モバイルSuicaにteppayが加わり2万円を超えて払えるようになる
モバイルSuicaにコード決済「teppay」が10月20日から加わります。
- 何がモバイルSuicaにコード決済teppayが加わり2万円超も払える
- いつから2026年10月20日11時以降に順次使える
- 誰にモバイルSuicaの会員。10月16日からアプリで規約への同意が要る
- どうすればいい規約に同意し、高額ならマイナンバーカードで本人確認(最大30万円)
この記事でわかること
- teppayが使える日と、その前に出てくる規約の同意
- いくらまで払えるのか、ポイントは何%つくのか
- 出かける前にやっておく5つの手順
- Suicaの店でteppayが使えるとは限らない理由
JR東日本はモバイルSuicaに新しい決済サービス「teppay(テッペイ)」を入れます。Suicaとは別の残高を使うコード決済です。これまでのSuicaは残高の上限が2万円でした。teppayはその上限を超える買い物にも使えます。
話は急に出てきたわけではありません。JR東日本は2025年11月25日に「Suica・PASMOのコード決済サービス『teppay』を2026年秋より提供開始」と発表していました。2026年7月17日には店の側の申し込みの受付も始めています。そして10月6日に開始日を正式に出しました。発表の見出しは「Suica利用は2万円というこれまでの当たり前を超えます」です。
旅行や帰省では、ホテルの支払いや家電量販店の買い物で2万円を超えることがあります。これまではそこでクレジットカードや別のコード決済に持ち替えていました。teppayが入ると、同じモバイルSuicaのアプリの中で払い切れる場面が増えます。

teppayはいつから使える?10月16日と20日の2段で始まる
始まり方は2段になっています。先に10月16日に規約が変わり、そのあと10月20日にteppayの機能が使えるようになります。日付ごとの動きは次の表のとおりです。
10月16日からアプリにログインすると、モバイルデバイスにおけるSuica利用規約とteppay会員規約などが表示されます。アプリの画面で同意してから使う決まりです。新しくモバイルSuicaに会員登録する人も、同じように同意が要ります。
teppayそのものは10月20日11時以降に順次使えるようになります。アプリにteppayの機能が加わり、規約に同意すると使える流れです。順次なので、11時を過ぎてすぐに全員の画面へ出るとは限りません。
表を見ると、使い始める前に同意の手順が1つ入ります。ポイントの特典は11月4日から始まります。
| 日付 | 何が起きるか | 出かける人がやること |
|---|---|---|
| 10月16日 | Suica利用規約の改定とteppay会員規約の制定。ログイン時に表示 | アプリの画面で同意する |
| 10月20日11時以降 | teppayが順次使えるようになる | アプリにteppayの機能が出たか見る |
| 11月4日〜12月25日 | 500円以上のコード決済で20%分を還元 | 先にエントリーしておく |
| 11月4日〜2027年1月29日 | 通学定期をteppay残高で買うと2,000teppayポイント | 通学定期を買う家族がいるか見る |
| 2027年春 | モバイルPASMOにもteppayが入る予定 | PASMOの人は待つ |
出どころ: JR東日本の大切なお知らせとタビリスの記事(2026年10月6日時点)
いくらまで払えてポイントは何%つくのか
払える額は本人確認をするかどうかで変わります。マイナンバーカードで本人確認をすると、teppay残高での支払いは最大30万円までできます。Suicaの残高の上限は2万円のままです。
払い方は2つあります。1つはteppay残高から払う方法です。もう1つはビューカードを支払い元にする「ビューカード連携支払い」です。こちらは残高に前もってチャージしなくても払えます。
ポイントのつき方も払い方で違います。teppay残高から払うと、原則として利用額の0.5%分の「teppayポイント」が貯まります。ビューカード連携支払いでは利用額の1%分のJRE POINTがつきます。一部にポイントの対象外になる利用先があります。
