新幹線シニア割引「EX 65+割」は10月1日の乗車分から使える
65歳以上は東京〜新大阪ののぞみが12,930円になります。
東海道・山陽・九州新幹線のネット予約で、65歳以上向けの「EX 65+割」と18〜22歳向けの「EX U22割」が10月1日の乗車分から始まります。どちらも普通車指定席とグリーン車に使えて、「のぞみ」にも乗れます。期間は2027年3月31日までです。東京〜新大阪ののぞみの普通車指定席は、通常期の片道で12,930円になります。
ただし使える人と日には決まりがあります。65歳以上向けは祝日などを除く月〜木の対象日だけです。予約できるのはどちらも本人の分だけで、先にEXアプリでマイナンバーカードを読み取って登録を済ませておく必要もあります。
この記事でわかること
- 65歳以上と18〜22歳で使える日がどう違うか
- 東京から名古屋・新大阪・博多などへ乗るといくらになるか
- EXアプリでの登録から乗る日までに何をするか
- 連れの予約が払いもどしになるなど失敗しやすいところ
65歳以上は月〜木だけで18〜22歳は曜日を問わず使える
2つの割引で違うのは、対象の年齢と使える日です。65歳以上向けの「EX 65+割」は、祝日などを除く月〜木の対象日に限られます。18〜22歳向けの「EX U22割」には曜日の制限がありません。
年齢は予約する日ではなく、乗る日の時点で数えます。EX 65+割は乗車日の時点で65歳以上の人が対象です。EX U22割は乗車日の時点で18歳以上22歳以下の人が対象になります。誕生日をはさむ旅行では、行きと帰りで使えるかどうかが変わることがあります。
2つの割引の決まりを並べると、年齢と曜日のほかはそろっています。
| 項目 | EX 65+割 | EX U22割 |
|---|---|---|
| 対象 | 乗車日の時点で65歳以上 | 乗車日の時点で18歳以上22歳以下 |
| 使える日 | 2026年10月1日〜2027年3月31日の対象日(祝日などを除く月〜木) | 2026年10月1日〜2027年3月31日(曜日の制限なし) |
| 予約の受付 | 乗車日の1か月前の10時から | 乗車日の1か月前の10時から |
| 区間 | 東京〜鹿児島中央のうち営業キロ100キロを超える区間 | 東京〜鹿児島中央のうち営業キロ100キロを超える区間 |
| 列車と席 | 終日ののぞみ・みずほ・ひかり・こだま・さくら・つばめ(普通車指定席・グリーン車) | 終日ののぞみ・みずほ・ひかり・こだま・さくら・つばめ(普通車指定席・グリーン車) |
| 人数 | マイナンバーカードを登録した本人の1名だけ | マイナンバーカードを登録した本人の1名だけ |
出どころ: スマートEX「EX 65+割」・スマートEX「EX U22割」・観光経済新聞「東海道・山陽新幹線「エクスプレス予約」のご利用票が来年2月に廃止。若者・シニア割引も」(2026年9月28日時点)
予約の受付は乗車日の1か月前の10時に始まります。10月1日〜14日の乗車分だけは、9月15日の5時30分から先に売り出されていました。席の数には列車ごとに限りがあるので、予約できない場合もあります。

新幹線シニア割引で東京〜新大阪は12,930円になる
東京〜新大阪ののぞみの普通車指定席は、ふだんのスマートEXだと14,520円です。EX 65+割とEX U22割ならどちらも12,930円になります。いずれも通常期に大人1人が片道で乗るときの額です。
東京から主な駅までを並べると、どの区間も年齢の割引のほうが安くなります。
| 区間(のぞみ・みずほ) | ふだんのスマートEX | EX 65+割 | EX U22割 |
|---|---|---|---|
| 東京〜名古屋 | 11,100円 | 10,020円 | 10,020円 |
| 東京〜京都 | 13,970円 | 12,490円 | 12,490円 |
| 東京〜新大阪 | 14,520円 | 12,930円 | 12,930円 |
| 東京〜岡山 | 17,570円 | 15,630円 | 15,630円 |
| 東京〜広島 | 19,560円 | 17,380円 | 17,380円 |
| 東京〜博多 | 23,610円 | 20,990円 | 20,990円 |
| 新大阪〜熊本 | 20,030円 | 18,000円 | 18,000円 |
出どころ: スマートEX「スマートEXサービス 発売額(普通車指定席)」(2025年4月1日時点の表)・スマートEX「EX 65+割 発売額(普通車指定席)」・スマートEX「EX U22割 発売額(普通車指定席)」。どれも普通車指定席に通常期の大人1人が片道で乗るときの額(2026年9月28日に確認)
