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高速バスのキャンセル料はいつから?前日で最大50%になる境目 図の中の文字: 高速バスの取消料、前日にやめると最大、50%、発車後は戻らない、何日前から上がる?

高速バスのキャンセル料はいつから?前日で最大50%になる境目

公開 更新 読了 約26分

先に答え:高速バスのキャンセル料は前日で最大50%になる

払ったあとは日数で上がり、前日は最大50%・発車後は戻らない。

高速バスのキャンセル料は、西鉄やジェイアールバス関東(以下JRバス関東)の案内では「払戻し手数料」「払いもどし手数料」と書かれている。国の標準運送約款は乗る便を指定したきっぷの手数料を110円以内・20%以内・30%以内・50%以内・100%以内の5段に分けている。乗車日が近づくほど上限が上がる形だ。

実際の額はこの上限の中で各社が決める。西鉄の福岡〜鹿児島の夜行便は12日前まで110円・前日と乗車日当日は50%で、JRバス関東は高速バスの手数料を路線ごとに10のパターンに分けている。予約だけで払っていないなら、ハイウェイバスドットコムは受付期間内の取り消しに手数料をかけない。

今日どこいく?編集部は国の約款・西鉄・JRバス関東・WILLER・ハイウェイバスドットコム・高速バスネットの規定を読み、比べる相手としてJR九州のきっぷのルールも読んだ。表の数字はこの7つの公式ページに書かれているものだけで、会社や路線をまたいで足したり割ったりはしていない。

この記事でわかること

  • 国の約款と西鉄・JRバス関東で、キャンセル料が上がる日の区切り
  • 予約だけのときと払ったあとで、取り消しの手数料と期限がどう変わるか
  • 前日・当日・発車後にやめたときの額を高速バスとJRの指定席で比べた結果
  • コンビニの電子チケットやWILLERの手配料のように、取り消し料とは別にかかるお金
  • 運休・条件付き運行・乗り遅れ・無断キャンセルのときの払い戻し

高速バスのキャンセル料を国の約款と2社の規定で1つの表に並べた

3つの規定を並べると110円・20%・30%・50%と上がる段の並びは同じで、日数の書き方だけが違う。

段 国の標準運送約款(上限) 西鉄 福岡〜鹿児島の夜行便 JRバス関東 東京・新宿〜京阪神(早売)
1段目 乗車日の前日から数えて11日目まで:110円以内 12日前まで:110円 乗車日の12日前まで:100円
2段目 10日目から8日目まで:運賃か料金の20%以内 11日前〜9日前:20% 11日前から9日前まで:20%
3段目 7日目から1日目まで:30%以内 8日前〜2日前:30% 8日前から2日前まで:30%
4段目 前日から発車の2時間前まで:50%以内 前日と乗車日当日:50% 前日から出発時刻まで:50%
5段目 発車の2時間前を過ぎたら:100%以内 発車以降:払戻し不可 出発時刻前に限り払いもどす

※約款の額は上限で、実際の額はその中で各社が決める。JRバス関東の列はパターン⑧の早売・得割乗車券。対象の路線が会社ごとに違うので単純な比較には適さない

西鉄の列は、西日本鉄道とJR九州バスが2026年9月1日から走らせている福岡〜鹿児島の夜行便(桜島号)の規定だ。

表から読み取れることは3つある。

1つ目は段の並びだ。国の約款も西鉄もJRバス関東の早売も、定額の段のあとに20%・30%・50%と上がっていく。JRバス関東の定額の段だけは110円ではなく100円になっている。

2つ目は日数の数字だ。約款は「乗車日の前日から起算してさかのぼって11日目まで」と書き、西鉄とJRバス関東は「12日前まで」と書く。次の段も10日目と11日前・7日目と8日前のように、約款の数字だけが1つ小さい。数え始めの日が違うためで、読み方は後の章で並べた。

3つ目は最後の段だ。約款は発車の2時間前を過ぎると上限を100%以内に上げる。西鉄は乗車日当日も発車までは50%のままで、発車以降は払い戻さない。JRバス関東の京阪神の早売も出発時刻まで50%なので、2社とも発車前の2時間は約款の上限より低い額で払い戻している。

西鉄の夜行便でやめる日ごとの手数料を階段にすると、下の図のようになる。

西鉄の桜島号夜行便の払戻し手数料。福岡〜鹿児島の夜行バスをやめる日と手数料。12日前まで。110円。定額で済む。11〜9日前。運賃の20%。8〜2日前。運賃の30%。前日と当日。運賃の50%。発車まで。発車以降。払戻し不可。手数料が安い。戻らない。やめる日で額が変わる。日付は始発地の乗車日で数える。今日どこいく?が作ったイラスト図解(運賃の階段)

