本文へ移動
遅延証明書は何分から何日前まで?鉄道7社の違いと特急料金の境目 図の中の文字: 7社の遅延証明書、何分の遅れから出る?、何日前まで見られる?、特急料金は戻る?

遅延証明書は何分から何日前まで?鉄道7社の違いと特急料金の境目

公開 更新 読了 約25分
目次

先に答え:遅延証明書の日数は7日から45日まで会社で違う

遅延証明書は多くの会社で5分から出る。見られる日数は7日〜45日と会社で違う。

この記事でわかること

  • 鉄道7社の遅延証明書が出る遅れ(5分以上か10分程度以上か)とさかのぼれる日数
  • 証明書に書かれる時分のきざみと1日の時間帯の区切り
  • 特急料金が全額戻る遅れ(JRは2時間・小田急と西武と近鉄は1時間)
  • 列車が止まったときに戻る運賃と料金と定期券の扱い
  • 遅延証明書が証明しないこと(乗車・1本の列車の遅れ・乗り継ぎ)

遅延証明書は鉄道会社のWebページで見られる。ただ何分の遅れから載るのかと何日前の分まで残るのかは、会社ごとに決まりが違う。さかのぼれる日数がいちばん短いのは相鉄の7日間で、JR東日本と阪神は45日分を載せている。相鉄で遅れた日の証明書は、遅延当日から7日間を過ぎると載らなくなる。

今日どこいく?編集部は鉄道11社の公式ページを集めた。遅延証明書の条件が書いてあった7社の数字を1つの表に並べ、特急料金の払い戻しの条件は4社のページから取った。

特急に乗っていた人には、遅延証明書とは別に特急料金が戻る決まりがある。JR九州のページに載っているJRの決まりでは、特急・急行列車が到着時刻より2時間以上遅れると特急・急行料金が全額戻る。小田急ロマンスカーと西武の特急と近鉄特急は、1時間以上の遅れで特急料金が全額戻る。

この記事は遅延証明書の条件の表から始める。そのあと書かれる時分のきざみと時間帯の区切りを並べ、特急料金の払い戻しと列車が止まったときの扱いへ進む。

遅延証明書の条件を鉄道7社で1つの表に並べた

遅延証明書の条件を自社のページに書いていたのは、JR東日本・JR東海・京王・東急・東武・相鉄・阪神の7社だった。7社ともWebのページで証明書を出していて、何分の遅れから出すかと何日分を載せるかを書いている。

7社のうち6社は5分の遅れから証明書を出すが、さかのぼれる日数は7日から45日まで開いている。

会社 証明書が出る遅れ さかのぼれる日数 対象の時間と列車
JR東日本 概ね5分以上 過去45日分 在来線の普通列車(特急列車は対象外)
JR東海 概ね5分以上 過去30日間 在来線の普通・快速・新快速など(座席が指定された列車は対象外)
京王 5分以上 当日を含む31日間 始発から24時頃までに走る列車
東急 5分以上 発生日を含め1ヶ月間 始発列車から24時頃まで
東武 5分以上 当日から30日間 人身事故などで多くの列車に続いた遅れ
相鉄 10分程度以上 遅延当日から7日間 始発から深夜0:00頃まで
阪神 5分以上 当日を含む45日間 営業列車の遅れ(乗り継ぎによる遅れは対象外)

表でいちばん差が出るのは、さかのぼれる日数だ。相鉄は遅延当日から7日間だけ載せる。東武は当日から30日間で、JR東海も過去30日間の履歴を載せている。京王は当日を含む31日間で、東急は発生日を含め1ヶ月間としている。JR東日本は過去45日分で、阪神は当日を含む45日間を載せる。

日数の数え方の言葉も会社で違う。京王と阪神と東急は遅れた日を含めて数え、相鉄は遅延当日から数える。月の終わりに前の月の分をまとめて出す人は、何日前の分まで残っているかを先に見ておく。

5分の遅れから出す会社が7社のうち6社ある

証明書が出る遅れは、7社のうち6社が5分以上だった。JR東日本とJR東海は概ね5分以上と書き、京王・東急・東武・阪神は5分以上と書いている。相鉄だけは10分程度以上の遅れから出す。相鉄で10分に届かない遅れだった日は、Webの証明書に載らないことがある。

