- 先に答え:乗り換えで改札を出ても運賃が続くのは決められた駅ときっぷに限られる
- 乗り換えの途中で改札を出たときの扱いを8つの鉄道で並べた
- 改札を出て乗り換えてよい時間は東京メトロが60分・神戸市営地下鉄が90分になる
- ICカードで乗り換えるときは改札の外で別の電車やバスに乗らない
- JRで途中の改札を出られるのは片道100キロを超えるきっぷになる
- 私鉄4社の普通のきっぷは途中で改札を出ると続けて乗れない
- 表から読める:乗り換えで改札を出てよいかは時間と距離ときっぷの種類で決まる
- 途中で降りてよいかが鉄道で分かれるのはきっぷの作りが違うから
- 自分の乗り換えで改札を出てよいかは4つの順に見て決める
- 乗り換えの途中で改札を出る前は5つの手順で確かめる
- 間違えて乗り換えの改札を出てしまったときの運賃はこうなる
- 乗り換えと途中下車でよく聞かれる8つの質問に答える
- まとめ:乗り換えで改札を出る前に持ち時間ときっぷの距離を見る
先に答え:乗り換えで改札を出ても運賃が続くのは決められた駅ときっぷに限られる
普通のきっぷで改札を出ても運賃が続くのは地下鉄の乗換駅とJRの長距離きっぷだけ。
この記事でわかること
- 改札を出て乗り換えてよい持ち時間(東京メトロ60分・神戸市営地下鉄90分)
- JRで途中下車できるきっぷとできないきっぷの境目(片道の営業キロ100キロ)
- 西武・京王・近鉄・東武の普通のきっぷで途中の改札を出たときの扱い
- 定期券とICカードで変わるところ
- 間違えて改札を出てしまったときに払う運賃
乗り換えの途中で改札を出たときの扱いは鉄道ごとに決まっている。東京メトロは一度改札を出る乗換駅での乗換時間を60分にしている。2020年6月6日に30分から延ばした。
神戸市営地下鉄は三宮と新長田の乗り換えに90分の線を引いている。90分以内に入らないと乗車券は無効になり、定期券だけはこの決まりから外れる。
JRは途中下車の決まりで線を引いている。営業キロが100キロまでの普通乗車券と大都市近郊区間の中だけを使う普通乗車券では途中下車できない。
私鉄は今回並べた4社とも普通のきっぷで途中下車できない。京王は普通乗車券と回数乗車券で途中下車できないとしていて、途中下車すると前途(残りの区間)は無効になる。前途分の払いもどしも無い。
この記事は8つの鉄道の規定を1つの表に並べるところから始める。そのあと乗換駅の持ち時間とICカード・JRの途中下車・私鉄の定期券の順に進み、最後に改札を出てしまったときの運賃を見る。
乗り換えの途中で改札を出たときの扱いを8つの鉄道で並べた
今日どこいく?編集部は8つの鉄道の公式ページから途中で改札を出たときの決まりを集めた。JRが2社(JR東日本・JR東海)・私鉄が4社(西武・京王・近鉄・東武)・地下鉄が2つ(東京メトロ・神戸市営地下鉄)になる。地下鉄の2つは乗換駅に持ち時間を決めていて、JRの2社はきっぷの距離と区間で途中下車の線を引いている。私鉄の4社はどこも普通のきっぷで途中下車できない決まりだった。
並べると改札を出てよい線は地下鉄が時間でJRが距離で引いていて、私鉄の普通のきっぷには出てよい線が無い。
| 鉄道 | 改札を出ても運賃が続く線 | 決まりの中身 |
|---|---|---|
| 東京メトロ | 一度改札を出る乗換駅で60分 | 乗換時間の線。2020年6月6日に30分から延びた |
| 神戸市営地下鉄 | 三宮と新長田の乗り換えで90分 | 90分以内に入らないと乗車券は無効(定期券を除く) |
