- 先に答え:街の紅葉は10月中旬の北海道から12月中旬の九州へ進む
- 気象台50地点のかえでの紅葉日を平年の早い順に並べた
- 紅葉の時期は地域と標高と木の種類で変わる
- 紅葉日の平年を旬で分けると11月下旬に20地点が集まる
- 気象庁の紅葉日は「ほぼ全部が赤くなった日」を指す
- 2025年の紅葉は50地点のうち30地点で平年より遅かった
- 色づいてから散るまでの目安は室蘭7日から高知21日まで開く
- いちょうはかえでより先に色づく街が47地点のうち38地点ある
- 紅葉日と落葉日の平年から出かける日を決める
- 北海道の山の紅葉へは空港から車かバスと鉄道で向かう
- 大雪高原温泉の沼めぐりは入山前にレクチャーを受ける
- 天気と気温で紅葉の進みと山道の通行が変わる
- 紅葉の見頃でよく聞かれる8つの質問に答える
- まとめ:紅葉の見頃は街の平年と山の早さを分けて考える
先に答え:街の紅葉は10月中旬の北海道から12月中旬の九州へ進む
街の紅葉は平年の目安で帯広10月20日から鹿児島12月15日へ進む。
この記事でわかること
- 気象台50地点のかえでの紅葉日の平年(目安)と2025年の観測日
- 旬で分けたときに紅葉日の平年が集まる時期と地点
- 色づいてから散るまでの日数と、いちょうとかえでの順番
- 2025年の遅れと長い目で見た紅葉日の動き
- 北海道の山の紅葉と街の紅葉のずれと現地での決まり
紅葉を見に行く日を決めるときに知りたいのは、行き先の木がいつ赤くなるかだ。気象庁は全国の気象台で標本木と呼ぶ決まった木を毎年見ている。その木のかえでが紅葉した日と葉が落ちた日を記録し、表にして出している。今日どこいく?編集部はその表から2025年の観測日と平年差を読み取り、観測日から平年差を引いて平年の日付の目安を出した。平年差は1991年から2020年までの30年の平均からのずれで、正の数は平年より遅い日数を表す。
平年の目安で並べると、かえでの紅葉日がいちばん早いのは北海道の帯広で10月20日になる。いちばん遅いのは鹿児島の12月15日で、北と南の開きは目安で56日だ。東京の平年の目安は11月28日で、京都は12月5日になる。福岡は12月1日で、札幌は10月28日が目安だ。
色づいたあと葉が落ちるまでの日数も街で違う。紅葉日と落葉日の平年の目安を比べると、室蘭は7日で終わり高知は21日続く。東京は11月28日から12月13日までの15日が街なかでかえでの紅葉を見られる期間の目安だ。
2025年は紅葉日が平年より遅い地点が多かった。2025年に紅葉日を観測した50地点のうち、30地点が平年より遅かった。早かったのは15地点で、平年と同じ日は5地点だった。
この記事は気象台の数字の表から始めて、地域と標高と木の種類で変わるところを見ていく。そのあとに数字の読み方と去年の遅れを確かめ、散るまでの日数といちょうの順番を並べる。最後に北海道の山の紅葉へ行くときの道のりと現地の決まりを載せた。
気象台50地点のかえでの紅葉日を平年の早い順に並べた
下の表は、気象庁が出しているかえでの紅葉日の表を平年の早い順に並べ直したものだ。気象庁の表にあるのは2025年と2026年の観測日と平年差と昨年差で、平年の日付の列は無い。そこで2025年の観測日から平年差を引いて平年の目安を出した。たとえば帯広の2025年の紅葉日は10月29日で平年より9日遅かったので、平年の目安は10月20日になる。
北海道の5地点は、ほかの地点とは違う木で観測していると表に書かれている。旭川と札幌と室蘭はやまもみじで、帯広と函館はおおもみじだ。表では地点名のあとにその木の名前を入れた。
平年の目安で並べると北の帯広から南の鹿児島まで紅葉日はおよそふた月かけて進む。
| 地点 | 紅葉日の平年(目安) | 2025年の紅葉日 | 平年差 |
|---|---|---|---|
| 帯広(おおもみじ) | 10月20日 | 10月29日 | 9日遅い |
| 旭川(やまもみじ) | 10月23日 | 10月22日 | 1日早い |
| 札幌(やまもみじ) | 10月28日 | 11月6日 | 9日遅い |
| 函館(おおもみじ) | 11月2日 | 11月6日 | 4日遅い |