同じJRバス関東でも路線ときっぷの種類で段が変わる

10のパターンを並べると、早売・得割は6つのパターンで普通乗車券より早い日から割合の手数料になる。

パターン 普通乗車券 早売・得割乗車券 主な路線
① 出発時刻まで100円 出発時刻まで100円 夢街道会津号(東京・新宿〜会津若松・喜多方)
② 出発時刻まで110円 出発時刻まで110円 みと号・つくば号(座席指定便を除く)・かしま号・エアポートバス東京ー成田など
③ 2日前まで100円・前日から出発時刻まで20% 12日前まで100円・11日前から出発時刻まで20% 東名ハイウェイバス・ドリームなごや号・青春ドリーム信州号など
④ 出発時刻まで100円 12日前まで100円・11日前から出発時刻まで20% 新宿・渋谷〜静岡・新静岡・しみずライナー号
⑤ 出発時刻まで110円 12日前まで110円・11日前から出発時刻まで20% 新宿〜佐久・小諸
⑥ 前日まで110円・出発時刻まで20% 前日まで110円・出発時刻まで20% 東京・新宿〜御殿場プレミアム・アウトレット・みと号とつくば号の座席指定便
⑦ 2日前まで110円・前日から出発時刻まで20% 12日前まで110円・11日前から出発時刻まで20% ひたち号(東京〜日立・高萩)
⑧ 9日前まで100円・8日前から2日前まで20%・前日から出発時刻まで30% 12日前まで100円・11日前から9日前まで20%・8日前から2日前まで30%・前日から出発時刻まで50% グラン昼特急号・青春昼特急号・グランドリーム号・青春エコドリーム号(東京・新宿〜京阪神)
⑨ 9日前まで100円・8日前から2日前まで10%・前日から出発時刻まで20% 12日前まで100円・11日前から9日前まで10%・8日前から2日前まで20%・前日から出発時刻まで30% ドリームルリエ号(東京・新宿〜京阪神)
⑩ 2日前まで110円・前日から出発時刻まで50% 表は普通乗車券だけ 東京〜河口湖

※割合の手数料は券面記載額にかけ、10円未満は切り捨てる。早割・得割の設定がない路線もある

パターン②にはエアポートバス東京ー成田や東京ディズニーリゾート行きの便・座席指定便を除くみと号とつくば号などが入る。普通乗車券も早売・得割も出発時刻まで110円で払い戻せる。

同じみと号とつくば号でも、座席指定便はパターン⑥に移る。前日までは110円で、乗車日当日になると20%かかる。座席を指定するかどうかで段が変わる例で、国の約款が乗る便を指定したきっぷにだけ日数の段を置いている形と重なる。

昼の便と夜行便が同じ扱いの路線もある。東京・新宿〜京阪神はグラン昼特急号・青春昼特急号とグランドリーム号・青春エコドリーム号が同じパターン⑧で、早売なら前日から50%になる。同じ区間でもドリームルリエ号はパターン⑨で、早売でも前日からは30%だ。

割合の手数料は券面に書かれた額にかけ、10円未満は切り捨てる。JRバス関東は手数料が20%の場合の払戻額を「発売額−(発売額×20%)」と書いている。

予約だけのときと払ったあとで高速バスの取り消しはこう変わる

3つの予約の窓口を並べると、払う前なら取り消すだけで済むところと予約した時点で戻らないお金がかかるところに分かれる。

予約の窓口 払う前(予約だけ) 払ったあと 期限と注意
ハイウェイバスドットコム 受付期間内なら取り消しも変更も手数料なし 「予約確認・取消」の「決済後解約」で所定の払戻手数料を引いてカードへ返す 予約受付終了時刻の前まで。決済期限を過ぎると自動でキャンセルになることがある
高速バスネット マイページの「予約を取消」で取り消す 会員のカード決済とモバイル決済はWEBで取り消せる。手数料は路線・運賃種別・払戻日で変わる 始発バス停の2時間前まで(一部の路線は10分前か30分前まで)。過ぎたら出発時刻まで窓口
WILLER 座席指定の高速バスは予約した時点で手配料330円 取り消し料はプランやツアーごと。予約の詳細ページで確かめる 手配料は取り消しても戻らない。人数を減らす変更も取り消しの扱い