JR東日本とJR東海のWebの遅延証明書は特急を対象にしない

対象になる列車も会社で違う。JR東日本は在来線の普通列車が対象で、特急列車・臨時列車・団体専用列車・貨物列車・回送列車を対象外にしている。JR東海は普通・快速・新快速・特別快速・区間快速列車などを対象にしている。座席が指定された列車(特急列車やホームライナーなど)と臨時列車は対象外だ。

特急で遅れた人は、遅延証明書よりも特急料金の払い戻しの決まりを先に見るほうがいい。払い戻しの条件はこの記事の後半で会社ごとに並べた。

東武と阪神は証明する遅れの範囲まで書いている

東武の証明書は、人身事故などで多くの列車に断続的に出た遅れを東武の路線ごとに証明するものだ。1本の列車のトラブルで遅れた場合は、駅で遅れの状況を確かめたうえで遅延証明書を出すと書いている。

阪神は営業列車の遅れが5分以上になったときに出す。列車の遅れだけが対象で、乗り継ぎによる遅れは対象外だ。

鉄道7社の遅延証明書のページから。遅延証明書は何日前の分まで出せるか。この会社なら。さかのぼれる日数。相鉄。7日間。遅延当日から数える。JR東海・東武。30日。東武は当日から30日間。京王。31日間。当日を含めて数える。JR東日本・阪神。45日分。阪神は当日を含む45日間。ただし 東急は発生日を含め1ヶ月間・きざみは会社で違う。今日どこいく?が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)

遅延証明書に書かれる時分は5分きざみと10分きざみに分かれる

証明書に書かれる時分は、実際の遅れをそのまま写したものではない。会社ごとに決まったきざみで切り上げて書かれる。

京王は5分単位に切り上げる。JR東海と東武は10分単位に切り上げる。阪神は60分までを5分単位で書き、61分以上は「60分以上」と書く。

JR東日本は実際の遅れと証明書に書く時間の対応を表で出していて、10分ごとに切り上げる形になっている。

実際の遅れ 証明書に書かれる時間
5分〜10分 10分
11分〜20分 20分
21分〜30分 30分
31分〜40分 40分
41分〜50分 50分
51分〜60分 60分
61分以上 61分以上

JR東日本では11分から20分の遅れが20分と書かれ、51分から60分の遅れは60分と書かれる。61分以上の遅れはそれより細かくきざまず、「61分以上」とだけ書かれる。

JR東海の一覧には「61分〜」という書き方が出てくる。2026年10月2日に開いたときは、東海道線(熱海〜豊橋)の始発〜9時から10時〜17時までの3つの欄に「61分〜」が並んでいた。そのうち2つの欄には「運休あり」とも出ていた。

書かれるのは路線でいちばん大きな遅れになる

遅延証明書に書かれるのは、自分が乗った列車の遅れではない。JR東日本・京王・相鉄・阪神は、その路線で起きた最大の遅れを証明するもので個々の列車の遅れを証明するものではないと書いている。

京王は最大の遅れを測る駅も出している。京王線は上りが明大前駅で下りが調布駅、井の頭線は上りが渋谷駅で下りが明大前駅だ。乗った区間の遅れがこの駅での遅れより小さくても、証明書にはこの駅での最大の遅れが書かれる。

JR東海は、列車の走行位置に出る遅れの時分と遅延証明のページの時分が違う場合があると書いている。相鉄も、駅で出している遅延証明書の時分がWebの時分と違うことがあるとしている。

遅延証明書の時間帯の区切りは会社ごとに2つから5つある

証明書は1日をいくつかの時間帯に分けて出す。朝の遅れの証明書がほしい人は、自分の乗った時刻がどの欄に入るかを先に見る。

区切りの数は会社で違う。JR東日本は5つでJR東海は4つに分けている。京王と阪神は3つで、東急は2つだ。朝の区切りは、JR東日本が7時と10時でJR東海が9時と10時になる。阪神は9時で区切り、京王と東急は10時で区切る。