始まりに合わせた特典もあります。11月4日から12月25日まで、teppayで500円以上をコード決済すると20%分のteppayポイントが戻ります。事前のエントリーが必要です。還元の上限は1人5,000ポイントです。さらに11月4日から2027年1月29日までは、teppay残高でモバイルSuicaの通学定期券を新規か継続で買うと2,000teppayポイントがつきます。
払い方ごとに、つくポイントと条件を並べると次のとおりです。いちばん大きいのは期間限定の20%ですが、エントリーしないと戻りません。
| 払い方 | つくもの | 条件 |
|---|---|---|
| teppay残高で払う | teppayポイント0.5% | 原則。一部の利用先は対象外 |
| ビューカード連携支払い | JRE POINT 1% | ビューカードを登録する |
| 開始記念のコード決済 | teppayポイント20% | 11月4日〜12月25日・500円以上・事前エントリー・上限1人5,000ポイント |
| 通学定期をteppay残高で買う | 2,000teppayポイント | 11月4日〜2027年1月29日・新規か継続 |
出どころ: タビリスの記事(JR東日本の発表をもとにしたもの・2026年10月6日時点)
出かける人は10月20日までに何をすればいいか
やることは多くありません。旅行や帰省の前に済ませておくと、当日にレジで迷わずに済みます。順番に並べます。
- 10月16日以降にアプリを開いて規約に同意する。ログインのときに同意の画面が出ます。出発の朝にあわてないよう、前の日までに済ませます。
- 10月20日11時を過ぎたらteppayの機能が出たか見る。使えるようになるのは順次です。出ていなければ少し待ちます。
- 2万円を超える買い物をするならマイナンバーカードで本人確認をする。本人確認をすると、teppay残高で最大30万円まで払えます。
- ビューカードを持っているなら登録する。残高へ前もってチャージしなくても払えるうえ、利用額の1%分のJRE POINTがつきます。
- 11月4日からの20%還元を使うならエントリーする。500円以上のコード決済が対象で、上限は1人5,000ポイントです。
どちらで払うか迷ったら、金額と店の2つで決めると早いです。2万円以下でSuicaのタッチが使える店なら、これまでどおりSuicaで払えます。2万円を超えるときやSuicaが使えない店では、teppayのコードが使えるかを店で確かめます。

teppay残高はえきねっとでのきっぷの購入にも使えます。新幹線で出かける人は、荷物や設備の決まりも出発前に見ておくと安心です。新幹線6社の持ち込みと設備の比較表に、特大荷物やペットの決まりをまとめています。
これまでのSuicaとteppayはどう違うのか
いちばんの違いは払える額です。Suicaはチャージ残高の上限が2万円でした。teppayはSuicaとは別に残高を持つので、より高い買い物にも使えます。払い方も、タッチで払うSuicaに対してteppayはコードで払います。
使える場所の数も違います。teppayはJR東日本グループの商業施設などに加え、「Smart Code」に対応する全国170万か所以上で使えます。コンビニ・スーパー・百貨店・飲食店・家電量販店などが対象です。Suica電子マネーはこれまでどおり全国約235万店舗以上で使えます。
Suicaにはビューカードでチャージするとポイントがつく仕組みもあります。モバイルSuicaでチャージするかオートチャージにすると、JRE POINTが1.5%還元されます。
2つを並べると強みが分かれます。Suicaは店の多さとタッチの手軽さで、teppayは高い額を払えるところです。
| 比べるところ | Suica電子マネー | teppay |
|---|---|---|
| 払い方 | タッチで払う | コードで払う |
| 払える額 | チャージ残高の上限2万円 | 本人確認で最大30万円 |
| 使える場所 | 全国約235万店舗以上 | Smart Code対応の全国170万か所以上 |
| ポイント | ビューカードでのチャージでJRE POINT 1.5% | 残高払いで0.5%・ビューカード連携で1% |
出どころ: タビリスの記事とJR東日本のモバイルSuicaのページ(2026年10月6日時点)
teppayにはSuicaに無い使い道もあります。利用者どうしで残高を送り合えます。受け取った残高は買い物のほか、モバイルSuicaへのチャージや定期券の購入にも使えます。アプリで「teppay JCBプリカ」を出せば、ネットの買い物にも残高を使えます。2027年春にはモバイルPASMOにも入る予定で、モバイルSuicaとモバイルPASMOの間でも残高を送れるようになります。