| JR東日本 | 片道の営業キロが100キロ超 | 後戻りしない限り何回でも途中下車できる。大都市近郊区間の中だけのきっぷは不可 |
| JR東海 | 片道の営業キロが100キロ超 | JR東日本と同じ。回数券も途中下車できない |
| 西武 | 普通乗車券には無い | 有効区間の途中で改札の外に出ると残りの区間は無効。定期乗車券は別 |
| 京王 | 普通乗車券と回数乗車券には無い | 途中下車すると前途は無効。前途分の払いもどしは無い |
| 近鉄 | 普通券と回数券には無い | 生駒鋼索線の宝山寺駅だけ例外。定期券は区間内の駅で途中下車できる |
| 東武 | 普通乗車券と回数乗車券には無い | 区間内の駅(接続駅を除く)で途中下車できない。降りると前途は無効 |
8つを比べると扱いは鉄道の種類ではっきり分かれる。JRの2社は長距離のきっぷなら途中下車を認め、私鉄の4社は普通のきっぷで認めていない。地下鉄の2つは途中下車ではなく乗り換えとして改札の外を通ることを認めていて、持ち時間は東京メトロが60分・神戸市営地下鉄が90分だ。
同じ鉄道でも定期券なら扱いが変わる。西武は残りの区間が無効になる決まりについて定期乗車券はこの限りではないと書いている。近鉄は定期券なら券面に表示した経路と区間の中の駅で途中下車できると書いている。

上の図は改札を出る前に自分のきっぷがどこに当たるかを2つの問いで見るものだ。地下鉄の乗換駅で持ち時間の内なら乗り換えになる。JRで片道の営業キロが100キロを超えるきっぷなら途中下車できる。ただし大都市近郊区間の中だけを使うきっぷは100キロを超えても途中下車できない。どちらでもなければ途中の改札は出ないほうがいい。
改札を出て乗り換えてよい時間は東京メトロが60分・神戸市営地下鉄が90分になる
地下鉄には駅名の違う駅どうしを乗換駅にしているところがある。東京メトロは2020年6月6日から虎ノ門駅と虎ノ門ヒルズ駅・銀座駅と銀座一丁目駅の2組を新しく乗換駅にした。同じ日に一度改札を出る乗換駅の乗換時間を30分から60分に延ばしている。
東京メトロは60分にしたことで、初めて地下鉄を使う人をはじめ全員がゆとりを持って乗り換えられるようになると説明している。虎ノ門ヒルズ駅は同じ6月6日に日比谷線の駅として開業した。銀座と銀座一丁目の組は利用者の要望を受けて乗換駅にした。2組を乗換駅にしたことで一部の区間は運賃が下がり、乗る時間も短くなるという。
改札を出て乗り換えてよい駅と持ち時間を地下鉄とJRの特例で並べた。
| 駅 | 乗り換え方 | 持ち時間 |
|---|---|---|
| 東京メトロの一度改札を出る乗換駅 | 改札を出て乗り換え先の改札へ入り直す | 60分 |
| 神戸市営地下鉄 三宮⇔三宮・花時計前 | 三宮駅の改札を出て阪神電車のりばとさんちかを通り南へ徒歩5分程度 | 90分 |
| 神戸市営地下鉄 新長田(西神・山手線⇔海岸線) | 改札内の通路を使う。一度出ても入り直せる | 90分 |
| JR 大阪・北新地(大阪市内着のきっぷの例) | 歩いて乗り継ぐときだけ途中で出られる | 当日中 |
| JR 三ノ宮・元町・神戸・新長田・新神戸(神戸市内発着のきっぷ) | 東海道・山陽新幹線と在来線を乗り継ぐときに途中で出られる | 当日中 |
神戸市営地下鉄で西神・山手線と海岸線を続けて乗るときは区間を通しで計算したきっぷを買う。券売機の画面の左上で「三宮のりかえ」か「新長田のりかえ」を選び、降りる駅を指定する。三宮で乗り換えるか新長田で乗り換えるかで料金が変わる。