時間帯の区切りと証明書が載る時刻を5社で並べると、朝の区切りが7時から10時まで会社でずれている。

会社 時間帯の区切り 証明書が載る時刻
JR東日本 始発〜7時・7時〜10時・10時〜16時・16時〜21時・21時〜終電 当日の7時過ぎ・10時過ぎ・16時過ぎ・21時過ぎと翌日午前2時過ぎ(各時間帯の遅れが確定したあと)
JR東海 始発〜9時・9時〜10時・10時〜17時・17時〜終電 遅れが出しだい順に載せる
京王 始発〜10時・10時〜17時・17時〜24時(京王線と井の頭線の上下線別) 始発〜10時は10時過ぎ・10時〜17時は17時過ぎ・17時〜24時は翌日の4時30分頃
東急 始発〜10時・10時〜24時頃 運行状況で随時更新
阪神 始発〜9時・9時〜17時・17時〜終電 始発〜6:00の分は6時頃・6:00〜23:00の分は遅れのつど・23:00〜最終の分は翌日6時頃

朝の分は欄が更新される時刻を過ぎてから開く

JR東日本は、各時間帯の遅れが確定してから当日の7時過ぎ・10時過ぎ・16時過ぎ・21時過ぎと翌日午前2時過ぎに載せると書いている。京王も始発〜10時の分を10時過ぎに更新する。朝の分を出したい人は、その欄が更新される時刻を過ぎてから開く。

JR東海の一覧は遅れが出しだい順に載り、表示された時間帯より後の時間に数字が更新されることもある。JR東海と東武は、画面の「情報更新」ボタンなどでページを新しくしてから見るよう呼びかけている。

東武は一覧の説明で「始発〜10時」と「10時以降」に分けると書き、Web遅延証明書の説明では10時〜17時と17時〜終電にも分けると書いている。載せるのは各時間帯の遅れが確定したあとだ。

夜の遅れは翌日に載る会社がある

JR東日本は21時〜終電の分を翌日午前2時過ぎに載せる。京王は17時〜24時の分を翌日の4時30分頃に更新し、阪神は23:00〜最終の分を翌日6時頃に載せる。夜に遅れた日の分は、次の朝に開けば載っている。

阪神は始発〜6:00の分を6時頃に載せ、6:00〜23:00の分は遅れが出るたびに載せる。東急は始発〜10時と10時〜24時頃の2つの時間帯で出し、運行状況によって随時遅れの時分を更新する。

特急料金が全額戻る遅れはJRが2時間で私鉄の特急は1時間になる

特急に乗っていて遅れた場合は、遅延証明書とは別に特急料金の払い戻しがある。全額が戻る遅れの長さは、JRと私鉄の特急で分かれる。

JRの特急は到着の2時間以上の遅れで特急料金が全額戻り、小田急・西武・近鉄の特急は1時間以上で全額が戻る。

会社 全額が戻る遅れ 決まりの書き方 ほかの決まり
JR(JR九州のきっぷのルール) 2時間以上 特急・急行列車が到着時刻より2時間以上遅れた場合 割引きっぷは商品で扱いが違う
小田急ロマンスカー 1時間以上 到着時刻または出発時刻に1時間以上遅れた場合 JR御殿場線連絡は2時間以上
西武の特急 1時間以上 特急電車が1時間以上遅れた場合 運休も特急料金は全額
近鉄特急 1時間以上 出発時刻に1時間以上遅れて乗るのをやめたとき・到着時刻に1時間以上遅れたとき フリーきっぷや割引きっぷは条件が違うものがある

JRは到着が2時間以上遅れたときに全額を返す

JRの決まりはJR九州のきっぷのルールのページに載っている。特急・急行列車が到着時刻より2時間以上遅れた場合は、特急・急行料金の全額を返すと書いてある。このページは、旅客営業規則に定める条件と内容に限って扱うとも書いている。旅客営業規則はJRの運送約款だ。

このページは運転をとりやめたときの例外として東海道新幹線や東北・上越・北陸新幹線の区間を挙げていて、新幹線も同じ特急料金の決まりの中で扱っている。JRでは1時間台の遅れで特急料金は戻らない。旅客営業規則に定める条件に限って扱い、そのほかの扱いはしないとJR九州のページが書いているからだ。

JR東海の遅延証明書のページも、運行不能や列車遅延のときの扱いはJRの運送約款である旅客営業規則に定めていると書いている。その規則に定めた範囲で対応するという書き方だ。

