできない物を空港に持ってきたときは近くの係員に申し出るよう案内している。

100mlを超える歯磨き粉が手元にあるときの二択

  • チェックインの前なら預け荷物に入れる。成田空港は預け荷物なら100mlを超える液体物も運べるとしている
  • 保安検査で見つかったあとなら放棄して、到着先で買い直す

どちらを選ぶかは、預ける荷物があるかどうかで決まる。機内持ち込みの荷物だけで旅をする人は、出発前に100ml以下の容器へ詰め替えておくのがいちばん確かだ。

乗り継ぎと帰りの便で歯磨き粉が止まる場面を並べた

歯磨き粉が止まるのは出発の空港だけではない。成田空港は、到着先の空港や旅行先から帰るときの出発空港で検査がある場合があるとしている。イギリス政府も、乗り継ぐ空港と帰りの空港の決まりを出発前に見ておくよう書いている。

場面ごとに並べると、免税店で買った液体の扱いがいちばん条件が細かい。

場面 起きること 対応
日本から国際線に乗る 100ml超の液体物は保安検査で放棄 100ml超は預け荷物へ(成田空港)
到着先の空港や帰りの出発空港 そこでも検査がある場合がある 帰りの荷物も100ml以下にそろえる(成田空港)
イギリスの空港で乗り継ぐ 空港ごとに容器と袋の決まりが違う 乗り継ぐ空港と帰りの空港の決まりを先に見る(GOV.UK)
EUの空港の免税品を持って乗り継ぐ 不正開封防止袋(STEB)と当日の購入証明が要る 袋に入れたまま運ぶ(欧州委員会)
EU以外の一部の空港の免税品で乗り継ぐ クロアチア・マレーシア・シンガポール・カナダとアメリカの国際空港の分が対象 36時間以内の購入証明をSTEBに入れる(欧州委員会)
イギリスで免税品を買って乗り継ぐ 購入時に封をした袋とレシートが要る 最終目的地まで袋を開けない(GOV.UK)

成田空港は、海外の空港で国際線を乗り継ぐ人も100mlを超える液体物を免税店で買えるようにSTEBsを入れている。出国手続きのあとに免税店で買ったお酒や化粧品類は、液体物の制限にかかわらず機内に持ち込める。

歯磨き粉で困りやすいのは帰りの便だ。行きは日本で100ml以下のチューブを用意できても、現地で買い足した大きなチューブを手荷物に入れると帰りの検査で止まる。現地で買った洗面用具は預け荷物に入れる前提で荷造りしておく。

液体の洗面用具はどこに入れる?(国際線)。目薬など医薬品かベビー用品?。容器の表示は100ml以下?。量の制限の対象外。医薬品とベビーフードは別扱い。1Lの透明袋へ。袋1つにまとめて機内へ。預け荷物へ。100ml超は機内に入れない。ただし 100mlは中身でなく容器の大きさで見る。今日どこいく?が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

国際線の前に洗面ポーチはこの順番で詰める

ここまでの数字を、出発前の荷造りの手順に置き換える。上から順に進めると、保安検査で袋を出し直す回数が減る。

成田空港の位置。地図に番号で示した場所は 1. 成田空港、2. 京成成田駅
  1. 容器の表示を見る 100ml(g)を超える歯磨き粉やボトルは預け荷物へ回す
  2. 液体とそれ以外に分ける 歯ブラシや固形の物は液体物の袋に入れない
  3. 医薬品を別にする 目薬のような液体の医薬品は液体物の制限の対象外として分けておく
  4. 1リットルの袋に入れる 縦横20cm以下でマチの無い透明な袋に閉じられる量だけ入れる
  5. 乗り継ぎと帰りを見る 経由する空港と帰りの空港の決まりを確かめておく

袋に入りきらない分は、預け荷物に回すか小さな容器に詰め替えて減らす。成田空港は100ml(g)以下の容器に入れたあとで、まとめて1リットル以下の袋に入れるよう案内している。

日焼け止めは洗面ポーチの中でも量が多くなりやすい品目だ。日焼け止めの100mlの線は日焼け止めクリームの持ち込みの記事で見られる。ほかの品目も持ち込み早見表(品目111件×航空会社17社)で国内線と国際線の答えを1品ずつ引ける。