ハイウェイバスドットコムは、予約のみで決済前なら受付期間内の変更も取り消しも手数料がかからないと書いている。ただし受付時間を過ぎると運賃プランによっては予約がキャンセルされ、キャンセルされた予約は元に戻せない。決済期限までに支払いが確認できない予約も自動でキャンセルになることがある。

西鉄の福岡〜鹿児島の夜行便もハイウェイバスドットコムで予約する路線で、新規予約・予約変更・予約取り消しは24時間いつでもできる(乗車券の種類で違う)。

高速バスネットは支払い前ならマイページの「予約を取消」から取り消す。払ったあとは会員のカード決済かモバイル決済なら始発バス停を出る2時間前までWEBで取り消せて、払戻手数料は路線・運賃種別・払戻日で変わる。

WILLERは座席指定の高速バスを予約すると、2025年4月1日から1便ごとに手配料330円がかかる。予約が済んだ時点で手配が終わる扱いなので、取り消しても手配料は戻らない。大人の基本運賃が5,000円以下の区間を含む路線ではかからない。

WILLERの取り消し料そのものはプランやツアーで変わる。会員はマイページ・会員でない人は予約確認のページにある「Cancellation Fee」の欄で額を確かめる。取り消し料は1人ずつかかり、WILLER EXPRESSとSTAR EXPRESSの便では人数を減らす・乗る人の区分や性別を変える・運賃が変わる乗り場や降り場へ移すといった変更も取り消しとして扱う。WILLER EXPRESSとSTAR EXPRESS以外のバス会社の便は、予約を変えること自体が取り消しの扱いになる。

払う前と払ったあとの違いを1枚にすると、下の図になる。

ハイウェイバスドットコムの案内。払う前の取り消しは手数料がかからない。まだ払っていないけど大丈夫?。予約だけ(払う前)。受付期間内は手数料なし。予約確認画面から取り消す。便の変更も手数料なし。払ったあと。1人ごとに所定の手数料。受付終了を過ぎたら不可。出発後は払い戻せない。払う前でも期限切れで自動キャンセル。今日どこいく?が作ったイラスト図解(人物の悩み+◎△の2枚カード)

払う前の予約でも、放っておくと別の困りごとになる。ハイウェイバスドットコムは事前にキャンセルの連絡をしないと会員規約に書いたペナルティを課すことがあると書いている。高速バスネットは同じ便の予約と取り消しを繰り返すと「予約のみ行う」と「コンビニ払い」を選べなくなる。

高速バスのキャンセル料の上限は国の約款が決めている

国の標準運送約款の払い戻しの決まりを並べると、日数で上がる段があるのは乗る便を指定したきっぷだけだ。

きっぷの種類 手数料の上限 払い戻せる条件
普通乗車券(乗る便を指定しないもの)・団体乗車券 110円以内 使っていないもので通用期間内
回数乗車券 210円以内 使った枚数を普通運賃に直して引いた残りを払い戻す
定期乗車券・定期回数乗車券 520円以内 通用期間の前は運賃額。期間中は使った日数の分を引いた残り
乗る便を指定した普通乗車券・座席券 110円以内・20%以内・30%以内・50%以内・100%以内の5段 座席券は発車の2時間前まで(会社がそれより後の期限を決めて表示したときはその期限)

※約款に書かれているのは上限で、この範囲内で各社が別に額を決める

約款の第27条は、旅客の都合で乗るのをやめたときに払い戻す額と手数料の上限を決めている。手数料は「次の各号に掲げる範囲内で当社が別に定める額」とされていて、上限の中でいくらにするかはバス会社が決める。

乗る便を指定したきっぷの5段は110円以内から始まる。前日からさかのぼって数えて11日目までが110円以内・10日目から8日目が20%以内・7日目から1日目が30%以内だ。前日から発車の2時間前までが50%以内で、2時間前を過ぎると100%以内になる。

座席券の払い戻しには期限もある。約款は指定した便の発車時刻の2時間前までに申し出た場合に限って料金を払い戻すとしている。会社がそれより後の期限を決めて営業所などに表示したときは、その期限までになる。

この章の表からもう1つ読み取れるのは、同じ普通乗車券でも乗る便を指定するかどうかで上限の形が変わることだ。乗る便を指定しない普通乗車券は110円以内の定額だけで、指定すると日数の段がつく。JRバス関東でみと号とつくば号の座席指定便だけが別のパターンになるのも、この線に沿っている。