小田急と西武と近鉄の特急は1時間で全額が戻る

小田急ロマンスカーは、到着時刻か出発時刻のどちらかで1時間以上遅れると特急料金が全額戻る。JR御殿場線にまたがる特急券だけは2時間以上になる。

西武は、特急電車が1時間以上遅れた場合に特急料金を全額払い戻す。特急電車が運休になった場合も全額だ。

近鉄は2つの場面を書いている。1つは特急列車が出発時刻に1時間以上遅れたので乗るのをやめたときで、もう1つは乗った列車が到着時刻に1時間以上遅れたときだ。どちらも特急料金の全額を払い戻す。

小田急と近鉄は到着だけでなく出発の遅れも数える。近鉄で出発の遅れを数えるのは、乗るのをやめたときだ。

特急が遅れたら特急料金は払い戻される?。到着の遅れは2時間以上?。小田急・西武・近鉄で1時間以上?。全額戻る。JRも私鉄も特急料金は全額。私鉄なら全額戻る。小田急・西武・近鉄は1時間から。戻らない。JRは2時間・私鉄は1時間に届かない。ただし 小田急のJR御殿場線連絡は2時間以上・割引きっぷは別。今日どこいく?が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

表から読める:遅延証明書と特急料金の払い戻しは別々に動く

2つの表を見比べると、遅延証明書と特急料金の払い戻しは別々の決まりで動いていると分かる。遅延証明書は路線の遅れを示すもので、特急料金の払い戻しは自分の特急券の扱いだ。

1つ目:必要な遅れの長さがまるで違う

遅延証明書は多くの会社で5分の遅れから出るが、特急料金が戻るのは1時間か2時間の遅れからになる。1時間に届かない遅れなら、証明書は出ても特急料金は戻らない。

2つ目:JR東日本とJR東海の特急の遅れはWebの証明書に載らない

JR東日本とJR東海のWebの遅延証明書には特急の遅れが載らない。特急に乗っていた人は、特急料金の払い戻しの決まりで自分の扱いを見る。

3つ目:戻るのは特急料金の全額になる

表の4社はどれも、決まった遅れに届いたら特急料金の全額を返すと書いている。ふだんの払い戻しには手数料がかかる。小田急の特急券は出発時刻までの申し出で1枚100円を引き、近鉄の特急券は列車の発車時刻前までなら220円を引く。遅れで戻るときは全額なので、この手数料は引かれない。

JRの指定席特急券を自分の都合でやめるときは、JR九州の決まりでは出発日の前日から手数料が30%(最低340円)になる。

自分の都合で新幹線のきっぷをやめるときの話は、新幹線の予約はどこで取る?払い戻し手数料が30%になる境目にまとめてある。予約をどこで取るかと、払い戻しの手数料が30%になる境目をそちらで読める。

4つ目:割引きっぷは別の扱いになる

JR九州は特急・急行列車に乗れる割引きっぷの払い戻しは商品によって違うとし、近鉄もフリーきっぷや割引きっぷは条件が違うものがあると書いている。割引きっぷで乗った人は、払い戻しの前に駅で扱いをたずねる。

会社で数字が分かれるのは決まりの出どころが違うから

JRの特急料金の払い戻しは、JRの運送約款である旅客営業規則で決まっている。JR九州とJR東海はどちらも、遅れや運行不能のときの扱いはこの規則に定めた範囲で行うと書いている。

私鉄の特急は、それぞれの会社が自社のページで決まりを出している。小田急・西武・近鉄の3社はどこも1時間以上の遅れで特急料金を全額戻すとしていて、JRの2時間より短い。

JRにまたがる特急券はJRと同じ形の数字になる

小田急でも、JR御殿場線にまたがる特急券は遅れの基準が2時間以上になる。払い戻しの手数料もJR御殿場線連絡の分は、乗車日の2日前までが340円でそれ以後の出発時刻までは3割(最低340円)だ。JR九州の指定席特急券は列車出発日の2日前までが340円で、前日から出発時刻までが30%(最低340円)になっている。小田急の特急券でもJR御殿場線にまたがるものは、遅れの基準も手数料もJRの数字と並ぶ。

遅延証明書の日数ときざみは各社が自分で決めている

遅延証明書の日数ときざみも、会社ごとにページで決めて出している。JR東海・京王・東武・相鉄・阪神の5社は、証明書は遅れを示すだけで損害を賠償することを証明するものではないと書いている。