表の東京発の区間は、品川から乗っても同じ額です。新大阪〜熊本の18,000円は、3社の発表にも値段の例として載っています。
のぞみ・みずほ以外の「ひかり」「こだま」「さくら」「つばめ」で乗ると、額が変わります。たとえばEX 65+割で東京〜熱海をひかりかこだまの普通車指定席で乗ると、通常期は3,870円です。熱海のようにひかりやこだまで行く駅は、こちらの額で考えます。
値段は時期でも上下します。東京〜博多のように東海道新幹線と山陽新幹線をまたいで乗る区間は、動く幅が大きくなります。
| 時期 | ほかの区間 | 東海道・山陽・九州新幹線をまたぐ区間 |
|---|---|---|
| 閑散期 | 通常期より200円安い | 通常期より400円安い |
| 通常期 | 表の額のまま | 表の額のまま |
| 繁忙期 | 通常期より200円高い | 通常期より400円高い |
| 最繁忙期 | 通常期より400円高い | 通常期より800円高い |
出どころ: スマートEX「EX 65+割」・スマートEX「EX U22割」(大人の場合・2026年9月28日時点)
東京〜新大阪は東海道新幹線の中だけで乗るので、ほかの区間の列を見ます。どの日が閑散期や繁忙期にあたるかは、予約する前にスマートEXで確かめておくと安心です。
東京〜広島や東京〜博多のように飛行機とも迷う区間は、航空券の比べ方もあわせて見ておくと決めやすくなります。
使う前にEXアプリでマイナンバーカードを登録しておく
EX 65+割もEX U22割も、予約の前にEXアプリでマイナンバーカードを読み取る登録が要ります。登録の操作はEXアプリでしかできず、2026年9月15日から受け付けています。年会費無料のスマートEXでも買えるので、会員でない人はそこから始めます。
当日までの流れはこうなります。
- スマートEXの会員になってEXアプリを入れる。乗るときに使う交通系ICカードも登録しておきます。すでにアプリを入れている人は、最新の版に更新しておきます。
- EXアプリでマイナンバーカードを登録する。右上の「アカウント」マークから「割引資格情報登録」へ進みます。マイナンバーカード登録の「登録」を押して規約に同意したら、生年月日(6桁)と有効期限(8桁)とセキュリティコード(4桁)を入れます。あとは画面の指示に従い、完了の画面が出たら終わりです。
- 乗る日が使える日か確かめる。65歳以上は祝日などを除く月〜木の対象日だけです。18〜22歳は曜日を問いません。
- 乗車日の1か月前の10時から予約する。席の数に限りがあるので、混みそうな日は受付が始まったら早めに押さえます。
- 登録した交通系ICカードで改札を通る。きっぷは受け取れません。年齢がわかる公的な証明書を持っていき、係員に求められたら見せます。
公的な証明書の例には、運転免許証・マイナンバーカード・旅券(パスポート)・運転経歴証明書などが挙がっています。免許を返した人は運転経歴証明書でかまいません。18〜22歳は顔写真付きの学生証も使えます。

ふだんのスマートEXや紙のご利用票とはここが変わる
これまでEXサービスには、年齢を条件にした割引がありませんでした。3社は新幹線の旅に親しんでほしい若い人と時間に余裕があるシニアに向けて、この2つを初めて売り出しました。マイナンバーカードを使った新幹線の割引も、これが初めてです。
EX 65+割とEX U22割には、安くなる代わりに次の決まりがあります。
- 予約できるのは本人の1名分だけ
- 席の数に列車ごとの限りがある
- 途中下車はできない
- ほかの割引といっしょに使えない
- 営業キロ100キロを超える区間でしか使えない
乗ったあとの案内も変わりました。9月15日から、新幹線の改札を通るとEXアプリに通知が届いて「座席のご案内」を見られます。これまで改札機から出ていた紙の「EXご利用票」は、2027年2月に発行を終える予定です。
アプリの「座席のご案内」には列車と座席のほか、紙には無かった遅れや運休の情報も出ます。遅れと運休の表示は東京〜博多が対象で、発車番線の表示は10月以降に始まる予定です。紙の案内に慣れた家族には、出かける前にアプリの見方を教えておくと安心です。
10月20日からは、JR西日本の予約サービス「e5489」ともつながります。前もって自分で会員情報をつないでおけば、新幹線と在来線特急の予約をEXアプリでまとめて見られます。対応するのはアプリだけで、ブラウザでは見られません。
同じ発表では障がい者割引もネットで予約できるようになりました。駅の窓口で買っていた身体障害者割引と知的障害者割引を、チケットレスで使える形です。こちらは10月1日から通年で使えます。
連れの予約が払いもどしになるなど失敗しやすいところに気をつける