| 室蘭(やまもみじ) | 11月7日 | 11月14日 | 7日遅い |
| 秋田 | 11月12日 | 11月14日 | 2日遅い |
| 長野 | 11月12日 | 11月19日 | 7日遅い |
| 青森 | 11月13日 | 11月10日 | 3日早い |
| 盛岡 | 11月13日 | 11月12日 | 1日早い |
| 新潟 | 11月15日 | 11月18日 | 3日遅い |
| 福島 | 11月17日 | 11月19日 | 2日遅い |
| 宇都宮 | 11月20日 | 11月28日 | 8日遅い |
| 水戸 | 11月20日 | 11月27日 | 7日遅い |
| 仙台 | 11月21日 | 11月20日 | 1日早い |
| 奈良 | 11月21日 | 11月14日 | 7日早い |
| 広島 | 11月22日 | 11月27日 | 5日遅い |
| 高松 | 11月23日 | 12月3日 | 10日遅い |
| 金沢 | 11月24日 | 11月25日 | 1日遅い |
| 富山 | 11月24日 | 11月25日 | 1日遅い |
| 松江 | 11月24日 | 12月3日 | 9日遅い |
| 山形 | 11月25日 | 12月1日 | 6日遅い |
| 津 | 11月25日 | 11月25日 | 平年と同じ |
| 岐阜 | 11月26日 | 11月26日 | 平年と同じ |
| 福井 | 11月28日 | 12月1日 | 3日遅い |
| 名古屋 | 11月28日 | 11月25日 | 3日早い |
| 東京 | 11月28日 | 11月23日 | 5日早い |
| 彦根 | 11月28日 | 12月1日 | 3日遅い |
| 大分 | 11月28日 | 11月25日 | 3日早い |
| 徳島 | 11月28日 | 11月28日 | 平年と同じ |
| 甲府 | 11月29日 | 12月5日 | 6日遅い |
| 岡山 | 11月29日 | 11月27日 | 2日早い |
| 鳥取 | 11月30日 | 12月1日 | 1日遅い |
| 佐賀 | 11月30日 | 12月3日 | 3日遅い |
| 熊谷 | 12月1日 | 12月8日 | 7日遅い |
| 神戸 | 12月1日 | 11月26日 | 5日早い |
| 大阪 | 12月1日 | 12月4日 | 3日遅い |
| 福岡 | 12月1日 | 12月1日 | 平年と同じ |
| 熊本 | 12月2日 | 12月15日 | 13日遅い |
| 高知 | 12月2日 | 12月10日 | 8日遅い |
| 宮崎 | 12月4日 | 11月26日 | 8日早い |
| 静岡 | 12月5日 | 12月5日 | 平年と同じ |
| 京都 | 12月5日 | 12月10日 | 5日遅い |
| 松山 | 12月5日 | 12月8日 | 3日遅い |
| 下関 | 12月6日 | 12月3日 | 3日早い |
| 和歌山 | 12月6日 | 12月9日 | 3日遅い |
| 長崎 | 12月7日 | 12月2日 | 5日早い |
| 前橋 | 12月8日 | 12月4日 | 4日早い |
| 銚子 | 12月12日 | 12月15日 | 3日遅い |
| 横浜 | 12月14日 | 12月15日 | 1日遅い |
| 鹿児島 | 12月15日 | 12月2日 | 13日早い |
※平年の目安は2025年の観測日から平年差を引いて今日どこいく?編集部が出した(2026年9月30日に集めた)

表を見ると、北から南へきれいに順番どおり進むわけではない。前橋の平年の目安は12月8日で、福岡の12月1日より遅い。海に面した銚子は12月12日で、横浜は12月14日が目安になる。どちらも九州の熊本の目安の12月2日より遅い。
同じ日に紅葉日の平年が来る街もある。11月28日が目安になるのは東京と名古屋のほか、福井と彦根と大分と徳島の6地点だ。住んでいる街の近くの気象台を探し、その日付を出かける日の出発点にするとよい。
2025年の欄を見ると、平年との差がいちばん大きかったのは熊本と鹿児島だ。熊本は12月15日に紅葉して平年より13日遅かった。鹿児島は12月2日で平年より13日早く、同じ九州でも年によって逆に振れる。