歯磨き粉の国際線持ち込みは容器の100mlと袋1つで決まる

歯磨き粉は国際線では液体物として扱われ、機内に入れるなら100ml以下の容器を1リットル以下の透明な袋に入れる。袋は1人1つで、100mlを超える容器は中身が減っていても通らない。

国際線の洗面ポーチの詰め方。容器の表示を見る 100mlを超える歯磨き粉は預け荷物へ/100ml以下を袋へ 容器を1Lの透明袋にまとめる/袋は1人1つ ジッパー付き透明プラスチック袋で閉じる

国内線は100mlの決まりが無く、化粧品類と医薬品類とスプレー缶を合わせて1人2Lまでで数える。乗り継ぎがある旅や帰りの便では、経由する空港と帰りの空港の決まりも見ておく。

歯磨き粉の国際線持ち込みでよく聞かれる8つの質問に答える

Q. 歯磨き粉は国際線の機内に持ち込める?
A. 持ち込める。1つの容器が100ml以下なら、1リットル以下のジッパー付き透明袋に入れて1人1袋まで機内に入れられる。100mlを超えるチューブは預け荷物に入れる。

Q. 使いかけで中身が減った大きなチューブなら機内に持ち込める?
A. 持ち込めない。イギリス政府は100mlを超える容器は中身が少ししか入っていなくても通せないとしている。成田空港も100ml(g)を超える容器の液体物を禁止していて、見るのは容器の大きさだ。

Q. 歯磨き粉は預け荷物に入れられる?
A. 入れられる。成田空港は預け荷物なら100mlを超える液体物も運べるとしている。TSAも歯磨き粉を預け荷物に入れてよいとしている。国内線で預けるときは化粧品類と同じ1容器0.5Lを目安にする。

Q. 100gの歯磨き粉は飛行機に持ち込める?
A. 国際線なら100gまでのチューブは袋に入れて持ち込める目安になる。成田空港は100ml(g)と書き、ジェットスターは100ml以下(約100g)の容器としている。100gを超える表示なら預け荷物に回す。

Q. マウスウォッシュは国際線の機内に持ち込める?
A. 100ml以下の容器なら透明な袋に入れて持ち込める。国交省の一覧では洗口液は化粧品類にあたり、液体物の対象と書かれている。国内線なら1容器0.5L以下・1人2Lまでになる。

Q. 洗面用具は国際線の袋にいくつまで入れられる?
A. 決まりは容器の数でなく袋の大きさで書かれている。袋は1リットル以下で縦横20cm以下のマチの無い透明な物で、1人1つだ。イギリス政府は中身に余裕があり封ができる状態を求めている。

Q. 乗り継ぎで歯磨き粉を没収されることはある?
A. ある。成田空港は到着先の空港や帰りの出発空港でも検査がある場合があるとしている。イギリス政府も乗り継ぐ空港と帰りの空港の決まりを先に見るよう案内している。乗り継ぐ旅でも100ml以下にそろえておく。

Q. アメリカの国内線に歯磨き粉を持ち込める?
A. TSAは歯磨き粉の機内持ち込みを3.4オンス(100ml)以下まで認めていて、国内線と国際線を分けて書いていない。100mlを超えるチューブは預け荷物なら入れられる。最後に決めるのは検査官だ。

この記事の出典

国土交通省と成田国際空港など11件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

出典を開く閉じる
  1. 1成田国際空港成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」
  2. 2国土交通省国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」
  3. 3国土交通省国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(PDF)
  4. 4ジェットスタージェットスターの液体・粉末の持ち込みの案内
  5. 5スターフライヤースターフライヤー「液体物の機内持ち込みについて(国内線)」
  6. 6スカイマークスカイマーク「制限のある手荷物」
  7. 7アメリカ運輸保安庁米国運輸保安庁(TSA)「Toothpaste」
  8. 8GOV.UKGOV.UK「Hand luggage restrictions at UK airports: Liquids」
  9. 9欧州委員会欧州委員会「Liquids, aerosols and gels」
  10. 10国土交通省国土交通省「機内への持込み、お預け手荷物に制限がある品目について」
  11. 11全日本空輸ANA「機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)」

最終確認 2026年10月26日

写真と図の出どころを開く閉じる
  1. 1成田空港の出発ロビー写真:Nanashinodensyaku(Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0・切り抜き)
  2. 2成田空港の位置地図:地理院タイル(淡色地図)・位置は © OpenStreetMap contributors
  3. 3図と表今日どこいく?編集部が本文の内容から作成

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