teppayはSuicaが使える店すべてで使えるわけではない
いちばん間違えやすいのは使える店です。Suicaが使える店とteppayが使える店は同じではありません。いつもSuicaで払っている店でも、teppayのコードは使えないことがあります。逆もあります。
Suicaのタッチで2万円を超える支払いはできない
Suicaの残高の上限は2万円のままです。2万円を超える支払いはSuicaのタッチでは払えません。その場合はteppayに切り替えるか、別の払い方を用意します。teppayで高い額を払うなら、本人確認を先に済ませておきます。
teppayの残高はSuicaの残高とは別になる
teppayはSuicaとは別の残高を使います。Suicaに入れたお金がそのままteppayの支払いに回るわけではありません。どちらの残高から払うのかを、レジの前で意識しておくと慌てません。
ポイントが対象外になる利用先がある
0.5%や1%のポイントは、一部の利用先では対象外になります。20%還元も、エントリーをしていないと戻りません。上限は1人5,000ポイントです。
規約の案内に便乗したメールに気をつける
規約の改定が近づくと、それらしいメールが届くことがあります。JR東日本は、特定のリンクに誘導してログインIDやパスワードを聞くメールは一切送っていないと案内しています。規約への同意はアプリの画面で行います。メールのリンクから同意しないでください。
電車での出かけ方そのものについては、新幹線・電車の記事一覧にもまとめています。
モバイルSuicaの決済でよく出る疑問に答える
Q. モバイルSuicaの決済方法はどう変わる?
A. 10月20日11時以降は、タッチで払うSuica電子マネーにコードで払うteppayが加わり2つになります。Suicaは残高の上限が2万円のままです。teppayはSuicaとは別の残高で、マイナンバーカードで本人確認をすれば最大30万円まで払えます。
Q. モバイルSuicaで2万円を超える買い物は決済できない?
A. Suicaのタッチでは払えません。残高の上限が2万円だからです。10月20日からはteppayを使えば2万円を超えても払えます。高い額を払う前に、マイナンバーカードで本人確認を済ませておきます。
Q. teppayはSuicaと同じ店で使える?
A. 同じではありません。teppayはSmart Code対応の全国170万か所以上で使えます。Suica電子マネーは全国約235万店舗以上です。いつもの店でもteppayが使えないことがあるので、店で確かめます。
Q. 20%還元を受けるには何が要る?
A. 事前のエントリーが要ります。期間は11月4日から12月25日までで、teppayで500円以上をコード決済した分が対象です。還元の上限は1人5,000ポイントで、teppayポイントで戻ります。
Q. モバイルPASMOでもteppayは使える?
A. いまはモバイルSuicaだけです。モバイルPASMOには2027年春に入る予定です。入ったあとは、モバイルSuicaとモバイルPASMOの利用者どうしでもteppayの残高を送り合えるようになります。
まとめると10月20日からはteppayで2万円を超えて払える
モバイルSuicaには10月20日11時以降、コード決済のteppayが順次加わります。その前の10月16日から、アプリで規約への同意が要ります。Suicaの上限の2万円は変わりません。2万円を超える買い物はteppayで払い、マイナンバーカードで本人確認をすれば最大30万円まで払えます。
ポイントは残高払いで0.5%、ビューカード連携で1%です。11月4日からの20%還元はエントリーが条件になります。使える店はSuicaと同じではないので、出かける先の店でteppayが使えるかを確かめてから向かいます。
この記事の出典
JR東日本とタビリスの4件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
出典を開く閉じる
- 1タビリスタビリス「モバイルSuica『teppay』、10月20日開始」
- 2JR東日本JR東日本「規約改定等のご案内(モバイルデバイスにおけるSuica利用規約・teppay会員規約等)」
- 3JR東日本JR東日本「Suicaに関するお知らせ」
- 4JR東日本JR東日本「モバイルSuica」
最終確認 2026年10月7日