紅葉の時期は地域と標高と木の種類で変わる
紅葉がいつ来るかを分ける条件は主に4つある。1つ目は地域で、表のとおり北の街ほど早く南の街ほど遅い傾向がある。2つ目は標高で、山の上は街より先に色づく。3つ目は木の種類で、同じ街でもいちょうとかえででは色づく日がずれる。4つ目は年で、その年の気温によって平年より前にも後ろにも動く。
標高の差がいちばん分かりやすいのが北海道の大雪山だ。環境省は大雪高原温泉の沼めぐり登山コースの見どころに9月の鮮やかな赤や黄色の紅葉を挙げている。北海道環境局の2023年の記録では、赤岳の紅葉は9月8日ごろから色づき始めた。ふもとの旭川の気象台では、かえでの紅葉日の平年が目安で10月23日だ。
山と街を並べると、大雪山は9月に色づき始めて街のかえでは平年の目安で10月中旬から下旬に赤くなる。
| 場所 | 山か街か | 紅葉の時期(公式の記録) |
|---|---|---|
| 大雪山の赤岳 | 山 | 2023年は9月8日ごろから色づき始めた |
| 大雪高原温泉の沼めぐりコース | 山 | 9月の紅葉が見どころ |
| 大雪山の旭岳 | 山 | 2023年の初冠雪は10月4日 |
| 層雲峡など標高が低い場所 | 山のふもと | 2023年10月9日の時点で「まだこれからが見頃」 |
| 帯広の気象台 | 街 | かえでの紅葉日は平年の目安で10月20日 |
| 旭川の気象台 | 街 | かえでの紅葉日は平年の目安で10月23日 |
| 札幌の気象台 | 街 | かえでの紅葉日は平年の目安で10月28日 |
旭岳の初冠雪は2023年に10月4日で、平均より9日ほど遅かった。それでも旭川の街のかえでが赤くなる平年の目安より前に、山の上には雪が来ている。層雲峡など標高が低い場所の紅葉は、2023年10月9日の記録の時点でまだこれからが見頃と書かれていた。同じ大雪山の中でも、標高の高い所から低い所へ色づきが下りてくる。
木の種類による違いは後の章で詳しく見る。気象庁が観測の対象にしているのは、いろはかえで・やまもみじ・おおもみじの紅葉といたやかえでの黄葉だ。いちょうについては別に黄葉日と落葉日を記録している。
年による違いも大きい。2025年は50地点のうち30地点で紅葉日が平年より遅かった。この年の動きと長い目で見た流れは、2025年の章でまとめて見る。
紅葉日の平年を旬で分けると11月下旬に20地点が集まる
月の上旬と中旬と下旬で区切ると、紅葉日の平年の目安がどの時期に集まるかが見える。いちばん多いのは11月下旬の20地点で、次が12月上旬の14地点だ。10月のうちに紅葉日の平年の目安が来るのは、北海道の帯広と旭川と札幌の3地点だけになる。
本州で最初に来るのは11月中旬の秋田と長野で、目安はどちらも11月12日だ。東北の青森と盛岡は11月13日が目安で、長野とほとんど同じ時期になる。12月中旬まで残るのは銚子と横浜と鹿児島の3地点だ。
旬で分けると紅葉日の平年の目安は11月下旬と12月上旬に固まっている。
| 旬 | 紅葉日の平年(目安)が来る地点 | 地点の数 |
|---|---|---|
| 10月中旬 | 帯広 | 1 |
| 10月下旬 | 旭川・札幌 | 2 |
| 11月上旬 | 函館・室蘭 | 2 |
| 11月中旬 | 秋田・長野・青森・盛岡・新潟・福島・宇都宮・水戸 | 8 |
| 11月下旬 | 仙台・奈良・広島・高松・金沢・富山・松江・山形・津・岐阜・福井・名古屋・東京・彦根・大分・徳島・甲府・岡山・鳥取・佐賀 | 20 |
| 12月上旬 | 熊谷・神戸・大阪・福岡・熊本・高知・宮崎・静岡・京都・松山・下関・和歌山・長崎・前橋 | 14 |
| 12月中旬 | 銚子・横浜・鹿児島 | 3 |
※旬は1〜10日を上旬・11〜20日を中旬・21日からを下旬とした(2026年9月30日に集めた)
旅の予定に当てはめると、11月の後半は本州の多くの街でかえでが赤くなる時期に重なる目安だ。12月上旬の14地点には京都と大阪と神戸のほか、九州の4地点と四国の2地点が入る。京都や大阪や福岡の街の紅葉を見るなら、12月に入ってからが目安になる。