新長田の乗り換えは改札を出ない通路が基本だ。神戸市は改札内の通路を使うよう案内していて、90分以内なら一度改札を出ても入れるとしている。三宮と三宮・花時計前は駅が分かれていて、改札を出て歩く乗り換えになる。
90分を過ぎたときの扱いも決まっている。三宮と三宮・花時計前と新長田のどこで乗り換えても、90分以内に入らなければ乗車券は無効になる。定期券はこの無効から外してある。
JRの2つの特例はどちらも当日中の乗り継ぎに限られる。大阪市内の駅で降りると旅行終了になるきっぷでも、大阪と北新地を歩いて乗り継ぐときだけは途中で出られる。大阪市内のほかの駅では途中で出られない。
神戸市内を発着するきっぷでは、東海道・山陽新幹線を使うときに限り三ノ宮・元町・神戸・新長田・新神戸の各駅で改札の外へ出られる。新幹線と在来線を乗り継ぐための途中出場という扱いだ。新長田は神戸市営地下鉄の乗り換えとJRの特例の両方に名前が出る駅になる。
ICカードで乗り換えるときは改札の外で別の電車やバスに乗らない
ICカードで乗り換えるときは神戸市営地下鉄に決まりがある。乗り換えで改札を出てから入るまでに市バス・市営地下鉄・他社の鉄道・他社のバスに乗るか入場すると、乗り換えとはみなされない。この場合はそれぞれの区間の料金を払う。
改札の外で別の乗り物に乗ると、乗り換えではなく別々の乗車として扱われる。三宮で乗り換える途中に阪神電車やバスに乗るとこの決まりに当たる。決まりに挙がっているのは市バスや他社の鉄道などへの乗車と入場だ。寄り道をするなら90分の持ち時間を過ぎないようにする。
運賃の端数もICカードときっぷで違う。京王は1枚のICカードで乗る場合の運賃を1円単位にしていて、きっぷを買って乗る場合は10円単位になる。きっぷや磁気定期券で入って乗り越し精算をすると、ICカードの残額で払っても10円単位で計算する。ICカードできっぷを買った場合も10円単位だ。
ICカードときっぷで変わるところを場面ごとに並べた。
| 場面 | 鉄道 | 扱い |
|---|---|---|
| 乗り換えで出てから入るまでに市バスや他社の鉄道に乗る | 神戸市営地下鉄 | 乗り換えにならず区間ごとの料金を払う |
| 1枚のICカードで乗る | 京王 | 1円単位の運賃 |
| きっぷを買って乗る | 京王 | 10円単位の運賃 |
| きっぷや磁気定期券で入って乗り越し精算する | 京王 | 10円単位(ICカードの残額で払っても同じ) |
| ICカードできっぷを買う | 京王 | 10円単位の運賃 |
神戸市営地下鉄でICカードのまま乗り換えるなら、改札の外で乗り物に乗らないことと90分以内に入ることの2つを守る。京王では同じ区間でもICカードかきっぷかで端数の扱いが変わる。
JRで途中の改札を出られるのは片道100キロを超えるきっぷになる
JRは途中下車を「旅行の途中で区間内の駅の改札口からいったん外へ出て、再び列車に乗り継いで旅行すること」と説明している。例外を除けば乗車券は後戻りしない限り何回でも途中下車できる。
例外でまず見るのは距離の線だ。JR東日本とJR東海はどちらも営業キロが100キロまでの普通乗車券では途中下車できないと決めている。大都市近郊区間の中だけを使う普通乗車券も距離に関係なく途中下車できない。
JRで途中下車できるきっぷとできないきっぷを条件ごとに並べた。
| きっぷの条件 | 途中下車 | 補足 |
|---|---|---|
| 営業キロが100キロまでの普通乗車券 | できない | JR東日本・JR東海とも |
