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高速道路の料金所(奄美フェリー割引)

奄美フェリーの往復割引はなくなる?分かれ目は7日前のWeb予約

公開 読了 約11分

奄美フェリーの割引は11月1日乗船分から変わる

奄美フェリーの往復割引は10月31日で終わり、11月から3つの割引に変わる。

マルエーフェリーとマリックスラインは、鹿児島〜奄美群島〜沖縄航路の割引を変える。新しい割引は2026年11月1日乗船分から使える。航路は鹿児島新港から名瀬・亀徳・和泊・与論・本部を通って那覇までを結んでいる。

新しく始まるのは「ネット割」「ネット早割7」「島発割」の3つだ。いちばん大きいのはネット早割7で、乗船日の7日前までにWebで予約すると鹿児島発着の2等運賃が15%引きになる。Webで予約するだけでも、ネット割で旅客運賃と乗用車の運賃が全区間で5%引きになる。

その代わりに、今の一般往復割引と島発往復割引は10月31日で終わる。11月からは往復で乗ること自体を条件にした一般向けの割引がなくなり、Web予約や早めの予約を条件にした割引に切り替わる。島に住む人の住民割引などは、新しい割引と一緒に使える。

この記事でわかること

  • 終わる2つの往復割引と新しく始まる3つの割引の中身
  • 7日前までのWeb予約で15%引きになる条件
  • 往復で乗る人・車で乗る人・島に住む人で変わる損得
  • 住民割引と離島割引カードで気をつけるところ

往復割引は帰りが10月31日の便までなら使える

切り替わりは乗る日で決まる。新しい3つの割引は11月1日乗船分からで、それより前の便には使えない。

終わる往復割引は、帰りの便が10月31日乗船分までなら使える。行きが10月の便でも、帰りが11月1日以降になると往復割引の条件から外れる。

終わる2つは往復することが条件で、始まる3つは予約の仕方が条件になっている。

割引 使える便 条件 割り引く運賃
一般往復割引(終了) 帰りが10月31日乗船分まで 同じ区間・同じ等級を14日以内に往復する 帰りの旅客運賃が10%引き
島発往復割引(終了) 帰りが10月31日乗船分まで 奄美の各島・沖縄から鹿児島までを往復する 帰りの2等運賃が30%引き
ネット割(新設) 11月1日乗船分から Webで予約する 旅客運賃と乗用車の運賃が全区間で5%引き
ネット早割7(新設) 11月1日乗船分から 乗船日の7日前までにWebで予約する 鹿児島発着の2等運賃が15%引き
島発割(新設) 11月1日乗船分から 奄美群島の海運代理店で予約し乗船引換券を買う 鹿児島発着の2等運賃が10%引き
鹿児島と奄美・沖縄を結ぶフェリー。奄美フェリーの割引は往復からWeb予約へ。10月31日まで。往復で帰りが10%引き・島発は30%引き。11月1日から。7日前までのWeb予約で2等が15%引き。Web予約は全区間5%・島の代理店は2等10%。今日どこいく?が作ったイラスト図解(前と後の場面)

11月からは往復かどうかで割引は決まらない。どこでいつ予約するかで決まる。行きと帰りの日付が10月と11月にまたがる人は、帰りの便の日付をまず見ておく。

奄美フェリーの新しい割引は区間と等級と車で使えるものが違う

3つの割引は、どの区間のどの運賃が下がるかがそれぞれ違う。

ネット割はWebで予約すれば使える。旅客運賃と乗用車の自動車航送運賃が全区間で5%引きになる。3つの中で車の運賃が下がるのはネット割だけだ。

ネット早割7は乗船日の7日前までにWebで予約したときに使える。対象は鹿児島発着の2等運賃で、15%引きになる。車の運賃は割引の対象外だ。

島発割は奄美群島の海運代理店で予約し、乗船引換券を買うときに使える。鹿児島発着の2等運賃が10%引きになり、車の運賃は対象外だ。

ネット早割7と島発割の対象は鹿児島発着の2等運賃だ。島どうしや奄美と沖縄の間を乗るときに使える新しい割引は、全区間が対象のネット割になる。Web予約は24時間使え、予約が済むとリマインドメールが届く。乗るときはQRコードのチケットも使える。

島に住む人は、ここに住民割引などが加わる。奄美市は名瀬港から出る船について、離島割引カードで受けられる普通運賃からの割引額を片道で載せている。名瀬港から鹿児島港までは片道3,240円が普通運賃から引かれる。

名瀬港からの航路 普通運賃からの割引額(片道)
名瀬港〜鹿児島港 3,240円
名瀬港〜古仁屋港・亀徳港・平土野港・和泊港・知名港・与論港 900円
名瀬港〜本部港・那覇港 2,230円