家族の分をまとめた予約をEX 65+割へ変えない
いちばん気をつけたいのは予約の切り替えです。ほかの商品で家族の分までまとめて予約している人が、自分の予約をEX 65+割へ変えたとします。すると本人以外の予約は、人数分の手数料を引いたうえで自動で払いもどしになります。
夫婦で出かけるなら、65歳以上の人はそれぞれ自分の会員で予約します。連れが対象の年齢でなければ、その人の分はふだんのスマートEXなどで別に取ります。予約が分かれるので、同じ列車にそろえるのを忘れないようにします。
途中で降りると残りの区間は使えない
EX 65+割とEX U22割は途中下車ができません。途中の駅で降りると乗らなかった区間は無効になり、もう一度乗ることもできません。ほかの割引ともいっしょに使えません。
乗り遅れと乗り継ぎには決まりがある
予約した列車に乗り遅れたときは、同じ日の後の列車の普通車自由席に乗れます。新幹線を乗り継ぐなら3列車までで、3列車とも同じ設備にそろえる決まりです。
100キロ以下の区間と一部の会員は使えない
使えるのは営業キロ100キロを超える区間だけです。「エクスプレス予約」の法人会員と「スマートEX」の海外向けサービス会員も対象外です。LINEからEXは今回の取り組みに入っていません。
払いもどしは発車時刻の前と後で変わる
改札に入る前で発車時刻までなら、自分で払いもどしの操作ができます。手数料は普通車指定席もグリーン車も320円です。発車時刻を過ぎると自分では操作できず、乗車日の翌日以降に区間ごとの特定額を引いて自動で払いもどしになります。
新幹線が到着時刻より2時間以上遅れたときは、区間ごとの特定額が払いもどされます。
新幹線シニア割引でよく聞かれる疑問に答える
Q. 夫婦2人とも65歳以上ならまとめて予約できますか?
A. まとめては取れません。EX 65+割はマイナンバーカードの登録を済ませた会員本人の1名分だけを予約できます。2人とも使うなら、それぞれが自分の会員で登録して予約します。
Q. 金曜日や土日にもEX 65+割は使えますか?
A. 使えません。EX 65+割が使えるのは2027年3月31日までのうち、祝日などを除く月〜木の対象日だけです。金曜や土日に乗るならふだんのスマートEXなどで予約します。18〜22歳のEX U22割は曜日の制限がありません。
Q. 駅の窓口できっぷを受け取って乗れますか?
A. 受け取れません。EX 65+割とEX U22割はチケットレスの商品で、指定した交通系ICカードで改札を通ります。マイナンバーカードの登録もEXアプリでしかできないので、スマホを使えることが前提です。
Q. 予約した列車はあとから変えられますか?
A. 改札に入る前で発車時刻までなら、手数料なしで何度でも変えられます。変えられるのは発車の4分前までの列車で、はじめの乗車日から3か月以内です。変えた先もEX 65+割にするなら、変える日から1か月以内の乗車日で残席があることが条件です。
Q. 払いもどすと手数料はいくらかかりますか?
A. 改札に入る前で発車時刻までなら、普通車指定席もグリーン車も320円です。発車時刻を過ぎると自分では払いもどせません。乗車日の翌日以降に区間ごとの特定額を引いて、自動で払いもどしになります。
新幹線シニア割引は登録と曜日を先に確かめてから予約する
10月1日の乗車分から、新幹線に年齢の割引ができます。65歳以上は「EX 65+割」で、18〜22歳は「EX U22割」です。東京〜新大阪ののぞみは、どちらも通常期の片道で12,930円になります。
65歳以上の割引は祝日などを除く月〜木の対象日だけで、予約できるのは本人の分だけです。使う前にEXアプリでマイナンバーカードを登録しておきます。家族で出かけるときは、まとめた予約を65+割へ切り替えずに別々に取ります。
新幹線とほかの電車の話は新幹線・電車の記事一覧にまとめています。
この記事の出典
スマートEXと観光経済新聞など6件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
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- 1観光経済新聞観光経済新聞「東海道・山陽新幹線「エクスプレス予約」のご利用票が来年2月に廃止。若者・シニア割引も」
- 2スマートEXスマートEX「EX 65+割」
- 3スマートEXスマートEX「EX U22割」
- 4スマートEXスマートEX「スマートEXサービス 発売額(普通車指定席)」
- 5スマートEXスマートEX「EX 65+割 発売額(普通車指定席)」
- 6JR東海JR東海・JR西日本・JR九州「「EXサービス」がますます便利になります!」
最終確認 2026年9月28日