| 大都市近郊区間の中だけを使う普通乗車券 | できない | 距離に関係なく |
| 上の2つに当たらない100キロ超の普通乗車券 | できる | 後戻りしない限り何回でも |
| 特定の都区市内・山手線内を発着する乗車券 | 同じゾーンの駅ではできない | 東京都区内→大阪市内なら川崎〜吹田間でできる |
| 回数券 | できない | JR東海の案内 |
| 一部のおトクなきっぷ | できない | JR東日本・JR東海とも |
| 特急券・急行券・グリーン券・寝台券・指定席券 | できない | JR東海は乗車整理券も |
特定の都区市内を発着する乗車券は、同じゾーンの駅では途中下車できない。山手線内を発着する乗車券も同じだ。JR東日本とJR東海は東京都区内から大阪市内までの乗車券を例に降りる駅ごとの扱いを示している。
東京都区内→大阪市内の乗車券で降りる駅ごとの扱いを並べた。
| 降りる駅 | 扱い |
|---|---|
| 東京都区内の駅 | 下車駅から先の区間は無効。乗車駅から下車駅までの運賃を別に払えば再び使える |
| 川崎〜吹田間の駅 | もどらない限り何回でも途中下車できる |
| 大阪市内の駅 | 旅行終了で乗車券は回収。大阪と北新地を当日中に歩いて乗り継ぐときだけ途中で出られる |
この例では同じ1枚のきっぷでも降りる駅で扱いが3つに分かれる。出発する側のゾーンでは降りると先の区間が無効になり、途中の区間では何回でも降りられる。着く側のゾーンで降りるとそこで旅が終わる。
新幹線で長い区間を動くなら、途中下車と一緒に荷物の決まりも見ておきたい。特大荷物やペットの扱いは新幹線の持ち込みと設備の比較表で会社ごとに並べている。
私鉄4社の普通のきっぷは途中で改札を出ると続けて乗れない
私鉄4社の決まりはそろって厳しい。西武は乗車券に表示された有効区間の途中で改札の外に出ると、残りの区間は無効になると決めている。定期乗車券はこの限りではないと添えてある。
京王は普通乗車券と回数乗車券では途中下車できないと書いている。途中下車をすると前途は無効になり、前途分の払いもどしもしない。京王の普通乗車券は発売当日に限り有効で、往復乗車券は発売日から2日間になる。
近鉄は普通券と回数券で途中下車できないとしている。障害者割引用の普通券と回数券も同じで、例外は生駒鋼索線の宝山寺駅だけだ。団体券は申し込みのときに指定した駅のほかでは途中下車できない。
東武は規則の第156条で途中下車を決めている。普通乗車券と回数乗車券は券面に表示された区間内の駅で途中下車できない。ただし接続駅は除かれている。第165条は途中下車できない駅で降りたとき、乗車券をその後の乗車について無効として回収すると決めている。
普通のきっぷと定期券で途中の改札を出たときの扱いを私鉄と神戸市営地下鉄で並べた。
| 鉄道 | 普通のきっぷ | 定期券 |
|---|---|---|
| 西武 | 途中で改札の外に出ると残りの区間は無効 | この限りではない(残りの区間は無効にならない) |
| 京王 | 途中下車できず前途は無効。前途分の払いもどしは無い | 途中下車できない券に挙がっていない |
| 近鉄 | 途中下車できない(宝山寺駅を除く) | 券面の経路と区間の中の駅で途中下車できる |
| 東武 | 区間内の駅で途中下車できない(接続駅を除く) | 途中下車できない券に挙がっていない。使う回数も制限しない |
| 神戸市営地下鉄 | 乗換駅で90分以内に入らないと無効 | 90分を過ぎても無効の対象から外してある |