同じ関東でも紅葉日の平年の目安は4つの旬に分かれる。宇都宮と水戸は11月中旬で、東京は11月下旬だ。前橋と熊谷は12月上旬で、銚子と横浜は12月中旬になる。関東の中で行き先を変えれば、11月中旬から12月中旬までかえでの紅葉を追いかけられる目安だ。
気象庁の紅葉日は「ほぼ全部が赤くなった日」を指す
気象庁のかえでの紅葉日は、色づき始めた日ではない。標本木全体を眺めたときに大部分の葉が紅色に変わり、緑色がほとんど見えなくなった最初の日をいう。いたやかえでのように黄色くなる木では、同じ決まりで黄色に変わった日を黄葉日としている。
つまり紅葉日は、木がほぼ全部赤くなりきった日だ。名所の案内でよく見る色づき始めは、この日より前に来る。落葉日は同じ標本木で葉が落ちた日の記録なので、紅葉日と落葉日の間が赤い葉を見られる期間の目安になる。
観測するのは標本木と呼ぶ決まった木だ。気象庁は全国の気象官署で同じ基準を使い、うめやさくらの開花とかえでやいちょうの紅葉と黄葉を記録している。記録は季節の進み遅れや気候の違いと変化をつかむのに使われている。
表を読むときに気を付けたいのは次の3つだ。
- 平年差の正の数は平年より遅い日数で、負の数は早い日数を表す。
- 平年は1991年から2020年までの30年の平均で、気象庁は2020年平年値と書いている。
- 気象台の標本木1本の記録なので、同じ街でも公園や寺の木とは日がずれることがある。
気象庁の表は1日1回、8時35分ごろに更新される。2026年の欄は秋が進むと埋まっていくので、出かける前に今年の観測日が出ているかを見ておくとよい。
もう1つの注意は、地点によって観測する木が違うことだ。北海道の旭川と札幌と室蘭はやまもみじで、帯広と函館はおおもみじで観測している。本州から南の地点は表の代わりの木の欄が空いている。
2025年の紅葉は50地点のうち30地点で平年より遅かった
2025年は紅葉日が平年より遅い地点が多かった。50地点のうち30地点が遅く、15地点が早かった。平年と同じ日だったのは岐阜と津と静岡と福岡と徳島の5地点だ。
遅れた日数の幅で分けると、1〜4日の遅れが15地点でいちばん多い。5〜9日の遅れは13地点で、10日以上の遅れは熊本の13日と高松の10日の2地点だった。早かった15地点では1〜4日が9地点で、10日以上早かったのは鹿児島の13日だけだった。
2025年の平年差を幅で分けると遅れた側に地点が偏っている。
| 2025年の平年差 | 地点(差の日数) | 地点の数 |
|---|---|---|
| 10日以上遅い | 高松(10日)・熊本(13日) | 2 |
| 5〜9日遅い | 帯広(9日)・札幌(9日)・室蘭(7日)・長野(7日)・宇都宮(8日)・水戸(7日)・広島(5日)・松江(9日)・山形(6日)・甲府(6日)・熊谷(7日)・高知(8日)・京都(5日) | 13 |
| 1〜4日遅い | 函館(4日)・秋田(2日)・新潟(3日)・福島(2日)・金沢(1日)・富山(1日)・福井(3日)・彦根(3日)・鳥取(1日)・佐賀(3日)・大阪(3日)・松山(3日)・和歌山(3日)・銚子(3日)・横浜(1日) | 15 |
| 平年と同じ | 津・岐阜・徳島・福岡・静岡 | 5 |
| 1〜4日早い | 旭川(1日)・青森(3日)・盛岡(1日)・仙台(1日)・名古屋(3日)・大分(3日)・岡山(2日)・下関(3日)・前橋(4日) | 9 |
| 5〜9日早い | 奈良(7日)・東京(5日)・神戸(5日)・宮崎(8日)・長崎(5日) | 5 |
| 10日以上早い | 鹿児島(13日) | 1 |
※2025年の観測日の平年差を幅で分けた(2026年9月30日に集めた)
北海道は帯広と札幌がともに9日遅く、室蘭も7日遅かった。旭川だけは1日早い。関東では宇都宮が8日遅く、水戸と熊谷も7日遅かった。東京は11月23日に紅葉して平年より5日早く、前橋も4日早かった。

長い目で見ると、紅葉日は遅くなる方向に動いている。気象庁の「日本の気候変動2025」によると、1953年以降のかえでの紅葉・黄葉日は10年当たり3.1日程度遅くなっている。同じ期間にさくらの開花日は10年当たり1.2日程度早くなった。