証明する遅れの測り方も数字の差になる。JR東日本・京王・相鉄・阪神は路線で起きた最大の遅れを証明し、東武は多くの列車に断続的に出た遅れを証明する。京王は最大の遅れを決める駅まで上下線ごとに決めている。

駅で出すかどうかも分かれる。京王は京王線と井の頭線の各駅で遅延証明書を出していない。相鉄は駅でも出していて、駅の証明書の時分はWebの時分と違うことがあると書いている。東武は1本の列車のトラブルの遅れを駅で確かめてから出す。

遅延証明書が証明しない4つのことを先に知っておく

遅延証明書を会社や学校に出す前に、何を証明しないかを知っておくと説明に困らない。各社のページに書いてある注意をまとめると次の4つになる。

  • 乗ったことは証明しない。JR東日本・京王・東武・相鉄・阪神は、乗車したことを証明するものではないと書いている。
  • 乗った列車1本の遅れは証明しない。路線で起きた最大の遅れを証明するもので、個々の列車の遅れを証明するものではない。
  • 損害の賠償は証明しない。JR東海・京王・東武・相鉄・阪神は、遅れで生じた損害を賠償することを証明するものではないとしている。
  • 乗り継ぎの遅れは入らない。阪神は乗り継ぎによる遅れを対象外にしていて、対象範囲の外の他社線は各鉄道会社に問い合わせるよう書いている。

4つとも各社の遅延証明書のページの注意書きに書いてある。

各社の遅延証明書の注意書きから。遅延証明書でこんな思い込みをしていませんか。Webの遅延証明書が示さない4つのこと。JRの特急の遅れも載ると思う。乗った列車の遅れが載ると思う。乗った証明になると思っている。乗り継ぎの遅れも入ると思う。当てはまる人は。乗った会社と路線ごとに自分で選ぶ。今日どこいく?が作ったイラスト図解(「こんなことしていませんか」のチェック場面)

阪神は証明書をネットに載せることを禁じている

阪神は遅延証明書を無断で転載や複写することと、中身をホームページなどで公開することを固く禁じている。遅れた日の証明書を見せたいときは、SNSに載せずに提出する相手へ直接渡す。

直通運転の路線は会社ごとの数字がずれることがある

京王は相互直通運転をしている東京都交通局の情報と差が出る場合があると書いている。JR東日本も、実際の運行状況とページの情報が違う場合があるので目安として使うよう書いている。

乗った路線の遅延証明書は会社ごとに選び方が違う

証明書は会社ごと・路線ごとに分かれているので、乗った区間に合うものを自分で選ぶ。何を選んで開くかを会社ごとに並べた。

選ぶ単位は日付だけの会社から、路線と方面まで選ぶ会社まで分かれる。

会社 選ぶ単位 気をつけること
JR東日本 路線ごと(湘南新宿ラインと上野東京ラインは乗った区間の路線を選ぶ) 相模線と青梅線(青梅〜奥多摩)はどこトレの発行機能(PC版のみ)
JR東海 路線ごと(東海道線は熱海〜豊橋と豊橋〜米原で別) 履歴は路線ごとに30日分
京王 京王線か井の頭線かと上りか下りか 京王線と井の頭線の各駅では出していない
東急 9路線を方面ごとに開く 始発〜10時と10時〜24時頃の2つの時間帯
東武 12路線から選ぶ 1本の列車のトラブルの遅れは駅で確かめて出す
相鉄 日付ごと(本日より前7日間) 駅で出す証明書と時分が違うことがある
阪神 日付ごとにダウンロード 対象範囲の外の他社線は各鉄道会社へ

JR東日本の湘南新宿ラインと上野東京ラインは乗った区間で選ぶ

JR東日本は直通運転の路線の選び方を書いている。湘南新宿ラインは宇都宮線・高崎線・埼京線・川越線・横須賀線・総武快速線・東海道線のどれかから、乗った区間に合わせて選ぶ。上野東京ラインは宇都宮線・高崎線・東海道線・常磐快速線・常磐線のどれかから選ぶ。高崎線の東京〜大宮で乗った人は宇都宮線の証明書を選ぶ。