奄美市は割引率が時期で変わるとしている。詳しくは航空会社や船の運航会社にたずねるよう案内している。

この住民の割引のもとは、奄美群島振興交付金を使った奄美群島航路運賃軽減事業だ。対象はマルエーフェリーとマリックスラインの鹿児島〜奄美〜沖縄航路で、お金は国・県・市町村が出している。島に住む人の船の運賃を、JR在来線の運賃(1kmあたり17円)並みに下げる考え方になっている。

11月以降に奄美へ船で出かける人はこの5つの順で予約する

どの割引になるかは2つの問いで分かる。鹿児島発着の2等を7日前までにWebで予約するかと、島の海運代理店で買うかだ。

11月から奄美フェリーで使える割引はどれ?。鹿児島発着の2等を7日前までにWeb予約?。島の海運代理店で乗船引換券を買う?。ネット早割7。2等運賃が15%引き・車は対象外。島発割。鹿児島発着の2等が10%引き・車は対象外。ネット割。Web予約なら全区間で5%引き・乗用車も対象。ただし 住民割引や準住民割引とは併用できる。今日どこいく?が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

11月以降の便に乗る人は、次の順で決めると割引を取りこぼしにくい。

  1. 帰りの便の日付を見る。帰りが10月31日乗船分までなら、今の往復割引が使える。帰りが11月1日以降なら往復割引は使えないので、11月以降の便は新しい割引で考える。
  2. 鹿児島発着の2等なら7日前までにWebで予約する。ネット早割7で2等運賃が15%引きになる。Web予約は24時間使え、予約が済むとリマインドメールが届く。
  3. 7日前を過ぎたときや車で乗るときもWebで予約する。ネット割で旅客運賃が全区間で5%引きになり、乗用車の自動車航送運賃も5%引きになる。
  4. 島の窓口で買うなら島発割を使う。奄美群島の海運代理店で予約して乗船引換券を買うと、鹿児島発着の2等運賃が10%引きになる。
  5. 島に住む人と準住民は離島割引カードを手元に置く。奄美市の離島割引カードは、乗船券の予約や購入と乗船手続きのときに見せて使う。新しい割引は住民割引などと併用できる。

どの割引がいちばん大きいかは乗り方で決まる。鹿児島発着の2等なら、7日前までのWeb予約の15%がいちばん大きい。車の運賃まで下げたいなら、Web予約のネット割を選ぶ。

往復で乗る人と車で乗る人と島に住む人で損得が分かれる

これまでの割引は往復するかどうかで決まっていた。11月からは予約の仕方と時期で決まるので、乗る人によって得をする場面と割引が小さくなる場面が分かれる。

乗る人ごとに並べると、往復が条件の割引がWeb予約や島の代理店の割引に置き換わると分かる。

乗る人 これまで(10月31日まで) 11月1日から
14日以内に往復する人 帰りの旅客運賃が10%引き(一般往復割引) 7日前までのWeb予約で鹿児島発着の2等が15%引き・Web予約なら全区間5%引き
島から鹿児島へ往復する人 帰りの2等運賃が30%引き(島発往復割引) 島の海運代理店で買うと鹿児島発着の2等が10%引き・7日前までのWeb予約なら15%引き
車で乗る人 往復割引で下がるのは旅客運賃 Web予約のネット割で乗用車の運賃も5%引き
島に住む人 住民割引など 住民割引などは新しい割引と併用できる

往復で乗る人

これまでは同じ区間・同じ等級を14日以内に往復すると、帰りの旅客運賃が10%引きだった。11月からは往復は条件にならない。鹿児島発着の2等なら、行きの便も帰りの便も7日前までのWeb予約で15%引きになる。

早めに予定を決めてWebで予約できる人は、行きの便まで割引の対象になる。往復割引が終わるので、直前に往復で買っていた人は帰りの10%引きがなくなる。直前でもWebで予約すれば、ネット割の5%引きは使える。

島から鹿児島へ往復する人

これまでの島発往復割引は、奄美の各島や沖縄から鹿児島までを往復すると帰りの2等運賃が30%引きだった。11月からは島の海運代理店で買う島発割で、鹿児島発着の2等運賃が10%引きになる。7日前までにWebで予約すれば15%引きだ。

帰りの便だけで比べると、30%引きが15%か10%引きに変わる。一方で新しい割引には往復の条件が無いので、島から鹿児島へ向かう行きの便も対象になる。

車で乗る人

これまでの一般往復割引で下がるのは、帰りの旅客運賃だった。11月からはWeb予約のネット割で、乗用車の自動車航送運賃も全区間で5%引きになる。ネット早割7と島発割は車の運賃が対象外なので、車の分を下げるにはWebで予約する。