気象庁は、紅葉日が遅くなる傾向と色づく前の平均気温との結び付きが強いとしている。長い期間の気温の上がり方が影響していると考えられている。日本の年平均気温は1898年から2024年まで、100年当たり1.40℃の割合で上がった。
東京や名古屋や大阪のような大都市では、温暖化にヒートアイランドが重なる。そのぶん気温の上がり方は全国の平均より大きい。都市化による気温の上がり方は夏より冬に大きく、日最高気温より日最低気温に表れやすい。街なかの紅葉を見に行くなら、1年ごとの前後に加えてこの長い流れも頭に入れておくとよい。
色づいてから散るまでの目安は室蘭7日から高知21日まで開く
紅葉日と落葉日の平年の目安を同じ地点で比べると、赤い葉を見られる日数が街ごとにわかる。両方の記録がそろう47地点で見ると、いちばん短いのは室蘭の7日で札幌の8日が続く。いちばん長いのは高知の21日で、甲府と松山の19日が続く。
東京は11月28日に赤くなり12月13日に散るのが平年の目安で、その間は15日だ。大阪は12月1日から12月13日までの12日が目安で、福岡は12月1日から12月14日までの13日になる。北海道の街は短く、目安で帯広は9日と旭川は10日だ。
日数の目安を幅で分けると北海道の街は短く、甲府や四国の街は長い。
| 紅葉日から落葉日まで(目安) | 地点(日数) | 地点の数 |
|---|---|---|
| 7〜9日 | 室蘭(7日)・札幌(8日)・帯広(9日)・鹿児島(9日) | 4 |
| 10〜12日 | 旭川(10日)・秋田(10日)・金沢(10日)・青森(10日)・下関(11日)・函館(11日)・和歌山(11日)・富山(11日)・高松(11日)・鳥取(11日)・佐賀(12日)・大阪(12日)・岡山(12日)・盛岡(12日) | 14 |
| 13〜15日 | 京都(13日)・名古屋(13日)・大分(13日)・宇都宮(13日)・彦根(13日)・徳島(13日)・横浜(13日)・熊本(13日)・福岡(13日)・奈良(14日)・宮崎(14日)・山形(14日)・長崎(14日)・仙台(15日)・岐阜(15日)・新潟(15日)・東京(15日)・神戸(15日)・福井(15日)・銚子(15日) | 20 |
| 16〜21日 | 松江(16日)・静岡(16日)・広島(17日)・水戸(17日)・長野(17日)・津(18日)・松山(19日)・甲府(19日)・高知(21日) | 9 |
※紅葉日と落葉日の平年の目安の間の日数(2026年9月30日に集めた)
日数が短い街ほど、行く日を当てるのが難しい。室蘭のように紅葉日から7日で落葉日が来る街では、1週間ずれると葉が落ちたあとになる目安だ。目安で21日続く高知のような街は、日程を少し動かしても間に合いやすい。いちばん多いのは13〜15日の20地点で、東京や京都や名古屋もここに入る。
2025年の落葉日にも年の揺れがある。広島は2025年の落葉日の欄が1月5日となっていて、平年より27日遅かった。高松は12月23日で19日遅く、大阪も12月23日で10日遅かった。反対に鹿児島は12月14日で10日早く、東京も12月4日で9日早かった。
いちょうはかえでより先に色づく街が47地点のうち38地点ある
気象庁はかえでとは別に、いちょうの黄葉日と落葉日も観測している。同じ気象台で両方の平年の目安を比べると、47地点のうち38地点でいちょうの黄葉日がかえでの紅葉日より早い。かえでが先なのは8地点で、函館だけは目安で同じ11月2日になる。
差がいちばん大きいのは鹿児島で、目安でいちょうが11月25日・かえでが12月15日と20日開く。神戸も目安で18日の差があり、いちょうが11月13日でかえでが12月1日だ。
かえでが先に赤くなる8地点は徳島・宇都宮・帯広・札幌・大分・高松・仙台・水戸だ。差が大きいのは徳島の10日と宇都宮の9日で、目安で徳島はかえでが11月28日・いちょうが12月8日になる。
大きな街で並べると多くの街でいちょうが先に黄色くなり、かえでがあとから赤くなる。
| 地点 | いちょう 黄葉日→落葉日(平年の目安) | かえで 紅葉日→落葉日(平年の目安) | 先に色づくほう |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 11月4日→11月11日 | 10月28日→11月5日 | かえでが7日先 |