前日と当日と発車後にやめたときの額を高速バスとJRの指定席で比べる

前日にやめると高速バスは上限50%まで取られることがあり、JR九州の指定席特急券は30%(最低340円)で済む。

きっぷ 前日 当日(発車前) 発車後
国の標準運送約款(高速バスの上限) 50%以内 発車の2時間前まで50%以内・その後は100%以内 100%以内
西鉄 福岡〜鹿児島の夜行便 50% 50%(発車まで) 払戻し不可
JRバス関東 東名ハイウェイバス(普通乗車券) 20% 20%(出発時刻まで) 払いもどしなし
JRバス関東 東京・新宿〜京阪神(早売) 50% 50%(出発時刻まで) 払いもどしなし
JRバス関東 東京・新宿〜御殿場プレミアム・アウトレット 110円 20%(出発時刻まで) 払いもどしなし
JR九州 指定席特急券 30%(最低340円) 30%(最低340円) 払いもどし不可。同じ日の自由席には乗れる

※JR九州の30%は指定席特急券などの指定券にかかり、乗車券の払いもどしは別に220円。対象の路線が会社ごとに違うので単純な比較には適さない

前日の額は高速バスの中でも100円から50%まで開く。国の約款の上限と西鉄とJRバス関東の京阪神の早売は50%で、東名ハイウェイバスの普通乗車券は20%だ。JRバス関東の東京〜河口湖も普通乗車券で前日から50%になる。夢街道会津号のパターン①なら出発時刻まで100円で済む。

JR九州の指定席特急券は2日前まで340円で、前日から出発時刻までは30%(最低340円)になる。乗車券は別のきっぷで、使う前なら220円で払い戻せる。国の約款の割合は乗る便を指定した普通乗車券なら運賃に、座席券なら料金にかかる。

8日前から2日前にやめる場合は仕組みそのものが違う。西鉄の夜行便は運賃の30%で、JR九州の指定席特急券は340円の定額だ。西鉄の夜行便やJRバス関東の早売は11日前から割合の手数料になるので、1週間ほど前に予定が揺れたら今どの段にいるかを先に見ておく。

発車後の扱いも違う。ここで読んだ高速バスの規定は、どれも指定便の出発時刻を過ぎると払い戻さない。ハイウェイバスドットコムは運休のとき以外は一切払い戻せないと書いている。JR九州の指定席特急券も発車時刻を過ぎると払い戻せないが、乗り遅れた列車と同じ日なら普通車の自由席に乗れる。

変更のしやすさも見ておきたい。JR九州は使う前で有効期間内のきっぷなら1回だけ同じ種類のきっぷに手数料なしで変えられる(定期券・回数券・割引きっぷは除く)。高速バスは予約した窓口と買い方で変更の回数が決まっていて、2つ後の章で並べた。

飛行機と高速バスで迷っているなら、飛行機の取り消しの期限は飛行機のキャンセルはいつまでにすればいいかの記事で読める。そちらは飛行機のキャンセルの期限とルールをまとめたもので、この記事は高速バスの段に絞った。

高速バスの日数は乗車日から数えるか前日から数えるかで1日ずれる

同じ段でも数字が1つずれて見えるのは、数え始めの日が違うからだ。自分の便の案内を読むときは、どちらの数え方かを先に見る。

国の約款は「乗車日の前日から起算してさかのぼって」数える。約款の30%以内の段は「7日目から1日目まで」で、そのすぐ後ろに「乗車日の前日から」の50%以内の段が続く。段が重ならないように読むと、約款の1日目は前日のさらに1日前になる。つまり乗車日の2日前にあたる。

西鉄は「始発地の乗車日から起算し」て数え、110円の段を「12日前まで」と書く。JRバス関東の早売も「乗車日の12日前まで」だ。この読み方なら約款の11日目は乗車日の12日前にあたり、西鉄とJRバス関東の区切りと重なる。

この読み方では約款の「◯日目」は、乗車日から数えた「◯日前」より数字が1つ小さく書かれる。書き方さえ分かれば、あとはカレンダーで乗車日から数えるだけで今どの段にいるかが分かる。

夜行便は0時を過ぎて乗るバス停でも前の日の便になる

西鉄の福岡〜鹿児島の夜行便は西鉄天神高速バスターミナルを23時20分に出て、高速基山を24時09分・久留米インターを24時20分に通る。この2つのバス停から乗る人は、予約のときの出発日を必ず「到着日の前日」にするよう案内されている。