定期券でも出られる範囲には線がある。近鉄は定期券の券面に表示した経路と区間の外では途中下車も乗車もできないとしている。京王は定期乗車券で区間の外まで乗ったとき、その区間の普通旅客運賃を払う決まりだ。
使い始める前なら、きっぷを替えて途中で降りる予定に合わせられる。京王は使用開始前の普通乗車券なら係員に申し出て手数料なしで払いもどしを受け、希望のきっぷを買い直せる。そのまま払いもどすだけなら手数料は140円で、連絡乗車券は220円になる。
表から読める:乗り換えで改札を出てよいかは時間と距離ときっぷの種類で決まる
ここまでの表を並べ直すと、改札を出てよいかを決める線は3つに絞れる。
- 時間の線:地下鉄の乗換駅は東京メトロが60分・神戸市営地下鉄が90分。この時間の内に入り直せば乗り換えとして続く。
- 距離と区間の線:JRは片道の営業キロが100キロを超えるきっぷで途中下車できる。大都市近郊区間の中だけなら距離に関係なくできない。
- きっぷの種類の線:私鉄4社は普通のきっぷで途中下車できない。定期券は西武と近鉄で扱いが別になっている。
3つの線は重なることもある。JRで100キロを超えるきっぷでも、同じ都区市内の駅どうしでは途中下車できない。神戸市営地下鉄の乗換駅で持ち時間の内でも、ICカードで改札の外の乗り物に乗れば乗り換えにならない。

表から言えるのは、私鉄の普通のきっぷなら途中の改札を出る前に立ち止まって考えることだ。私鉄の4社はどこも普通のきっぷで途中下車できず、西武・京王・東武は出ると残りが無効になると書いている。
反対に地下鉄の決められた乗換駅なら、持ち時間の内は改札の外を歩いてもかまわない。東京メトロの改札を出る乗換駅は60分で、神戸市営地下鉄の三宮と新長田は90分だ。JRの長距離のきっぷは時間ではなく区間で決まり、後戻りしない限り何回でも途中下車できる。
途中で降りてよいかが鉄道で分かれるのはきっぷの作りが違うから
扱いが分かれる元の1つは、きっぷが何回分の乗車に使えるかだ。東武の規則の第147条は乗車券類を1枚で1人が1回に限って使うものと決めている。そのうえで定期乗車券は使う回数を制限しないと書いている。
東武の普通乗車券は1枚を1回の乗車に使うきっぷで、区間内の駅で途中下車できない。京王の決まりでも途中下車すると前途は無効になり、前途分の払いもどしもしない。定期券は西武や近鉄のように区間の中で降りられる扱いになっている。
JRの途中下車は旅の途中で外へ出てまた乗り継ぐことを前提にした決まりだ。JR東日本とJR東海は営業キロが100キロまでのきっぷと大都市近郊区間の中だけのきっぷをこの決まりから外している。特急券や指定席券もこの決まりの外にある。
地下鉄の持ち時間は改札の外を通る乗り換えに付いている。神戸市営地下鉄の三宮駅から三宮・花時計前駅へは改札を出て南へ徒歩5分程度かかる。新長田は改札の中で乗り換えられるが、同じ90分の内なら一度出ても入れる。
東武の規則には駅の都合で改札の外へ出される場合の決まりもある。第155条は接続駅で設備や時間の関係から一時出場させて待ち合わせをさせるとき、指定した列車に乗り継ぐなら続けて乗っていると見なす。同じ条には有効期間が過ぎた乗車券でも途中下車しないで乗り続ければ着駅まで使えるとある。自分の都合で出るのか駅の都合で出されるのかで扱いが変わる。
東武は遠回りの区間でも途中下車を認めていない。第159条は規則の図に示した区間の駅を発着するきっぷなら経路にかかわらず遠回りして乗れるとしたうえで、遠回りの区間では途中下車できないと決めている。近鉄も布施〜大和西大寺〜大和八木〜布施の環状経路なら距離の短い方の運賃で遠回りの経路に乗れる。