相模線と青梅線の青梅〜奥多摩は、このページでなく「どこトレ」の遅延証明書発行機能で出す。どこトレはPC版だけに対応している。

東急は方面ごと・京王は上下線ごとに分かれる

東急は東横線・目黒線・東急新横浜線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線・世田谷線・こどもの国線の9路線を、方面ごとに別のウィンドウで開く。東横線なら渋谷方面と元町・中華街方面で別の証明書になる。

京王は京王線と井の頭線を分け、さらに上りと下りで欄を分けている。1つの日付に3つの時間帯が並ぶので、乗った時刻と向きの欄を探す。

東武は12路線・阪神は4つの区間が対象になる

東武の一覧は東武スカイツリーライン・伊勢崎線(浅草〜伊勢崎)から東武越生線(坂戸〜越生)まで12路線に分かれている。東武スカイツリーラインは浅草〜東武動物公園間の愛称で、東武アーバンパークラインは東武野田線の愛称だ。

阪神の証明書の対象は、本線の大阪梅田〜元町・阪神なんば線の大阪難波〜尼崎・武庫川線の武庫川〜武庫川団地前・神戸高速線の元町〜西代だ。大阪難波より東は近畿日本鉄道で、西代より西は山陽電気鉄道の証明書になる。高速神戸より東の阪急線は阪急電鉄で、新開地より北は神戸電鉄に問い合わせる。

Webで遅延証明書を出すときは4つの手順で進める

遅延証明書の出し方は会社が違っても大きくは同じ流れになる。Webで出すときの手順を4つにまとめた。

  1. 乗った会社の遅延証明書のページを開く。JR東日本とJR東海は運行情報のサイトの中に遅延証明書のページがある。
  2. 路線と方面を選ぶ。東急は方面ごとに別のウィンドウで開き、京王は京王線と井の頭線の上下線別に欄が分かれている。
  3. 日付と時間帯の欄を見る。JR東日本とJR東海では、まだ始まっていない時間帯の欄に「準備中」と出る。
  4. 画面を保存するか印刷する。阪神は遅延証明書をダウンロードできる。
Webで遅延証明書を出す4つの手順。会社のページを開く。乗った会社の遅延証明書のページ。路線と方面を選ぶ。東急は方面別・京王は上下線別。日付と時間帯を見る。時間帯の欄で遅れの分数を見る。画面を保存する。阪神はダウンロードできる。相鉄は遅延当日から7日間だけ載る。今日どこいく?が作ったイラスト図解(横並びの手順コマ)

10月2日の昼に開いたときは、JR東日本もJR東海も夕方から夜の欄が「準備中」になっていた。JR東日本の東海道線は7時〜10時の欄に20分と出ていて、10時〜16時の欄には10分と出ていた。

前の日より古い分は履歴のページで探す

前の日より古い分は、会社ごとに置き場所が違う。京王は一覧に本日から8日前までを並べ、31日前までの分は過去履歴のページで見る。JR東海は路線ごとの「履歴」から30日分を見る。

阪神のページは10月2日に開いたとき、最初に9月26日までの7日分が並んでいた。その下の「もっと見る」に続けて8月19日までの分が並んでいた。相鉄は本日より前7日間の分を1つのページに載せている。

提出する先が決まっている人は、何時台の遅れの証明書が要るのかを先に聞いておくと選ぶ欄を間違えない。証明書は時間帯ごとに分かれているので、朝の通勤なら始発からの欄と次の欄のどちらに入るかを見る。

列車が止まって旅行をやめるとJRは運賃と料金を全額返す

大きく遅れるだけでなく、列車が止まって動かないときの扱いもJR九州のきっぷのルールに載っている。旅行をやめるか途中でやめるか、出発した駅へ戻るかで返ってくるものが変わる。

JRでは列車が運転できずに旅行をやめると運賃と料金が全額戻り、定期券は5日以上続けて止まったときだけ延長か払い戻しになる。

場面 JRの扱い(JR九州のきっぷのルール)
きっぷを買う前に列車が運転できなくなった その区間を発着・通過するきっぷの発売を中止する
旅行をやめる 運賃・料金の全額を返す
旅行の途中でやめる 乗らない区間の運賃を返す。運転をとりやめた列車の特急・急行料金などは全額
乗っている特急が途中駅で運転をとりやめた 後続の特急・急行列車に乗れる。運転をとりやめた列車の特急・急行料金は全額
出発した駅へ戻る 無料で戻れて運賃・料金は全額
遅れで乗り継げず到着が2時間以上遅れる 途中でやめるときと出発駅へ戻るときは運転できない場合と同じ扱い
定期券・回数券 5日以上続けて不通のときだけ有効期間の延長か払い戻し