西鉄の例では、高速基山から乗って10月1日に鹿児島空港に着く場合は「9月30日 高速基山発 24時09分」の便を予約する。払戻し手数料も始発地の乗車日から数えるので、日付が変わってから乗るバス停でも前の日を乗車日として段を数える。

WEBの締切は始発バス停の出発時刻から数える

高速バスネットのWEBで払い戻せるのは、始発バス停を出る2時間前までだ。一部の路線は乗車バス停を出る10分前か30分前まで受け付ける。途中のバス停から乗る人も、自分のバス停ではなく始発バス停の時刻から2時間前を数える。

10分前まで受け付ける路線には【夜行】東京・新宿〜京阪神や東名ハイウェイバスが入る。大阪・神戸〜徳島・京阪神〜松山・京阪神〜高知と須崎は30分前までだ。WEBの締切を過ぎても、出発時刻まではバス窓口の営業時間内なら手続きできる。

ハイウェイバスドットコムのWEB乗車券とケータイ乗車券は、予約した便の予約受付終了時刻の前までに自分で手続きする。受付の締切は路線で違うので、ハイウェイバスドットコムの予約受付期間の案内で見ておく。

段が上がる直前に予定が揺れたら変更か払い戻しかを先に決める

境目の手前で迷ったときは、次の順に考えると手数料を抑えやすい。

  1. 段が上がる日を確かめる。西鉄の夜行便なら11日前・8日前・前日に段が上がる。
  2. 便を変えるだけで済むなら変更を使う。ハイウェイバスドットコムで予約して窓口で発券した乗車券は1回目の変更が無料だ。WEB乗車券とケータイ乗車券も所定の回数の中なら手数料がかからない。
  3. 高速バスネットの会員はWEBで3回まで変更できる。4回目は一度払い戻して買い直すので手数料がかかり、窓口での変更は1回だけでそのあとはWEBで変えられない。
  4. 早売や得割は変更できないことがある。高速バスネットでは変更できない乗車券は一度払い戻して買い直すので、払戻手数料がかかる。
  5. 取り消すと決めたら締切の前にWEBで済ませる。高速バスネットのWEBは始発バス停の2時間前までで、過ぎたら出発時刻までに窓口へ行く。

ハイウェイバスドットコムのWEBの便変更は、夜行便と空港連絡バスが対象から外れている。変えられる回数にも路線ごとの上限があり、超えたら一度キャンセルして買い直す。

高速バスネットで2時間前を過ぎてから窓口で変更すると、ネット割が外れる。ネット割は路線によって2〜5%の割引なので、変更の前に窓口で運賃がどう変わるかを聞いておく。

バスマイルポイントを使って払ったきっぷなら、払い戻すと使ったポイントは戻る。クレジットかキャリア決済のきっぷでは、ポイントを払戻し手数料に充てることもできる。

予定がまだ固まらないうちに早売を買うなら、段の区切りを買う前に確かめる。JRバス関東の東名ハイウェイバス(パターン③)は普通乗車券なら2日前まで100円で済む。早売・得割は12日前を過ぎると20%かかる。

路線ごとの座席や荷物の規定まで比べて選びたいときは、高速バス32社のシート88種の比較表で座席の幅・トイレ・荷物の規定・子ども運賃を並べて見られる。

買い方によって払い戻す場所と別にかかる手数料が変わる

8通りの買い方を並べると、コンビニの電子チケットと会員登録なしのWEB決済は払戻手数料とは別に事務手数料がかかる。

買い方 払い戻しの受付 払戻手数料のほかにかかるもの・注意
ハイウェイバスドットコムでカードかキャリア決済 「予約確認・取消」の「決済後解約」(窓口では払い戻せない) 使ったバスマイルポイントは戻り、手数料に充てることもできる
高速バスネットの会員でカードかモバイル決済 始発バス停の2時間前までWEB。過ぎたら出発時刻までバス窓口 往復で行きに乗ったあとの帰りの分は時間内でも窓口
高速バスネットで会員登録せずにカード決済 ウェルネットの払戻受付WEBか電話 事務手数料500円(税別)。運休の払い戻しでもかかる
ファミリーマートの電子チケット(JRバス関東・高速バスネット) ウェルネットの払戻受付WEBか電話(バス会社の窓口では払い戻せない) 事務手数料500円(税別)。運休の払い戻しでもかかる
ハイウェイバスドットコムのコンビニ乗車券 出発前に券面の連絡先(ウェルネットかHTA販売センター) 1払戻しごとに口座振替手数料500円+消費税
バス会社の窓口 買ったバス会社か旅行会社の窓口。カードで買ったものは買った窓口だけ 出発時刻の前に乗車券を持っていく
旅行代理店 買った代理店だけ(運行会社の窓口では手続きできない) 旅行会社ごとの手数料がかかる
WILLERで座席指定の高速バス 会員はマイページ・会員でない人は予約確認のページ 手配料330円は取り消しても戻らない