自分の乗り換えで改札を出てよいかは4つの順に見て決める
改札を出る前に見るところは4つある。上から順に当てはめると払い直しを避けやすい。
- 地下鉄の乗換駅か:東京メトロの改札を出る乗換駅なら60分・神戸市営地下鉄の三宮と新長田なら90分の内に入り直す。
- JRの長距離のきっぷか:片道の営業キロが100キロを超えるかを見る。大都市近郊区間の中だけのきっぷと同じ都区市内の駅どうしでは途中下車できない。
- 私鉄の普通のきっぷか:西武・京王・近鉄・東武では途中の改札を出ない。降りる用事があるなら降りる駅までのきっぷにする。
- 定期券か:西武と近鉄は区間の中で降りられる扱いを案内している。近鉄は券面の経路と区間の外では降りられない。
ICカードで乗る人はこの4つに加えて改札の外で別の乗り物に乗らないことも守る。神戸市営地下鉄では乗り換えにならず区間ごとの料金になる。
遠くへ出かける旅では飛行機も候補に入る。途中で降りて寄り道する旅ならJRの途中下車が合い、着くまでの速さを取るなら飛行機が合う。飛行機にするなら航空券の比べ方で選び方を見ておける。
車で高速道路を使う旅にも似た決まりがある。道の駅に寄るために一度降りても料金が続く条件は道の駅の一時退出の記事で場所ごとに並べている。
乗り換えの途中で改札を出る前は5つの手順で確かめる
当日は改札を出る前に次の5つを順に確かめる。
- きっぷの券面を見る:普通乗車券か回数券か定期券か・どこからどこまでの区間かで扱いが変わる。
- 降りる駅が乗換駅か特例の駅かを見る:東京メトロの改札を出る乗換駅・神戸市営地下鉄の三宮と新長田・JRの大阪と北新地などが当たる。
- 神戸市営地下鉄は通しのきっぷを買う:券売機で「三宮のりかえ」か「新長田のりかえ」を選んで降りる駅を指定する。
- 改札を出たら時間を見る:東京メトロは60分・神戸市営地下鉄は90分の内に次の改札へ入る。
- 改札の外で別の電車やバスに乗らない:ICカードだと神戸市営地下鉄では乗り換えにならない。
迷ったら改札を出る前に駅の係員に聞く。西武・京王・東武の普通のきっぷは出た時点で残りが無効になるので、聞くなら出る前にする。

図は神戸市営地下鉄の三宮駅から三宮・花時計前駅へ乗り換える流れだ。三宮駅の改札を出たら阪神電車のりばとさんちかを通って南へ歩き、三宮・花時計前駅の改札に90分以内に入る。三宮・花時計前駅から三宮駅へ乗り換えるときは同じ道を反対にたどる。
間違えて乗り換えの改札を出てしまったときの運賃はこうなる
うっかり改札を出てしまったときの扱いも鉄道で違う。西武・京王・東武の普通のきっぷは出た時点で残りの区間が使えなくなる。京王は前途分の払いもどしもしないと書いている。
JRは東京都区内→大阪市内の乗車券を例に扱いを示している。東京都区内の駅で降りると下車駅から先の区間は無効になる。それでも乗車駅から下車駅までの運賃を別に払えば、その乗車券を再び使える。
神戸市営地下鉄の乗換駅で90分を過ぎたときは乗車券が無効になる。定期券は対象から外してある。ICカードで改札の外の乗り物に乗ったときはそれぞれの区間の料金を払う。
東武は途中下車できない駅で降りたとき、乗車券をその後の乗車について無効として回収する。区間の途中の駅から乗り始めたときや途中下車のあとに先の駅から乗ったときは、乗らなかった区間について乗車の請求はできない。
乗り越しや区間の変更の精算も決まっている。西武は変更後の運賃と比べて不足額を払い、過剰額が出ても払いもどしはしない。区間の外まで乗ったときはその区間の普通旅客運賃を別に払う。
