本文へ移動
伊豆箱根鉄道の運賃値上げはいつ?修善寺まで大人650円で子ども50円 図の中の文字: 大人は550円から650円に、子どもはどこまでも1乗車50円、実施は駿豆線が2027年春の予定

伊豆箱根鉄道の運賃値上げはいつ?修善寺まで大人650円で子ども50円

公開 読了 約9分

伊豆箱根鉄道の運賃値上げで何が決まったのか

大人は値上げで、子どもは全区間50円に下がる申請が出ました。

  • 何が三島~修善寺の大人が550円から650円に
  • いつから駿豆線は2027年春・大雄山線は2028年春の予定
  • 誰に子どもはどこまで乗っても1乗車50円
  • どうすればいい改定までは今の運賃と旅助け1,100円で乗れる

申請は2026年10月15日付です。三島と修善寺を結ぶ駿豆線と、小田原と大雄山を結ぶ大雄山線の2路線が対象になります。修善寺や伊豆長岡へ家族で出かける人にとっては、大人の分は高くなり子どもの分は安くなるという逆の動きになります。

この記事でわかること

  • 伊豆箱根鉄道の運賃値上げがいつから始まる予定か
  • 三島から伊豆長岡・大仁・修善寺までの大人の運賃がいくらになるか
  • 子どもの運賃と1日乗り放題の旅助けがどう変わるか
  • 改定の前と後で出かける人が何をすればいいか

運賃が変わるのはいつからか

伊豆箱根鉄道は2026年10月15日付で、国土交通省中部運輸局に運賃の上限を変える認可の申請を出しました。実施の予定は駿豆線が2027年春で、大雄山線は2028年春です。

駅前の広場に黒い車やタクシーが停まり、瓦屋根の駅舎とセブンイレブンの看板が並ぶ写真
写真:くろふね(Wikimedia Commons・CC BY 4.0・切り抜き)

2つの路線で時期がずれるのは、前回の改定と同じ並びにしたためです。会社は路線ごとの過去の収支の違いを考えて決めたと説明しています。申請そのものは2路線とも同じ日に出しています。

まだ申請の段階なので、国の認可が出てから正式に決まります。国土交通省は10月30日まで意見を集めています。

2つの路線の時期と端から端までの運賃をまとめると、駿豆線のほうが1年早く変わるのが分かります。

路線 区間と長さ 大人の運賃(今→申請) 実施の予定
駿豆線 三島~修善寺 19.8km 550円→650円 2027年春
大雄山線 小田原~大雄山 9.6km 310円→370円 2028年春

出どころ:伊豆箱根鉄道の2026年10月15日の発表とタビリスの記事(2026年10月18日に確認)

実施日はまだ決まっていません。子どもの運賃の見直しも同じ日に始まる予定で、日付は決まり次第知らせるとしています。

伊豆箱根鉄道の値上げで大人の運賃はいくらになるのか

初乗りは3キロまで160円から180円になります。駿豆線の三島~修善寺は550円から650円に上がり、大雄山線の小田原~大雄山は310円から370円に上がります。

運賃が変わる区間の駅の位置。地図に番号で示した場所は 1. 三島駅、2. 修善寺駅、3. 小田原駅、4. 大雄山駅
地図:地理院タイル(淡色地図)に今日どこいく?編集部が位置を記入。位置は © OpenStreetMap contributors

途中の駅までの運賃は距離で決まります。今の運賃表では三島から伊豆長岡までの運賃計算キロが12キロで、大仁までが17キロです。

申請の表をキロごとに当てはめると、観光で降りる駅ほど上がり幅が大きいことが分かります。

三島から 運賃計算キロ 大人の今の運賃 申請の上限運賃
韮山 10キロ 310円 370円
伊豆長岡 12キロ 360円 430円
大仁 17キロ 490円 590円
修善寺 20キロ 550円 650円

出どころ:伊豆箱根鉄道の普通旅客運賃表(2024年3月16日改定)と2026年10月15日の新旧比較表

上の右の列は申請した上限の運賃です。キロごとの今の運賃と申請の運賃は、会社の新旧比較表にそのまま載っています。

定期券も変わります。通勤定期は約21%上がり、通学定期は家計への負担を考えて据え置きです。たとえば20キロの通勤定期の1か月は22,400円から27,100円になります。通学定期の1か月は20キロで13,030円のままです。