| 函館 | 11月2日→11月8日 | 11月2日→11月13日 | 同じ日 |
| 仙台 | 11月23日→12月5日 | 11月21日→12月6日 | かえでが2日先 |
| 東京 | 11月23日→12月3日 | 11月28日→12月13日 | いちょうが5日先 |
| 横浜 | 11月30日→12月12日 | 12月14日→12月27日 | いちょうが14日先 |
| 名古屋 | 11月18日→12月3日 | 11月28日→12月11日 | いちょうが10日先 |
| 京都 | 11月24日→12月4日 | 12月5日→12月18日 | いちょうが11日先 |
| 大阪 | 11月22日→12月4日 | 12月1日→12月13日 | いちょうが9日先 |
| 広島 | 11月15日→11月26日 | 11月22日→12月9日 | いちょうが7日先 |
| 福岡 | 11月20日→12月4日 | 12月1日→12月14日 | いちょうが11日先 |
※平年の目安は2025年の観測日から平年差を引いて出した(2026年9月30日に集めた)
東京ではいちょうが11月23日に黄色くなり、12月3日に散るのが平年の目安だ。かえでは11月28日に赤くなり12月13日に散るので、11月の終わりから12月の初めに両方を見られる目安になる。
気を付けたいのは、いちょうが散ってからかえでが赤くなりきる街があることだ。いちょうの落葉日の目安がかえでの紅葉日より前に来る地点は、47地点のうち11地点ある。京都はいちょうの落葉日の目安が12月4日で、かえでの紅葉日の目安の12月5日より前だ。京都で黄色と赤を1回で見たいなら、かえでがまだ色づく途中の11月の終わりに行くことになる。
反対に同じ時期に両方が見やすいのは、いちょうとかえでの差が小さい街だ。函館は両方の目安が11月2日で、長野はいちょうが11月10日でかえでが11月12日と2日しか違わない。
紅葉日と落葉日の平年から出かける日を決める
ここまでの数字から、出かける日を決める順番は次の4つになる。
- 行き先の気象台のかえでの紅葉日と落葉日の平年の目安を表で見る。
- 行く日が紅葉日より前なら、まだ色づく途中の目安と考える。
- 紅葉日と落葉日の間なら赤い葉が多く、落葉日より後なら散ったあとの目安になる。
- 気象庁の表にその年の観測日が出ていれば、平年より何日ずれたかを見て予定を前後させる。

たとえば東京で12月1日に出かけるなら、紅葉日の目安の11月28日と落葉日の目安の12月13日の間に入る。京都で12月1日なら紅葉日の目安の12月5日より前なので、まだ色づく途中の木が多い目安になる。同じ日でも行き先で見え方が変わる。
平年差は1年ごとに大きく振れる。2025年は熊本の紅葉日が13日遅く、鹿児島は13日早かった。平年の目安は出発点にして、行く年の観測日が出たらそちらを優先する。
遠くの街の紅葉を見に飛行機で出かけるなら、航空券の選び方は航空券の比べ方のページで確かめられる。行き先の混む月と空いている月は47都道府県の混雑のページに並べている。紅葉の時期と混む月を重ねて見ると、出かける月を決めやすい。
北海道の山の紅葉へは空港から車かバスと鉄道で向かう
大雪山国立公園の南部にある然別湖は、紅葉狩りを楽しめる森として林野庁が案内している。然別自然休養林は標高がおよそ700〜1,300mで、周りの火山群の山は1,200m前後だ。
林野庁のページは、とかち帯広空港から車で芽室インターを通って約1時間30分・約90kmとしている。新千歳空港と旭川空港からは車でどちらも約2時間40分・約180kmかかる。JR札幌駅からは車で約3時間20分・約220kmだ。
バスと鉄道なら、とかち帯広空港からJR帯広駅までバスで約40分かかる。帯広駅バスターミナルから然別湖畔温泉まではバスで約1時間40分だ。札幌から鉄道で向かう場合はJR帯広駅まで約2時間30分で、JR新得駅までは約2時間10分になる。新得駅前から然別湖畔温泉まではバスで約1時間20分だ。
空港から車で向かうならとかち帯広空港がいちばん近い。
| 区間 | 手段 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| とかち帯広空港→然別湖 | 車(芽室IC経由) | 約1時間30分(約90km) |