乗っている特急が途中駅で止まったときは、後続の特急・急行列車に乗れる。このときも運転をとりやめた列車の特急・急行料金は全額戻る。

例外もある。品川〜東京間(東海道新幹線を含む)と上野〜東京・品川間と東北・上越・北陸新幹線の上野〜東京間は、そこだけで運転をとりやめた場合に特急・急行料金の差額だけが戻る。

寝台料金は、使い始めてから朝6時までの間に一部か全部の区間を使えなかった場合に限って全額を返す。割引きっぷは商品によって扱いが違うので、係員にたずねるよう書いてある。

きっぷを買う前に運転できない区間ができた場合は、その区間を発着・通過するきっぷを売らない。バスなどほかの方法でつながったときや、別の経路を回って走るときは開通したものとして売ることがある。

定期券は5日以上止まったときだけ延長や払い戻しになる

定期券と回数券は、5日以上連続して不通になった場合に限って有効期間の延長や払い戻しをする。5日に届かない不通ではこの扱いにならない。

私鉄の特急が運休したら特急料金は全額戻る

小田急と西武は、特急が運休した場合は特急料金を全額払い戻すと書いている。小田急はネットやアプリで買った特急券なら申し出なしで自動で戻す。

西武は振替輸送の仕組みを案内している

西武は振替輸送の仕組みも案内している。持っている乗車券の区間で列車の運転に支障が出たとき、指定された他の路線を乗車券と振替乗車票でう回して目的地まで行ける仕組みだ。使える範囲は持っている乗車券の有効区間で変わる。バスでの振替輸送はよくある質問のページで案内している。

特急料金の払い戻しは買った窓口か駅へ申し出る

遅れや運休で特急料金が戻る場合は、申し出る先が会社ごとに決まっている。小田急は買った窓口か小田急線の各駅へ申し出るよう書いている。

ネットで買った小田急の特急券は自動で戻る

小田急はロマンスカー@クラブ・e-Romancecar・アプリ「EMot」・EMotオンラインチケットで買った特急券なら、申し出なしで自動で戻す。ロマンスカー@クラブは特急ポイントで戻し、2〜3日程度かかる場合がある。e-RomancecarとEMotは決済に使ったクレジットカードの口座へ戻し、手続きの日から次々回の口座振替までかかる場合がある。

窓口へ行く前にそろえておく

払い戻しの窓口に行く前に、次のことを確かめておく。

  • クレジットカードで買ったきっぷは買ったときのカードを持っていく。近鉄はカードの名義の本人が手続きすると書いている。
  • 旅行会社で買ったきっぷは、近鉄なら発行した支店や営業所で扱う。
  • 団体乗車券と一部の割引きっぷは、JR九州では買った窓口へ申し出る。
  • JR九州のきっぷは駅の精算所か主な旅行会社の窓口で払い戻す。

どれもJR九州と近鉄の払い戻しのページに書いてある決まりだ。

電車の遅れで飛行機に乗り遅れたら航空券は航空会社の決まりになる

空港へ向かう電車が遅れて飛行機に乗り遅れても、航空券の払い戻しは鉄道会社の決まりでは扱わない。京王・東武・阪神は、自社以外の乗車券や航空券や旅行券の払い戻しはその会社の規約や約款によると書いている。

阪神はさらに、列車の遅れや運休で予定していた電車・バス・飛行機などに乗れなかった場合でも損害の補償などは一切負担しないと書いている。阪神の遅延証明書があっても、乗れなかった飛行機の分は阪神に求められない。

空港へ行く日は、電車の遅れを見込んで早めに出る。飛行機の側の遅れや欠航がどれくらい起きるかは、遅延と欠航のデータで国土交通省の公表値をもとに航空会社ごとに見られる。