会社が出した改定率は、定期を使わないきっぷなどで17.8%です。通勤定期は21.2%で、全体では17.0%になります。この数字は2027年4月1日に改定したとして3年分を足したものです。

子どもの運賃はどこまで乗っても50円になる

大人が上がる一方で、子どもの運賃は伊豆箱根鉄道の全区間で1乗車50円になります。会社の調べでは東海地方で初めての取り組みです。

前回と今回の運賃改定を比べる。前回(2023〜24年):三島〜修善寺 520円→550円/小田原〜大雄山 280円→310円。今回(2026年申請):三島〜修善寺 550円→650円/小田原〜大雄山 310円→370円
今日どこいく?編集部が本文の内容から作成

今の運賃表では、三島から修善寺までの子どもの運賃は280円です。三島から伊豆長岡までは180円です。

駿豆線の三島~修善寺(申請の内容)。大人は上がり子どもは50円に下がる。いま。大人550円・子ども280円。改定のあと。大人650円・子ども50円。駿豆線は2027年春・大雄山線は2028年春の予定。今日どこいく?が作ったイラスト図解(前と後の場面)

子どもの分は遠くまで乗るほど下がり方が大きく、1日乗り放題のきっぷも大きく下がります。

子どもの運賃 今 改定のあと
三島~修善寺(きっぷ) 280円 50円
三島~伊豆長岡(きっぷ) 180円 50円
駿豆線の旅助け(小児) 560円 100円
小児通学定期の1か月 区間で違う 500円

出どころ:伊豆箱根鉄道の普通旅客運賃表・旅助けのページ・2026年10月15日の小児運賃の発表

1日乗り放題の旅助けと大雄山線の金太郎きっぷも、子どもの分は100円になります。小児の通学定期は全区間で1か月500円になり、3か月は1,350円で6か月は2,550円です。

子どもの通勤定期だけは今までどおり大人の半額です。この見直しは運賃の申請が認められたあとに届け出る予定で、大人の改定と同じ日に始まります。

出かける人は何をすればいいか

改定は早くても駿豆線で2027年春です。それまでは今の運賃で乗れるので、今の時点でやることと改定のあとでやることを分けて考えます。

伊豆箱根鉄道駿豆線のブルーの車両「3505」が三島行きの表示を出してホームに停車している写真
写真:ume-y(Wikimedia Commons・CC BY 2.0・切り抜き)
  1. 往復するなら旅助けと比べる。今の旅助けは大人1,100円・小児560円で、三島~修善寺が1日乗り降り自由です。三島~修善寺の大人の片道は今550円なので、途中の駅で降りる日は旅助けが向いています。
  2. 旅助けはスマホでも買っておく。駿豆線の駅員がいる駅のほかに、伊豆navi・ジョルダンモバイルチケット・RYDE PASSとセブンチケットで買えます。
  3. 旅助けの日は有人の改札を通る。旅助けは自動改札機を通れません。無人駅では備え付けのインターフォンで申し出ます。
  4. きっぷを買わずに乗る手もある。駿豆線は2024年12月18日から、クレジットカードなどのタッチ決済で乗れます。ポール型の端末にタッチすれば乗車券を買わずに済みます。
  5. 改定のあとは子どもの分を数え直す。子どもの片道はどこまでも50円になり、旅助けの小児は100円になります。家族で出かける日の交通費は大人の分が中心になります。

修善寺や伊豆長岡に泊まるなら、宿の混み方も見ておきたいところです。今日どこいく?の旅行の混雑DBで静岡県を見ると、宿の混み方は年間で56.0%です。いちばん空く月は6月の48.8%で、いちばん混む月は8月の63.6%です。

三島駅まで新幹線で来る人は、新幹線6社の持ち込みと設備の比較表で荷物や設備も確かめておくと安心です。

これまでの値上げとどう違うのか

伊豆箱根鉄道は2023年4月に駿豆線を、2024年3月に大雄山線を値上げしたばかりです。このときは三島~修善寺が520円から550円になりました。小田原~大雄山は280円から310円になり、どちらも30円の値上げでした。

小田原行きと大雄山行きの表示を出した伊豆箱根鉄道大雄山線の電車が線路を走る写真
写真:Odakyu1254(Wikimedia Commons・CC0・切り抜き)

今回の申請が認められると、三島~修善寺は2023年の改定前と比べて130円(25%)上がります。小田原~大雄山は2024年の改定前と比べて90円(約32%)上がります。数年のうちに2〜3割上がる計算です。