| 新千歳空港→然別湖 | 車(十勝清水IC経由) | 約2時間40分(約180km) |
| 旭川空港→然別湖 | 車 | 約2時間40分(約180km) |
| JR札幌駅→然別湖 | 車 | 約3時間20分(約220km) |
| とかち帯広空港→JR帯広駅 | バス | 約40分 |
| 帯広駅バスターミナル→然別湖畔温泉 | バス | 約1時間40分 |
| JR札幌駅→JR帯広駅 | 鉄道 | 約2時間30分 |
| JR札幌駅→JR新得駅 | 鉄道 | 約2時間10分 |
| JR新得駅前→然別湖畔温泉 | バス | 約1時間20分 |
※アクセスの欄をそのまま並べた(2026年9月30日に集めた)
駐車場は150台で無料だ。入園料も無料で、冬のあいだは帯広と新得から然別湖畔温泉へ向かうバスが無料になる。
然別湖と糠平を結ぶ道道85号の鹿追糠平線は、10月下旬から4月下旬まで冬のあいだ通行止めになる。10月の後半に糠平の側へ抜ける道を使うなら、通行止めの時期に気を付ける。
飛行機で北海道へ向かうなら、便と運賃の選び方を航空券の比べ方で先に見ておける。大雪山の紅葉は9月で、帯広と旭川の街のかえでは平年の目安で10月20日と10月23日に赤くなる。山と街で時期がひと月ほど離れる目安なので、どちらを見たいかで旅の月を決める。
大雪高原温泉の沼めぐりは入山前にレクチャーを受ける
大雪高原温泉の沼めぐり登山コースは、大雪山の高根ヶ原の東斜面のふもとにある沼や池をめぐる林の中の道だ。ヒグマの生息地を通るので、環境省が利用のルールを決めている。入山は6月下旬から10月上旬までで、年によって少し変わる。
現地でやることは次の順番になる。
- ヒグマ情報センターの建物に入り、入林簿を書く。
- センターの中で最新のヒグマの観察状況と利用のルールのレクチャーを受ける。
- 朝7時からの入山を待つ。監視員が巡視して歩道にヒグマがいないのを確かめてから入れる。
- 火は使わない。食事は緑沼と大学沼と高原沼だけでとり、飲み物はどこでも飲める。
- 15時までにコースを出る。高原沼では13時から、緑沼では14時から下山する。

装備は登山靴と長袖と長ズボンで、山を登る格好で行く。雨のあとや秋はコースがぬかるむので、スパッツや長靴があると歩きやすい。クマよけの鈴を持ち、クマスプレーもあるとさらに安心だと環境省は書いている。コースの中にトイレは無いので、携帯トイレを持っていく。使ったあとはヒグマ情報センター前の回収ボックスに捨てる。
ヒグマ情報センターには電話などの通信手段が無い。問い合わせは環境省の大雪山国立公園管理事務所や上川町などの関係機関へする。紅葉の時期のマイカー規制は上川町の産業経済課が受け持っている。2023年も紅葉の時期に銀泉台と高原温泉でマイカー規制が行われた。
飛行機で北海道へ向かう人は、スプレー缶や電池を機内や預け荷物に入れてよいかを持ち込み早見表で品目ごとに調べられる。山の道具は出発の前に確かめておくと、空港であわてずに済む。
天気と気温で紅葉の進みと山道の通行が変わる
紅葉の進み方は夏から秋の気温で変わる。北海道環境局によると、2023年は夏の気温が高く残暑も9月中旬まで続いた。そのため大雪山の紅葉の色付きが1〜2週間ほど遅れた。それでも赤岳と高原温泉は、色付き始めは遅かったものの例年と比べても素晴らしい紅葉だったと振り返っている。
同じ年の旭岳の初冠雪は10月4日で、平均より9日ほど遅く前の年より1日早かった。10月の大雪山はもう冬に向かう時期で、主な林道のほとんどが10月中に閉鎖されると北海道環境局は注意を呼びかけている。山の紅葉は9月をねらい、10月に入ったら道が開いているかを先に確かめる。
見え方も天気で変わる。環境省のレンジャーは、雲の無い晴れた日だけでなく雲の切れ間から光が斜面を照らす日も見ていて飽きないと書いている。霧の中の紅葉や雪が降ったあとの紅葉も幻想的だとしている。
山の気温は街よりずっと低い。林野庁によると然別湖の周りは冬にマイナス30℃以下になり、夏でも5℃近くまで下がることがある。秋に山の紅葉を見に行くなら、街の服装に上着を1枚足していく。