島に住む人と帰省する人

奄美群島住民割引・奄美群島準住民割引・群島間割引・奄美沖縄交流割引は、新しい割引と併用できる。奄美市では、住民登録をしている人なら0歳から住民用の離島割引カードを作れる。

準住民用のカードは、進学で島を出て奄美市に住む家族に扶養されている学生と介護で帰省する親族が対象だ。奄美市のページでは、準住民用のカードの対象路線に奄美大島と群島の各島の間・奄美大島と沖縄本島の間が加わっている。住民用のカードも、奄美群島と沖縄本島の間が対象路線に加わった。カードの有効期間は住民用が3年で、介護帰省者用は1年だ。

奄美フェリーの割引はここで間違えやすい

新しい割引は条件が細かい。予約の前に次の6つを見ておく。

  • 帰りが11月の往復は往復割引にならない。往復割引を使えるのは帰りの便が10月31日乗船分までの場合だ。行きが10月でも外れる。
  • 15%と10%は鹿児島発着の2等だけ。2等以外の席や鹿児島を発着しない区間は、ネット早割7と島発割の対象に入らない。全区間が対象なのはネット割の5%だ。
  • 車の運賃が下がるのはネット割だけ。ネット早割7と島発割は自動車航送運賃が対象外だ。
  • 離島割引カードは本人にしか使えない。1枚のカードで配偶者や子どもの分は割り引かれない。カードを忘れると割引を受けられないことがあり、カードを作る前に買った運賃も対象外になる。
  • カードは郵送だと届くまで1週間〜10日程度かかる。名前に「航空」と付くが、鹿児島離島航空割引カードは船の割引にも使う。乗る日に間に合うよう早めに申請する。
  • 介護帰省者のカードは年3回以上の来島が条件。3回に届かないと、有効期限から1年間は新しく作ることも更新もできない。船の乗船券は下船のときに回収されるので、港の窓口で乗船証明書をもらって来島の記録に使う。

奄美フェリーの割引でよくある質問に答える

Q. 10月に行って11月に帰る往復は往復割引になりますか?
A. ならない。往復割引を使えるのは、帰りの便が10月31日乗船分までの場合だ。帰りの便は新しい割引で考える。鹿児島発着の2等なら、7日前までのWeb予約で15%引きになる。

Q. 車でフェリーに乗ると車の運賃も割引になりますか?
A. Webで予約するネット割なら、乗用車の自動車航送運賃も全区間で5%引きになる。7日前までのWeb予約のネット早割7と島の代理店で買う島発割は、車の運賃が対象外だ。

Q. 奄美に住んでいると住民割引と新しい割引を両方使えますか?
A. 使える。新しい割引は奄美群島住民割引・奄美群島準住民割引・群島間割引・奄美沖縄交流割引と併用できる。住民割引は離島割引カードを予約や乗船手続きで見せて受ける。奄美市の名瀬港〜鹿児島港では片道3,240円が引かれる。

Q. 親の介護で奄美大島へ帰る家族も船の割引を使えますか?
A. 奄美市に住む要介護・要支援の人を介護するため年3回以上来島する2親等以内の親族は、準住民用の離島割引カードを作れる。鹿児島県外に住んでいても申請できる。施設に入っている人への面会のための来島は対象外だ。

Q. ネット早割7は乗船日の何日前まで予約できますか?
A. 乗船日の7日前までにWebで予約したときに使える。対象は鹿児島発着の2等運賃で15%引きになる。7日前を過ぎたWeb予約は全区間5%引きのネット割になる。Web予約は24時間使える。

まとめ:奄美フェリーの割引は11月から7日前のWeb予約で差がつく

鹿児島〜奄美群島〜沖縄航路のフェリーは、11月1日乗船分から割引が変わる。一般往復割引と島発往復割引は10月31日で終わり、帰りが10月31日の便までなら使える。

新しい割引は3つある。Web予約のネット割は全区間5%引きで、乗用車の運賃も下がる。7日前までのWeb予約のネット早割7は鹿児島発着の2等が15%引きで、島の海運代理店で買う島発割は10%引きだ。

住民割引などは新しい割引と併用できる。島に住む人と準住民は、予約のときも乗船のときも離島割引カードを持っていく。

ほかの国内旅行の話は国内旅行の記事一覧に並べている。旅の時期を決めるときは47都道府県の混雑(空いている月と混む月)も見ておくと動きやすい。

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