コンビニ払いで気をつけたいのはファミリーマートの電子チケットだ。JRバス関東と高速バスネットの案内では、ファミリーマートで払った乗車券は紙ではなく電子チケットになる。電子チケットはバス会社の窓口では払い戻せない。ウェルネットの払戻受付WEBか電話で受け付け、払戻手数料とは別に事務手数料500円(税別)がかかる。この事務手数料は運休で払い戻すときもかかる。

高速バスネットのFAQには、ファミリーマートの電子チケットの払い戻しに「事務手数料550円」と書いた箇所もある。実際にかかる額は払い戻しの画面で確かめてから進める。

ハイウェイバスドットコムのコンビニ乗車券は、1払戻しごとに口座振替手数料(500円+消費税)が別にかかる。旅行代理店で発券した乗車券は旅行会社が決めた手数料がかかり、運行会社の窓口では手続きできない。

JRバス関東は、高速バスネット以外のサイトやコンビニ・旅行会社で買ったきっぷは払いもどし手数料のほかに取消手数料などがかかると案内している。乗車券に「JTBHTA」とあるコンビニ券はJTBHTA販売センターで取り消し、JR高速バスターミナルとコンビニでは扱わない。

窓口でクレジットカードを使って買ったきっぷは、買った窓口でしか払い戻せない。ハイウェイバスドットコムでクレジットかキャリア決済したきっぷは逆に窓口では払い戻せず、WEBの「決済後解約」から手続きする。

カードへの返金はすぐには届かない。ハイウェイバスドットコムは、カードの締め日や会社によって手続きから1ヶ月から2ヶ月ほどかかる場合があると書いている。

自分の都合とバス会社の都合で高速バスの払い戻しは分かれる

起きたことを8つ並べると自分の都合で乗らなかったときは手数料か運賃のすべてを失い、運休なら手数料なしで戻る。

起きたこと 払い戻しの扱い 書いているところ
指定便に乗り遅れた 乗車券は無効。変更も払い戻しもできない 高速バスネット・ハイウェイバスドットコム
予約だけして連絡せずに乗らなかった 会員規約に書いたペナルティを課すことがある ハイウェイバスドットコム
支払いの期限を過ぎた 自動でキャンセルになることがあり、そのときは予約を取り直す ハイウェイバスドットコム・高速バスネット
途中のバス停で降りた 差額は払い戻さない ハイウェイバスドットコム
到着が大きく遅れた 払い戻さない。ほかの交通機関や宿の補償もない 高速バスネット
条件付き運行になった 予約受付終了時間までは解約手数料なしで払い戻せる ハイウェイバスドットコム
運休になった 手数料なしで払い戻すか便を変えられる ハイウェイバスドットコム・高速バスネット
乗っている途中で運行を中止した 差額の払い戻し・続きの区間に乗れる証票・乗った停留所までの無料の送り返しなどから選ぶ 国の標準運送約款第40条

乗り遅れは払い戻しの対象にならない。高速バスネットは乗り遅れたきっぷは無効で変更も払いもどしもできないとしている。ハイウェイバスドットコムも、指定便の出発時刻を過ぎた乗車券は運休のとき以外は払い戻せないと書く。始発バス停にはおおむね出発の10分前にバスが着く予定で、道路の状況で遅れることもある。

予約だけして連絡せずに乗らないのも避けたい。ハイウェイバスドットコムは会員規約のペナルティを課すことがあるとしていて、取り消しは前もってインターネットか電話予約センターで済ませるよう求めている。

支払いの期限を過ぎた予約は、クレジットやキャリア決済ではもう払えない。ハイウェイバスドットコムは予約がまだ有効なら運行会社の窓口かバス車内で払うよう案内していて、キャンセルになっていたら取り直す。高速バスネットも引取(購入)期限を過ぎた予約は取り消しになる。