京王の普通乗車券は使い始めたあとに乗る区間を変えると、実際に乗った区間の運賃と比べて不足額を払う。過剰分の払いもどしはしない。
払い直しを避けるなら、改札を出る前に駅の係員に聞くのがいちばん早い。
乗り換えと途中下車でよく聞かれる8つの質問に答える
Q. 乗り換えの途中で改札を出てしまったら運賃はどうなる?
A. 鉄道ときっぷで変わる。京王の普通乗車券は途中下車すると前途が無効になり、前途分の払いもどしもしない。JRは東京都区内→大阪市内の乗車券を都区内の駅で降りた例で、乗車駅から下車駅までの運賃を別に払えば再び使えるとしている。
Q. 改札を出る乗り換えは何分まで認められる?
A. 東京メトロは一度改札を出る乗換駅の乗換時間を60分にしている。2020年6月6日に30分から延ばした。神戸市営地下鉄は三宮と新長田の乗り換えで90分以内に入らないと乗車券が無効になる。
Q. 東京メトロで乗り換えのために改札を出てもいい?
A. 一度改札を出る乗換駅なら60分以内に乗り換え先の改札へ入れば乗り換えになる。2020年6月6日からは虎ノ門と虎ノ門ヒルズ・銀座と銀座一丁目の2組も乗換駅になった。
Q. JRで途中下車できる条件は?
A. 片道の営業キロが100キロを超える普通乗車券なら、後戻りしない限り何回でも途中下車できる。大都市近郊区間の中だけを使うきっぷと特定の都区市内の同じゾーンの駅ではできない。
Q. 私鉄のきっぷで途中下車はできる?
A. 西武・京王・近鉄・東武の普通のきっぷではできない。西武は途中で改札の外に出ると残りの区間が無効になると決めている。近鉄の例外は生駒鋼索線の宝山寺駅だけだ。
Q. 定期券なら途中下車できる?
A. 近鉄は定期券に表示した経路と区間の中の駅で途中下車できるとしている。西武も残りの区間が無効になる決まりについて定期乗車券はこの限りではないと書いている。近鉄は券面の経路の外では途中下車できない。
Q. 神戸の新長田で乗り換えるときは改札を出てもいい?
A. 新長田は改札内の通路で乗り換えるのが基本だ。90分以内なら一度改札を出ても入場できる。90分以内に入らないと乗車券は無効になり、定期券だけは対象から外れる。
Q. ICカードで改札を出て乗り換えても通しの運賃になる?
A. 神戸市営地下鉄では出てから入るまでに市バス・市営地下鉄・他社の鉄道・他社のバスに乗るか入場すると乗り換えにならない。この場合はそれぞれの区間の料金を払う。
まとめ:乗り換えで改札を出る前に持ち時間ときっぷの距離を見る
乗り換えの途中で改札を出ても運賃が続くのは決められた駅ときっぷに限られる。東京メトロの改札を出る乗換駅は60分・神戸市営地下鉄の三宮と新長田は90分の内に入り直せば乗り換えになる。
JRは片道の営業キロが100キロを超えるきっぷで途中下車できるが、大都市近郊区間の中だけのきっぷではできない。西武・京王・近鉄・東武の普通のきっぷは途中下車できず、定期券は西武と近鉄で扱いが別になる。
迷ったら改札を出る前に駅の係員に聞く。ほかの電車と新幹線の記事は新幹線・電車の記事一覧から読める。
この記事の出典
東京メトロと神戸市FAQなど8件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
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- 1東京メトロ東京メトロ「東京メトロ線でのお乗換えがさらに便利になります!」
- 2神戸市FAQ神戸市FAQ「西神・山手線と海岸線の乗り換え方法を教えてください」
- 3JR東日本JR東日本「途中下車」
- 4京王電鉄京王電鉄「乗車券について」
- 5JR東海JR東海「途中下車」
- 6西武鉄道西武鉄道「きっぷの変更・乗り越し・途中下車」
- 7近畿日本鉄道近畿日本鉄道「運賃と使用時のご注意」
- 8東武鉄道東武鉄道「規則 第4章 乗車券類の効力」(PDF)
最終確認 2026年10月4日