新幹線で空港や旅先へ向かう人は、新幹線6社の持ち込みと設備の比較表で特大荷物やペットの決まりと一緒に遅れのときの扱いも見られる。

遅延証明書と特急料金の払い戻しでよく聞かれる8つの質問に答える

Q. 遅延証明書は何日前の分までWebで出せる?
A. 会社で違う。相鉄は遅延当日から7日間で、東武とJR東海は30日だ。京王は当日を含む31日間で、JR東日本と阪神は45日分を載せている。

Q. 遅延証明書は何分の遅れから出る?
A. 7社のうち6社は5分以上の遅れで出す。JR東日本とJR東海は概ね5分以上で、京王・東急・東武・阪神は5分以上だ。相鉄だけは10分程度以上の遅れから出す。

Q. 特急の遅れはWebの遅延証明書に載る?
A. JR東日本は在来線の普通列車が対象で、特急列車は対象外だ。JR東海も特急列車やホームライナーなど座席が指定された列車を外している。特急に乗っていた場合は、特急料金の払い戻しの決まりを見る。

Q. 新幹線が遅れたら特急料金は戻る?
A. JRの決まりでは、特急・急行列車が到着時刻より2時間以上遅れると特急・急行料金が全額戻る。新幹線もこの特急料金の決まりの中で扱われている。割引きっぷは商品によって扱いが違う。

Q. 私鉄の特急は何時間遅れたら特急料金が戻る?
A. 小田急ロマンスカー・西武の特急・近鉄特急は1時間以上の遅れで特急料金が全額戻る。小田急は到着か出発の時刻で数える。JR御殿場線にまたがる特急券だけは2時間以上だ。

Q. 電車が止まったら定期券は払い戻せる?
A. JR九州のきっぷのルールでは、定期券と回数券は5日以上続けて不通になった場合に限り有効期間の延長か払い戻しをする。5日に届かない不通ではこの扱いにならない。

Q. 電車の遅れで飛行機に乗れなかったら補償はある?
A. 阪神は列車の遅れや運休で飛行機などに乗れなかった場合でも、損害の補償などは一切負担しないと書いている。京王と東武も航空券の払い戻しはその会社の規約によるとしている。

Q. 遅延証明書は電車に乗った証明になる?
A. ならない。JR東日本・京王・東武・相鉄・阪神は、遅延証明書は乗車したことを証明するものではないと書いている。書かれるのは路線で起きた最大の遅れで、乗った列車1本の遅れでもない。

まとめ:遅延証明書は早めに保存し特急料金は1時間と2時間で見る

遅延証明書は7社のうち6社が5分の遅れから出していて、相鉄だけが10分程度以上だった。さかのぼれる日数は相鉄の7日間からJR東日本と阪神の45日分まで分かれる。書かれる時分は5分か10分のきざみで、路線で起きた最大の遅れが書かれる。

特急に乗っていた人は、遅延証明書とは別に特急料金の払い戻しを見る。JRは到着が2時間以上遅れたときで、小田急・西武・近鉄の特急は1時間以上で全額が戻る。証明書は乗車や損害の賠償を証明しない。飛行機などに乗り遅れた分は、鉄道会社でなく航空会社の決まりで扱われる。

遅れた日の証明書は、さかのぼれる日数を過ぎる前に保存しておく。電車と新幹線のほかの記事は新幹線・電車の記事一覧から読める。

この記事の出典

相鉄とJR東日本など11件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

出典を開く閉じる
  1. 1相鉄相鉄「遅延証明書」
  2. 2JR東日本JR東日本「遅延証明書」
  3. 3阪神電気鉄道阪神電気鉄道「遅延証明書」
  4. 4JR九州JR九州「きっぷの変更・払い戻し・紛失」
  5. 5小田急電鉄小田急電鉄「特急券の払いもどし・変更」
  6. 6西武鉄道西武鉄道「電車が遅延・運休したとき」
  7. 7近畿日本鉄道近畿日本鉄道「きっぷの変更・払い戻し・振替輸送」
  8. 8JR東海JR東海「遅延証明書一覧」
  9. 9京王電鉄京王電鉄「遅延証明書」
  10. 10東急電鉄東急電鉄「遅延証明書」
  11. 11東武鉄道東武鉄道「遅延証明書」

最終確認 2026年10月3日

あわせて読みたい