途中のバス停で降りても差額は戻らない。乗る区間を短くしたいときも差額は返らず、そのまま乗るか一度キャンセルして買い直す。キャンセルするときは手数料がかかる。

バスが乗っている途中で止まったときは国の約款に決まりがある。第40条は、運行を中止したときに乗っていた人へ差額の払い戻し・続きの区間に乗れる証票・乗った停留所までの無料の送り返しなどから選んでもらうと定めている。第41条は運行を中止して乗れなかった人の使っていないきっぷについて、運賃と料金の払い戻しか通用期間の延長をするとしている。

到着の遅れについては次の章でまとめた。

おさらいとして、いま取り消すと手数料がかかるかは下の2問で分かる。

いま取り消すと手数料はかかる?2問で分かる。乗る便が運休になった?。まだ払っていない(予約だけ)?。手数料なし。手数料なしで払い戻すか便を変える。期限内なら無料。受付期間内の取り消しは手数料なし。日数で手数料。乗車日が近いほど高くなる。ただし ファミリーマートの電子チケットは運休でも事務手数料がかかる。今日どこいく?が作ったイラスト図解(はい/いいえの判定)

雨や台風で高速バスが止まるときは運休か条件付き運行かで動きが変わる

天気が崩れそうなときは、バスが走るかどうかで払い戻しの手数料が変わる。台風や大雪で運休になった便は、手数料なしで払い戻すか便を変えられる。

運休の前に「条件付き運行」が出ることがある。条件付き運行は、台風や降雪で出発後に出発地へ引き返したりほかのバス停へ行き先を変えたりするかもしれない便のことだ。ハイウェイバスドットコムでは条件付き運行になった便は解約手数料なしで払い戻せるが、手数料なしで手続きできるのは予約受付終了時間までになる。

知らせは予約のときに登録した連絡先に届く。ハイウェイバスドットコムはメールかSMSで条件付き運行と運休を知らせ、高速バスネットは会員登録したメールアドレスへ知らせる。発車の直前に急に運休が決まったときはメールが届かないこともあるので、各社の運行情報のページも見る。

運休の払い戻しは買い方で手続きが違う。ハイウェイバスドットコムでカードかキャリア決済したきっぷは、乗車予定日から30日以内に自分で「決済後解約」を押す。30日を過ぎると運行会社の窓口で手続きすることになり、電話では払い戻さない。

JRバス関東は、高速バスネットでカード決済したWEB乗車票なら災害や通行止めで運休したときに手続きなしで自動で払い戻す。この場合は自分で払い戻しの操作をしないよう案内している。

走ったあとに遅れても払い戻しはない。高速バスネットは事故・渋滞・天候で到着が大きく遅れても払い戻さず、自分で手配したほかの交通機関や宿の補償もしないとしている。運休のときも手数料なしで払い戻すだけで、ほかの交通機関への振り替えや宿の手配はしない。

走り出したあとでも、道路や天気が悪くなれば出発地に引き返すことがある。台風が近づく日や大雪の予報が出た日は、出発前に運行会社のページの運行情報を見てから乗り場へ向かう。

JRの特急はここが違う。JR九州は列車が運転できないときに旅行をやめれば運賃と料金を全額返し、特急や急行が到着時刻より2時間以上遅れたら特急・急行料金を全額返す。高速バスネットの路線は到着が遅れても払い戻さないので、遅れに対する扱いは大きく分かれる。

台風が来そうな週に高速バスと飛行機のどちらで行くかを決めるなら、飛行機の欠航の多い月や会社を遅延と欠航のデータで見ておける。

WEBで買った高速バスのきっぷを払い戻すときはこの順に進める

手続きは5手で終わる。ハイウェイバスドットコムと高速バスネットの案内をもとに、WEBで払ったきっぷの流れを並べた。

  1. 買った場所を確かめる。WEB・窓口・コンビニ・旅行代理店で払い戻す先が違う。
  2. 予約確認画面で便と運賃プランを見る。払戻手数料は路線・運賃プラン・払い戻す日で変わるので、今どの段にいるかを先に見る。
  3. 締切の前にWEBで手続きする。ハイウェイバスドットコムは「予約確認・取消」から「決済後解約」を押す。高速バスネットはマイメニューの予約(支払)状況一覧から取り消し、締切は始発バス停の2時間前だ。
  4. WEBの締切を過ぎたら窓口へ行く。高速バスネットのきっぷは出発時刻まで窓口の営業時間内に手続きできる。
  5. 返金を待つ。カードへの返金は締め日や会社で時期が違い、1ヶ月から2ヶ月ほどかかる場合がある。