前回の改定は、消費税の税率が変わったときを除くと1995年10月以来でした。会社は利用者が1990年代前半をピークに減り続けていると説明しています。コロナ禍のあとの戻りも前回の想定まで届いていません。

鉄道部門の2025年度の収支率は89.3%でした。会社は車両や信号などの設備の更新に加えて、物の値段の上がりと人を確保するための待遇の見直しが重いとしています。

前回と大きく違うのは、子どもの運賃を下げる見直しを同時に出したことです。前回は大人も子どもも同じ向きに上がりました。今回は大人と子どもで向きが逆になります。

気をつけるところ

まず、今回の金額は申請した上限の運賃です。国の認可が出るまでは確定しません。実施日も決まっていないので、春の旅行を予約するときは会社の発表を見直します。

伊豆箱根鉄道 値上げまでの流れ。2023年4月 駿豆線を値上げ/2024年3月 大雄山線を値上げ/2026年10月15日 国へ改定を申請/2027年春 駿豆線で実施予定/2028年春 大雄山線で実施予定
今日どこいく?編集部が本文の日程から作成

次に、子どもの50円が使えるきっぷの種類です。駿豆線はきっぷ(磁気乗車券)が対象で、大雄山線はきっぷとICの両方が対象です。

旅助けと金太郎きっぷのほかの企画乗車券は、子どもの値段がどうなるか会社への問い合わせになっています。問い合わせ先は鉄道部運輸課(TEL055-977-1207)で、受付は平日の9:30~16:30です。

旅助けにも決まりがあります。特急踊り子号に乗るときは別に特急料金がかかります。払いもどしは使い始める前だけで、1枚につき220円の手数料がかかります。

旅助けを見せると、イズーラ伊豆長岡とイズーラ修善寺で観光土産が5%引きになります。特典は使った日だけで、一部の商品は対象外です。

ほかの路線の値上げや新しいきっぷの話は、新幹線・電車の記事一覧にまとめています。

よくある質問

Q. 伊豆箱根鉄道の運賃値上げはいつから?
A. 駿豆線は2027年春で、大雄山線は2028年春の予定です。2026年10月15日に国へ申請した段階なので、認可が出てから正式に決まります。実施日は決まり次第知らせると会社は説明しています。

Q. 三島から修善寺までの運賃はいくらになる?
A. 大人は今の550円から650円になる申請です。伊豆長岡までは360円から430円、大仁までは490円から590円になります。どれも申請した上限の運賃です。

Q. 子どもの運賃も上がる?
A. 上がりません。子どもは全区間で1乗車50円になります。三島から修善寺までの子どもの運賃は今280円なので、遠くまで乗るほど安くなります。始まるのは大人の改定と同じ日の予定です。

Q. 旅助けは改定のあとも使える?
A. 旅助けの子どもの値段は今の560円から100円になると発表されています。今の大人の旅助けは1,100円で、三島~修善寺が1日乗り降り自由です。ほかの企画乗車券は会社への問い合わせになります。

まとめ:伊豆箱根鉄道の値上げは大人と子どもで逆に動く

伊豆箱根鉄道は大人の運賃を上げて、子どもの運賃を全区間50円に下げる申請を出しました。三島~修善寺の大人は550円から650円になる予定です。

始まるのは駿豆線が2027年春で、大雄山線が2028年春の予定です。どちらも国の認可を待っている段階です。

それまでは今の運賃と旅助けで乗れます。改定のあとは子どもの分が大きく下がるので、家族で伊豆長岡や修善寺へ行く日の交通費は大人の分を中心に見積もります。

この記事の出典

伊豆箱根鉄道とタビリスなど6件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

出典を開く閉じる
  1. 1伊豆箱根鉄道伊豆箱根鉄道「鉄道事業の旅客運賃の改定申請について」
  2. 2伊豆箱根鉄道伊豆箱根鉄道「小児運賃の低廉・均一化を実施」
  3. 3タビリスタビリス「伊豆箱根鉄道、再び運賃値上げへ。三島~修善寺650円、小田原~大雄山370円」
  4. 4伊豆箱根鉄道伊豆箱根鉄道「普通旅客運賃表」
  5. 5伊豆箱根鉄道伊豆箱根鉄道「駿豆線1日乗り放題乗車券『旅助け』」
  6. 6今日どこいく?今日どこいく?「47都道府県の混雑」

最終確認 2026年10月18日

あわせて読みたい