街の紅葉も年ごとの気温で前後する。2025年は50地点のうち30地点で紅葉日が平年より遅かった。平年の目安に数日の余裕を足して予定を組むと外しにくい。
紅葉の見頃でよく聞かれる8つの質問に答える
Q. 紅葉の見頃はいつから始まりますか?
A. 気象台のかえでの紅葉日は平年の目安で帯広の10月20日がいちばん早い。いちばん遅いのは目安で鹿児島の12月15日で、街の紅葉は10月中旬から12月中旬にかけて北から南へ進む。
Q. 東京の紅葉はいつ見られますか?
A. 東京の気象台のかえでは紅葉日の平年が目安で11月28日だ。落葉日の平年は12月13日で、この間の15日ほどが街なかで紅葉を見られる期間の目安になる。2025年の紅葉日は11月23日だった。
Q. 京都の紅葉はいつ見られますか?
A. 京都の気象台のかえでは紅葉日の平年が目安で12月5日だ。落葉日の平年の目安は12月18日で、2025年の紅葉日は12月10日と平年より5日遅かった。名所の時期は場所の標高や木で前後する。
Q. 北海道の紅葉はいつ見られますか?
A. 街のかえでの紅葉日は平年の目安で帯広が10月20日、札幌が10月28日だ。山は早く、大雪山の沼めぐりコースは9月の紅葉を見どころにしている。2023年の赤岳は9月8日ごろから色づき始めた。
Q. 紅葉はいつまで見られますか?
A. 気象庁の落葉日を目安にするとよい。落葉日の平年は目安で東京が12月13日、札幌が11月5日だ。紅葉日から落葉日までは室蘭の7日から高知の21日まで開きがある。
Q. 紅葉が遅れるのはなぜですか?
A. 気象庁は1953年以降のかえでの紅葉・黄葉日が10年当たり3.1日程度遅くなっているとしている。色づく前の平均気温との結び付きが強く、長い期間の気温の上昇が影響していると考えられている。
Q. いちょうとかえではどちらが先に色づきますか?
A. 2025年に両方の記録がある47地点のうち38地点で、いちょうの黄葉日の平年がかえでの紅葉日より早い。東京は目安でいちょうが11月23日・かえでが11月28日で、いちょうが5日先だ。
Q. 2025年の紅葉は遅かったのですか?
A. 遅かった地点が多い。気象台50地点のうち30地点が平年より遅く、早かったのは15地点で同じ日は5地点だった。遅れがいちばん大きかったのは熊本の13日だ。
まとめ:紅葉の見頃は街の平年と山の早さを分けて考える
街の紅葉は平年の目安で帯広の10月20日から鹿児島の12月15日へ進む。50地点のうち20地点は11月下旬に紅葉日の平年の目安が来る。色づいてから散るまでの目安は室蘭の7日から高知の21日までで、東京は15日だ。
2025年は30地点で紅葉日が平年より遅かった。長い目で見てもかえでの紅葉・黄葉日は10年当たり3.1日程度遅くなっている。山の紅葉は街より早く、大雪山は9月に色づく。
行き先の気象台の紅葉日と落葉日を表で確かめ、その年の観測日が出たら予定を合わせる。ほかの季節の出かけ方は季節・イベントの記事一覧から探せる。
この記事の出典
気象庁と環境省など9件のページを開いて書いています。数字と規定はここから取りました。
出典を開く閉じる
- 1気象庁気象庁「かえでの紅葉日」
- 2気象庁気象庁「日本の気候変動2025」第4章 気温
- 3気象庁気象庁「かえでの落葉日」
- 4環境省環境省「大雪高原温泉沼めぐり登山コース」
- 5環境省北海道環境局環境省北海道環境局「2023年の紅葉と初冠雪」
- 6気象庁気象庁「いちょうの黄葉日」
- 7気象庁気象庁「生物季節観測の情報」
- 8気象庁気象庁「いちょうの落葉日」
- 9農林水産省林野庁「然別自然休養林」
最終確認 2026年10月1日