WEBで払い戻すときの流れを図にすると、下のようになる。

WEBで買った高速バスのきっぷを払い戻す流れ。買った場所を見る。WEB・窓口・コンビニで受付が違う。便とプランを見る。手数料は路線と払い戻す日で変わる。WEBで手続き。高速バスネットは始発の2時間前まで。返金を待つ。カードへの返金は1〜2か月かかることも。高速バスネットは締切後も出発まで窓口で。今日どこいく?が作ったイラスト図解(横並びの手順コマ)

手続きのときは、決められた時刻までに全部の操作を終える必要がある。高速バスネットはクレジットカードの期限切れや限度額などでWEBの取り消しができないことがあり、その場合は窓口での扱いになる。電話での取り消しは受け付けていない。

高速バスのキャンセル料でよく聞かれる8つの質問に答える

Q. 高速バスのキャンセル料はいつからかかる?
A. 払ったあとは早めに取り消しても、西鉄やJRバス関東では100円か110円の定額がかかる。西鉄の夜行便は12日前まで110円で、11日前から20%になる。予約だけで払っていなければ、ハイウェイバスドットコムは受付期間内の取り消しに手数料をかけない。

Q. 高速バスを前日にキャンセルするといくらかかる?
A. 国の標準運送約款の上限は運賃の50%で、西鉄の夜行便も前日と当日は50%だ。JRバス関東は路線ときっぷで違い、東名ハイウェイバスの普通乗車券は20%で京阪神の早売は50%になる。

Q. 高速バスを当日にキャンセルしてもお金は戻る?
A. 発車前なら手数料を引いて戻る路線がある。西鉄の夜行便は当日も50%で、発車以降は払い戻せない。高速バスネットのWEBは始発バス停の2時間前までで、過ぎたら出発時刻まで窓口で手続きする。

Q. 高速バスを無断キャンセルするとどうなる?
A. 払ったきっぷは指定便の出発時刻を過ぎると無効になり、運休のとき以外は払い戻せない。予約だけで連絡せずに乗らなかった場合は、会員規約のペナルティを課すことがあるとハイウェイバスドットコムは書いている。

Q. 高速バスを予約して支払いしないとどうなる?
A. 決済期限までに払わなかった場合は自動でキャンセルになることがあり、そのときは予約を取り直す。高速バスネットでは同じ便の予約と取り消しを繰り返すと「予約のみ行う」と「コンビニ払い」を選べなくなる。

Q. 夜行バスのキャンセル料は昼の便より高い?
A. JRバス関東では昼か夜かではなく路線で決まる。東京・新宿〜京阪神は昼の便も夜行も同じパターンで、早売なら前日から50%だ。西鉄の夜行便は始発地の乗車日から数える。

Q. 高速バスが運休したら払い戻しはどうなる?
A. 運休の便は手数料なしで払い戻すか便を変えられる。ハイウェイバスドットコムでカード決済した分は乗車予定日から30日以内に自分で手続きする。JRバス関東の案内ではファミリーマートの電子チケットは運休でも事務手数料500円(税別)がかかる。

Q. ウィラーのキャンセル料はいくら?
A. WILLERの取り消し料はプランやツアーで変わり、予約の詳細ページの「Cancellation Fee」で確かめる。座席指定の高速バスは1便ごとに手配料330円がかかり、取り消しても戻らない。

最後に:高速バスのキャンセル料は段が上がる日の前に決める

高速バスのキャンセル料は、国の標準運送約款が5段の上限を決めてその中で各社が路線ごとに額を決めている。前日の手数料は約款の上限で50%以内になり、発車を過ぎると運休のとき以外は戻らない。

予約だけなら受付期間内の取り消しに手数料がかからない予約サイトもある。払ったあとは自分の便の案内で段の区切りと数え方を確かめ、上がる日の前に変更か払い戻しかを決める。コンビニの電子チケットやWILLERの手配料のように取り消し料とは別に戻らないお金もあるので、買い方も一緒に見ておく。

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この記事の出典

国土交通省と西鉄など7件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。

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  1. 1国土交通省国土交通省「一般乗合旅客自動車運送事業標準運送約款」(PDF) 第27条
  2. 2西鉄西鉄
  3. 3ジェイアールバス関東ジェイアールバス関東
  4. 4ハイウェイバスドットコムハイウェイバスドットコム
  5. 5高速バスネット高速バスネット
  6. 6WILLER TRAVELWILLER TRAVEL(英語)
  7. 7JR九州JR九州

最終確認 2026年10月1日

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